memo: 竹田圭吾氏による核燃料サイクル・再処理“国際化”、高レベル廃棄物

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竹田圭吾 @KeigoTakeda

馬淵さんの原子力バックエンド問題勉強会が民主党政調の「原子力バックエンド・環境・エネルギー経済研究会」に「発展解消」したようだが、勉強会が2月に出した第一次提言がサイト http://t.co/jxxjpU90 からすでに落とされている。なんだかなあ…

2012-05-23 21:48:54
竹田圭吾 @KeigoTakeda

【訂正】馬淵さんのブログ http://t.co/9p0Z3rna によれば、提言を「受けて」政調に「使用済み核燃料等に関する検討小委員会」が設置されたので、議連の勉強会を「原子力バックエンド・環境・エネルギー経済研究会」に改組したと。でも勉強会のHPで説明しないのは不親切では。

2012-05-23 21:54:29
竹田圭吾 @KeigoTakeda

原子力バックエンド=使用済み核燃料を含む放射性廃棄物をエネルギーと環境の問題と切り離して検討するから意味があったと思うんだけどな。イシューとしてパッケージングするのは当たり前の話で、そこから新しい発想が出てくるとは期待できないのではないか。

2012-05-23 22:41:10
竹田圭吾 @KeigoTakeda

勉強会のサイトの提言のPDFが「Not Found」で出てこないのですが技術的問題でしょうか。RT @mabuchi_sumio 「提言」に載ってますよ。落とすわけないです。RT @sidvicious_noel RT 馬淵さんの原子力バックエンド勉強会が2月に出した第一次提言

2012-05-24 13:45:18
切り取り線 @kiri_tori

✄------------ 5/25(金) -----------✄

2012-05-25 00:00:00
竹田圭吾 @KeigoTakeda

再処理工場と六ヶ所村の取材だん

2012-05-25 17:20:47
竹田圭吾 @KeigoTakeda

青森の地酒「亀吉」と「豊杯」で酩酊なう

2012-05-25 22:56:43
切り取り線 @kiri_tori

✄------------ 5/26(土) -----------✄

2012-05-26 00:00:00
竹田圭吾 @KeigoTakeda

今朝の東奥日報。昨日の細野担当相の検討会の中間報告についての記事。全国紙は脱原発依存をメインに報じていたが、東北電と東電の東通原発、建設中の大間原発の他に六ヶ所村の再処理工場やむつの貯蔵施設を抱える青森の地元紙は核燃料サイクルを1面に。 http://t.co/QXN2WjbJ

2012-05-26 18:39:48
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竹田圭吾 @KeigoTakeda

核燃料サイクルの「国際化」というのは、他国の使用済み核燃料をもらって再処理して送り返し、その手間賃をもらうビジネスにすること。細野報告には国際貢献みたいなもっともらしい説明がつけてあるが、要するに破綻同然の日本の核燃料サイクル事業の延命、縮小清算処理策として出てきた案だと思う。

2012-05-26 18:49:15
竹田圭吾 @KeigoTakeda

核燃料サイクルは破綻してるという前提に立てば再処理ビジネスの海外展開というのは当然浮かぶ発想で、僕も昨日六ヶ所で原燃関係者などに同じ質問をした。原燃としては「考えていないし、日本が特例的に濃縮や再処理を認められている状況からすると難しいのではないか」とのことだった。

2012-05-26 18:58:51
竹田圭吾 @KeigoTakeda

飲み会だん。モロボシダン

2012-05-26 22:49:03
切り取り線 @kiri_tori

✄------------ 5/27(日) -----------✄

2012-05-27 00:00:00
竹田圭吾 @KeigoTakeda

核燃料サイクル「国際化」の続き。今後40年間で原発が50基前後になる中国はすでに自前の再処理工場建設に動き出しているが、欧州の中小国や東南アジアなど数基しか持つ計画のない国々は採算がとれないので、日本の再処理請負ビジネスは成立する。

2012-05-27 08:53:02
竹田圭吾 @KeigoTakeda

核燃料サイクルの「国際化」は、プルトニウム拡散防止の観点から提唱された「国際原子力パートナーシップ」の主旨に沿うので、理解を得やすいかもしれない。しかし米英仏が諦め、日本でも「数兆円をどぶに捨てる」再処理事業や先進炉計画そのものが空論で経済合理性の面で破綻しているとの見方も強い。

2012-05-27 09:00:21
竹田圭吾 @KeigoTakeda

あと、使用済み核燃料と放射性廃棄物の話。廃棄物は高レベル(濃度)と、地表近くにドラム缶ごとコンクリ詰めればいい低レベルに分かれるが、実は比較的濃度の高い低レベルというのがあり、「余裕深度処分対象の低レベル廃棄物」という名前がついてる。「ちょっと深めに埋めないとまずい」という意味。

2012-05-27 09:29:41
竹田圭吾 @KeigoTakeda

六ヶ所の施設で原燃の関係者になぜ「中レベル」と呼ばないのかと質問すると、「国の定義が高と低しかないからです」と答える人と、「フランスではABCと分けてるんですけどね」と答える人がいる。不都合なことはなるべく説明しようとしない人と、事実は事実として説明しようとする人が混在している。

2012-05-27 09:36:08
竹田圭吾 @KeigoTakeda

で、その「中レベル」廃棄物の貯蔵処分の実験坑道も見てきた。地下100メートルほどに十数メートル径のトンネルがあり、数百年埋めておくための試験調査を行っている。高レベルの地層処分は数万年以上、低レベルは300年とされる。「江戸時代から現在までくらいですね」と言ったら苦笑された。

2012-05-27 09:45:05
竹田圭吾 @KeigoTakeda

ちなみに「核のゴミ」と呼ばれる高レベル廃棄物の処分実験は、北海道の幌延町と岐阜県の瑞浪市で行われている。幌延では以前から「そのまま処分場になってしまうのでは」という警戒があり、先月も道新が1面トップで「処分場誘致の動き 商工業者ら期成会準備」と報じた。

2012-05-27 09:55:39
竹田圭吾 @KeigoTakeda

核燃料再処理のほうが「着手から20年間と設備費2兆円かけてまだ稼働しておらず事業継続にあと十数兆円かかる」という、民間ならとっくに墓場送りのプロジェクト化してるのに対し、廃棄物や使用済み燃料の貯蔵処分に関する研究検証はことほど左様に着々と進んでいるように見える。

2012-05-27 10:03:47
竹田圭吾 @KeigoTakeda

原燃のスタンスは「使用済み燃料を預かっているのはあくまで再処理のため。最終処分をどうするかはニューモさん(=原子力発電環境整備機構、使用済み燃料と高レベル廃棄物の最終処分を専門事業とする独法)の仕事」。

2012-05-27 10:10:27