福島香織さんの北京経済ジャーナル 勝手にまとめ
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さっき北京の某名門大学の先生と、今の罷工潮(ストライキブーム)が、いわゆる日本の1970年みたいな状況に突入していくか、というテーマで議論したら、先生の意見は、あり得ない、と。理由ききたい?
2010-06-23 14:05:48もちろん! RT @kaokaokaokao さっき北京の某名門大学の先生と、今の罷工潮(ストライキブーム)が、いわゆる日本の1970年みたいな状況に突入していくか、というテーマで議論したら、先生の意見は、あり得ない、と。理由ききたい?
2010-06-23 14:07:28ききたい。イデオロギーがないからとかRT @kaokaokaokao: さっき北京の某名門大学の先生と、今の罷工潮(ストライキブーム)が、いわゆる日本の1970年みたいな状況に突入していくか、というテーマで議論したら、先生の意見は、あり得ない、と。理由ききたい?
2010-06-23 14:13:44先生いわく。中国では制度として認めていないことが、現実には頻発している、という矛盾が多い。たとえば、ストライキは中国の制度としてはないことになっているが、頻発している。制度として民主化はないが、インターネットをのぞけば民主化運動 は存在する。
2010-06-23 14:10:18制度と現実が違うとき、制度を現実に合わすかどうか。制度を合わす、ということは政治制度改革、つまり一党独裁放棄につながる。これは絶対に認められない。そのほかは、容認(見て見ぬふりをする)と現実を力づくで抑える。しかし、この二つとも、さらなる反発を呼ぶ。
2010-06-23 14:13:51任期がのこり二年の胡錦濤政権の方針は、安定、すなわちなにごともなく政権交代をすること。そこで、現政権の選択肢は一つしかない、という。つまり金で解決。ストライキも立ち退きも、民主化運動も金にものを言わせて、お引き取り願う、という。
2010-06-23 14:19:17今の中国は、とりあえず金(経済成長)がある。金があるかぎり、金で解決する方法でいく、という理屈です。だからこの1カ月に14省・区に最低賃金を2割アップした。逆にいうと、中国の経済成長が頭うちになったときが体制の変化(崩壊)につながる。これって、政府系の学者先生のいっていることだ。
2010-06-23 14:27:23まるで現状にいたった日本社会の分析を聞く思いです。RT @kaokaokaokao: 今の中国は、とりあえず金(経済成長)がある。金があるかぎり、金で解決する方法でいく、という理屈です。~~ 逆にいうと、中国の経済成長が頭うちになったときが体制の変化(崩壊)につながる。
2010-06-23 16:53:44@kaokaokaokao やはり、自民党政権下の日本と似ていますね。自民党も補助金や公共事業というお金で日本を統治していた。情報のコントロールも、記者クラブを官房機密費でコントロールしていた自民党と、似ている、似ている。
2010-06-23 15:37:19@natsurokuboi その政府系の学者先生に、自民党政権と民主党政権とどちらが中国としてはやりやすいですか?ときくと、自民党政権にきまっているじゃないか、といっていましたよ。なぜなら中国政府は自民党政権を研究つくして、対策の仕方を十分に知っている。
2010-06-23 15:50:09中国共産党は、自民党をお手本にしているところも多いんです。派閥政治なんて、よいお手本。民主党政権になってこまったなあ、と思う人多かったそうですよ。民主党政権なら小沢さんに首相になってほしかったと。小沢ささんは自民出身だから自民党のやり方でいくだろうから、対応しやすそうと。
2010-06-23 15:52:06その学者先生は日本にも留学して、相当の日本通なのだけれど、菅さんの評価が意外に高いのに、ちょっと驚き。菅さんは実務派と研究者の間では評価されているらしい。あたしゃ機会主義者でパーフォーマーで権力志向だとみてたんですけど。
2010-06-23 15:57:4498年当時、日米同盟が中国にとってマイナスでないという主張をしたのは、日中関係専門家の中でさきほどの先生だけだったんですって。でも今の日中関係専門家の間では、日米同盟の役割に対する評価は高い。軍部も、台湾情勢が安定したことを受けて、日米同盟の批判をいう声はほとんどなくなったとか。
2010-06-23 16:19:02それより、民主党政権のいっていた日米中の正三角形の関係という方に警戒感があるそうです。いわく「二等辺三角形から正三角形にうごかしたときにできるひずみや矛盾に対応する余裕がない」。ほかに労力さきたいところ中国にはいっぱいあるようです。
2010-06-23 16:24:01別のエコノミストの先生に聞いたところでは、今回のストはストライキ・ブローカーがかなり動いたそうだ。ストライキ・ブローカーというのは、ストライキの起こし方みたいなのを指南して焚きつけてサポートして、賃上げに成功した従業員からキックバックもらう人たち。
2010-06-23 14:31:41立ち退きブローカー、とかもいるそうだ。立ち退き住民のかわりに、抗議活動やったりして、立ち退き料の上乗せを獲得したら、何パーセントキックバックとか。それって、プロ市民運動家のこと?とか思ったけれど、ようするに庶民側も政府としての対策が金を払う以外にないことをしっている。
2010-06-23 14:34:27ストライキをする側(焚きつける側含め)も政府側も、大ストライキブームに広がっちゃうと双方が傷つくことをしっているから、加減というか寸止めになるよう調節しようと努力する。だから制度も改革しないし、日本のように労使裁判もおきないし、全土を覆うような労使闘争にもならない(ようにする)
2010-06-23 14:40:46全土に労使闘争が広がらないもう一つの理由は、労働者のレベルに格差がありすぎる。今回外資系にストが集中したのは、外資系企業の労働者のレベルが高いことが一因。権利意識、思想、連帯の仕方、ネットの使い方、そういうものは、高い知性が要求される。
2010-06-23 14:44:05中国民営企業の工場は、外資系企業と比べられないくらいの労働条件の悪さだが、抵抗すれば殴るなどの暴力もあり、はなっから、労働者の権利を認める余地もない。それに抵抗することを考える思考や教育すらないれレベルの人たちがいる、と。その人たちにストライキは広がらない。
2010-06-23 14:46:43先生いわく。ただし外資系企業の中でも日系企業は今後もストがおこりやすい。日系企業を攻撃すると世論の支持をえるし、政府は対日重視外交なので、すばやく反応してくれる。日系企業は労働者の権利保護意識が高く、要求を聞く耳をもってくれる。(台湾系企業では自殺で抗議するしかないけど)
2010-06-23 14:53:48先生は中国民営中小企業にストライキブームは広がらない、とみているけれど、政府がそのことを恐れているのは間違いない。だから、ものすごく今対策を考えている。日系のアナリストいわく、今月はなんども中国政府側から日本の労使関係史に関する問い合わせや対応策への意見が求められたと。
2010-06-23 14:59:06