2012/5/25の重要事件判決メモ 名張と首都圏建設アスベスト中心
名張決定要旨を入手。憶測に基づいて毒物鑑定を評価し,自白が信用できるとする。つまり自白をまともに裏付けられるものはないが,とにかく自白したんだから死んでくれというもの。証拠評価の体をなしていない。ひどすぎる決定だ。
2012-05-25 12:42:00確定判決墨守という結論を決めるとそういうスタイルにしかならないのでしょう @tsukasavi6 新証拠にかなり高い証明力を求めていますね。二段解説を前提としても、まったく不当です。孤立評価説だといわれても仕方ない判断
2012-05-25 13:29:30名張決定。自白と毒物鑑定の関係を曖昧にして弁護人の主張を肩透かしに。裁判所がよくやる手だ。弁護団がそれを封じる手当てをしていて、決定はさすがに応対しているが、しどろもどろ。斥けきれていないことは書いた本人たちが一番分かっているだろう。
2012-05-25 13:55:16民事は判決をとりつつ手続外で柔軟な解決をすることもあるが、刑事はそうはいかない。裁判でしか是正できない。裁判所自ら是正しないなら、第三者機関という話にもなる。
2012-05-25 13:59:36白鳥財田川は引用せず、まるで事実認定問題だけのような顔をしているのも問題です。 RT @midorid 再審請求人は、単に確定判決の認定の「疑わしさ」を生じさせる新証拠を出すのでは足りない、と。確定判決で認定された、有罪を支える重要な事実が「あり得ない」といえるような新証拠を
2012-05-25 14:06:18それでも僕たちは裁判闘争という手段を放棄しない。ともかくも強い者と弱い者が同じ土俵にたち、前者を追及できるのだ。そのプロセスも重要。結果はもちろん重要。
2012-05-25 14:20:13建設アスベスト判決読みだん。なんだ、あの因果関係論、疫学論。科学的にわずかな疑点があっても因果関係否定ということか。法的因果関係は、現実の被害を前に救済・放置の価値判断をするものだ。
2012-05-25 16:26:22横浜地裁の考えに従えば、科学が進歩していろんなことが分かり以前のデータは次々陳腐化するので、永久に救済できなくなる。疫学は、そもそも予防医学だぞ。その知見をこんな風に使うな。
2012-05-25 16:29:52生活体験、生産活動に根差した「常識」を突きつけることが大衆的裁判闘争の真髄ですね。単なる動員とは質が違う。 RT @ne630 シュルシュルという導火線を見たという警官のウソを見抜いたのは炭鉱労働者。
2012-05-25 16:46:38横浜地裁判決のような疫学論を採ると、健康被害はずっと放置される。結論先にありきの判断だろうが、これを許さないために疫学の基礎を裁判所に叩き込まないといけないな。
2012-05-25 16:52:41名張、建設アスベスト、イレッサ、こんにゃくゼリー、生保、いずれも生命を軽視していることだ。重大刑事事件で重罰化を喧伝するのとは、すんごいアンバランス。
2012-05-25 17:59:14疫学や病理診断が発達すると、統計処理は厳密になる。その分、分類は細分化され、統計的検出力は低下する。勢い、限られたサンプル、限られたカテゴリーで信頼度の高いポジティブデータは得にくくなる。でも、予防原則があるから、対策はとる。
2012-05-25 18:03:57正しい科学の使い方。目の前の事実には謙虚に。分かるものと分からないものを分ける。分からないことは、様々な可能性があることを考えて、下手な憶測は控える。憶測の結果、人が死ぬようなことは避ける。だよ。名古屋高裁に横浜地裁。
2012-05-25 18:16:29司法の状況は絶望的だが、司法に絶望はしない。国会にも政治にも。正しい戦い方をしても局地戦では負けることがあるが、戦い続ける限り「不可逆点」は必ず前進する。時間は帰ってこないが。
2012-05-25 18:20:39今日の名張決定を見て、改めて証拠構造論の重要性を感じた。裁判例の説明としては難があるが、再審請求手続での弾劾対象を明確にする理論は意識的に展開しないと。少なくとも検察庁は意識的に限定的再評価説を展開している。
2012-05-25 18:32:36