RTされたら書こう!のやつまとめ

深夜テンションで書き上げました。一番下に解説載せてます!
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さんれんぷ @hatibusibu_onpu

①彼女に向けて少女は言った。「信じて欲しい」『そんなこと・・・ありえな「嘘はついていない」『じゃぁどうして?彼は、彼は・・・』 →②へ

2012-05-25 23:40:34
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ②彼は妖怪だった。本来ならば、人間は捕食対象。『誓っていおう』彼は、少女が彼女に信じることを要求する少し前にそう言った。『彼女には手は出さない』彼は人間を、彼女を愛してしまったのだ。「・・・信じられるとでも?」少女は冷たく言い放った。 →③へ

2012-05-25 23:42:43
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ③『彼女のためなら、飢え死んでもかまわない』「…それは彼女が幸せになれる方法なんでしょうか?」『・・・』「彼女には、デメリットがありすぎます。妖怪と一生過ごすことになれば、親族にさえも弾かれる存在なってしまいます。」 →④

2012-05-25 23:54:13
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ④『・・・それはそうだ、しかし・・・』「分かっています。」凛とした声で男の言葉を遮る。「感情が高ぶり、彼女を喰ってしまう・・・。だから・・・。」少女は少しうつむき、そして再び男をまっすぐ見つめた。 →⑤

2012-05-26 00:03:48
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑤「ですからせめて、逃げてください。二人で、だれもいないところに…。」『・・・!』「ここから東の方にあるお社様の周辺なら、おそらく誰も近寄らないでしょう。」『…ありがとう』少女がうなずくと、男は踵を返し、彼女が待つ家に走っていった。 →⑥

2012-05-26 00:12:34
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑥(…はぁ…うまくいくといいなぁ…)完璧な計画とはいえなかったが、言わないよりはマシだろう。少女はそんなことを考えていた。(まぁ、あの人悪い人には見えなかったし、大丈夫かな。駆け落ちに見せかけて、山奥で食べちゃうって人も居るからね…) →⑦

2012-05-26 00:26:20
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑦数日後、他の子達(幽霊 他)から話を聞いた。彼らは言った通り、東のほうに行ったそうだ。『よかったねちいちゃん♪』『ねっ☆』「・・・そうですね」普段は他人の事情には無関心な彼女だが、この時ばかりはほっとした。(…どうか、幸せに。) →⑧

2012-05-26 00:35:07
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑧ジャリッ…誰かの、人の足音。(…?普段ここには誰も来ないはず)「…どなたですか?」『・・・』そこには、彼と一緒に駆け落ちしたはずの、「彼女」が立っていた。 →⑨

2012-05-26 00:39:52
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑨「…どうしてあなたがここに?」『…あなたが…彼の…?』見ると彼女は傷だらけで、そのせいか服には血の様なものがついている。顔はうつむいているため、良く見えない。『あなたが…いなければ…!』彼女は持っていた袋から包丁のようなものを取り出した。 →⑩

2012-05-26 00:53:21
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑩「!?」そして、彼女は腕を振り上げ襲い掛かってきた!しかし次の瞬間『あわわ!ちぃちゃんがぴんち!』『たすけなきゃぁ!』幽霊達が彼女に巻きつき、包丁を払い、動きを止めた。『な…!?はなしてっっ!!』磁場が強いので、彼女にも見えるらしい。 →⑪

2012-05-26 01:01:20
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑪『このっ…!あなたさえいなければ私達は幸せになれたのに!!』「どうゆうこと…ですか?」『とぼけないで!彼に色目使ったくせに!!』「…なんのご冗談ですか?」『私見たのよ!彼とあなたが会ってるとこ!!』(…あぁ、そうゆうことか) →⑫

2012-05-26 01:17:42
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑫カラリと落ちた刃物には、人より少し青っぽい色の血。『あなたさえいなければ…!!』「…ごめんなさい。」『認めたわね!!死ねばい「でも、あなたの言ってることは違いますよ。」『…そんなことありえないわ!』「…少しだけ、話を聞いてもらえますか?」 →⑬

2012-05-26 01:26:46
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑬…そして少女は全てを話した。「信じて欲しい」『そんなこと・・・ありえな「嘘はついていない」『じゃぁどうして?彼は、彼は・・・何も言わなかったのよ?ただ、「一緒に行こう」と言っただけで…!』ひざから崩れ落ち、彼女は泣き出した。 →⑭

2012-05-26 01:45:42
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑭「きっと、彼は何も言わないでもわかると思っていたんでしょうね・・・」彼女はただただ泣きじゃくる。(はぁ…男の人ってわかんないな…)空を見上げ、彼女はもういない彼に向け、つぶやく。「あなたは幸せになれると思ったのに。」 →⑮

2012-05-26 01:55:33
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑮しばらくして、彼女は泣き止んだ。『…警察、行ったほうがいいですか?』「いえ、彼らは認められていない生き物ですから。」『そうですか…』この後しなければならないことを説明し終わると、ありがとうございましたと言い彼女は去っていった。 →⑯

2012-05-26 02:00:08
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

@hatibusibu_onpu ⑯あれから数ヶ月。彼女が今何をしているかは、少女には分からない。だが、彼の名前が書かれた札が立ててあるこの場所の花が絶えたことが無いのは知っている。(相思相愛か…何処で間違えたんだろう。)一つため息をつき、少女は背中を向けその場所を後にした。 完

2012-05-26 02:10:23
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

【さっきの話の説明】ちぃ「駆け落ちしろよ」男「よっしゃ!」 女「なにあれだれよ・・・ギリッ」  男「いっしょいうこうぜ!」女「は?」  男「もうすぐお社・・・」女「てかこないだの女だれよ!しね!」グサッ 男「\(^q^)/」  女「しね!」ちぃ「話し聞けよ」  ちぃ「墓…」

2012-05-26 02:20:01
さんれんぷ @hatibusibu_onpu

【さっきの話の説明】ちぃ「駆け落ちしろよ」男「よっしゃ!」 女「なにあれだれよ・・・ギリッ」  男「いっしょいうこうぜ!」女「は?」  男「もうすぐお社・・・」女「てかこないだの女だれよ!しね!」グサッ 男「\(^q^)/」  女「しね!」ちぃ「話し聞けよ」  ちぃ「墓…」

2012-05-26 02:20:01