妄想読書#5 カラマーゾフの兄弟

2010年1月12日、大阪・文化農場で開催した「カラマーゾフの兄弟」読書会の記録です。
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佐藤千晴 @ashiyanne

アリョーシャ。濃厚なポタージュみたいな登場人物ばかりの中、唯一のコンソメ的存在。だから狂言回し役回りが可能。(H) #moso5

2010-01-12 20:25:33
佐藤千晴 @ashiyanne

アリョーシャは革命家になるというのがドストエフスキーの「第2の小説」の構想だったらしい。(M) #moso5

2010-01-12 20:26:49
佐藤千晴 @ashiyanne

子どもたちの場面にこんなに字数が費やされるのが不思議だった。「第2の小説」への伏線なのか。(H) #moso5

2010-01-12 20:32:54
佐藤千晴 @ashiyanne

「父殺し」の読み解き方が分からないなあ。(H) #moso5

2010-01-12 20:44:05
佐藤千晴 @ashiyanne

長男ミーチャと父、次男イワンと父、スメルジャコフと、実は父親だろうと推測されるフォードル。それぞれの「父殺し」があるのかな。(C) #moso5

2010-01-12 20:46:25
佐藤千晴 @ashiyanne

アリョーシャは「第2の小説」で革命という大きな「父殺し」をするんだろうか。(I) #moso5

2010-01-12 20:48:46
佐藤千晴 @ashiyanne

登場人物がおしなべて感情過多。徳に女性たちのあのヒステリーは……。時代の産物なの?(H) #moso5

2010-01-12 20:54:01
佐藤千晴 @ashiyanne

2巻でイワンがこんなこと言ってます。「神がおんなをいとおしんで贈りとどけたのがヒステリーなんだ」(C) #moso5

2010-01-12 21:00:37
佐藤千晴 @ashiyanne

ドストエフスキーは「ロシア的」「カラマーゾフ的」を自嘲していたのか、それとも失われゆくものとして愛惜しているのか。自嘲しつつ「血なんだ」と思っているような気がする。(I) #moso5

2010-01-12 21:03:58
佐藤千晴 @ashiyanne

亀山さんの訳は、現代人にひびくところにエッジをかけている感。(C) #moso5

2010-01-12 21:10:28
佐藤千晴 @ashiyanne

ゾシマ長老の腐臭。アイロニカルで面白かった。(H) #moso5

2010-01-12 21:11:32
佐藤千晴 @ashiyanne

絶対なるものは何もない、というのが通底する大きなテーマだと思って読んだ。(H) #moso5

2010-01-12 21:12:11
佐藤千晴 @ashiyanne

それでも人間は神をつくる。生きていく以上、つくらざるを得ない。(I) #moso5

2010-01-12 21:13:01
佐藤千晴 @ashiyanne

キリスト教が生活に根ざしている。すごい拘束力。宗教のこのパワー、日本人と宗教の付き合い方にはちょっとない。(H) #moso5

2010-01-12 21:29:52
佐藤千晴 @ashiyanne

日本人の宗教観にはプラグマティックなところがある。たとえば伏見稲荷。すごいビジネスコンテンツ。外国人には日本人の宗教観とい生活感が分かるから行け、と薦める。(H) #moso5

2010-01-12 21:37:48
佐藤千晴 @ashiyanne

大神神社はカーチャで、伏見稲荷はグルーシェニカみたいな存在?(I) #moso5

2010-01-12 21:40:27
佐藤千晴 @ashiyanne

では締めくくり。ロシア的。父殺し。 善悪など2項対立。 宗教。 ヒステリー。19世紀後半と現在の共通項と相違も含め、面白いテキストでした。ドストエフスキーの物語構造、さすが! このブレのなさが2年間の雑誌連載だったとは!(H) #moso5

2010-01-12 22:18:39
佐藤千晴 @ashiyanne

長い時間、TLを占領して失礼しました。カラマーゾフ、読むのは大変ですが、面白いですよ! #moso5

2010-01-12 22:20:07