魔法少女は絶望によって魔女化する、つまりさやかが救えないとわかった時点で杏子も魔女化していただろうと考えられる。結界からさやかの躯を救い出したところで杏子の運命は決定していたのか。
2012-05-31 23:54:436話と7話の間で杏子にどのような心境の変化が起こったのかを推察したところ、事実をありのままに受け入れ、その上で振る舞いを考えるという開き直りが発揮された結果であるという仮説を提唱するに至った
2012-06-01 00:02:26杏子は一度家族の無理心中からの生還(精神的な意味で。魔法少女の場合精神の死=魔女化でもある)を果たしていて、以後現状を受け入れた上で諦観の念を抱きつつ自己の欲求に素直に行動していた。その経緯があればこそ、自身の魂を知らされたときも同様に諦観と許容ができたのだろう
2012-06-01 00:17:05例の一件は譲れないもののために戦っていたはずの自分とさやかが結局根本的なところで同類だということに気付かされてしまった出来事でした、と 5・6話の杏子の行動原理はかなりの部分が苛立ちの感情であると考えると冷や水を浴びせられたら対立する気が失せるのもわからなくはない
2012-06-01 00:30:34で、その苛立ちの感情がどこから出てきたかというと「正義の味方に憧れてた」頃の自分をさやかに見出だしたからであり、つまりそれは自身への苛立ちを転化したものであり。何故苛立ってるかってそれは諦観によって封じていたつもりだった自身の魔法少女への動機を見せつけられたから。
2012-06-01 00:38:11結局達観した姿は絶望を免れるために付けた強がりの仮面であり、またの名を逃避であり。同様の達観を拒絶して戦うことを選んださやかに対しては甘さが生まれた。なんだかんだで杏子はさやかの強さが羨ましく、そしてだからこそさやかのことが気にかかったのだろう
2012-06-01 00:51:04そんなさやかの魂が砕かれ、魔女化したという事実は実際目にしてなお受け入れがたい事実であり、しかしまだそれを事実として許容すれば生き延びる道はあったろう。だけどさやかに対する思い入れがそれを許さなかった。そして許容を放棄した瞬間、杏子の運命は決定した。
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