#赤ぴー 馴れ初め話

理亜(ぴー) @teni_arj

ぴーさんが赤也を知ったのは、赤也が真田たちに果たし状を渡した日。眠たくて寝ようとしてたら、元気な男の子が教室に我が物顔で入って来たのがきっかけである。「先輩相手によくするなー」と軽い気持ちだった。その傲慢さが気になって試合を見に行くぴーさんであった。 赤ぴー馴れ初め① #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

テニスの試合を見て、危険なプレイだけど芯があって真っ直ぐな赤也にすぐ惹かれた。特にテニス部員と仲良い訳でもないぴーさんは、試合を見に行くだけしか接点が無かった。「見てるだけで幸せ」それが積極性が無い自分を言い聞かせる最大の言葉だった。 赤ぴー馴れ初め② #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

特に関係が深まる訳でも無く、見ているだけの微妙な距離感を保ったまま三年生になってしまった。そこで転機が訪れる。仁王、丸井と同じクラスになる。「同じクラスになっても仲良くなれないだろうな…」と、悲観的に考えるも丸井のあの人懐っこい性格によって仲良くなる。 赤ぴー馴れ初め③ #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

丸井と仲良くなったぴーさん。分かりやすい性格のぴーさんは会話の中で“赤也”と名前が出る度に反応してしまう。他人に興味ない丸井は気にしないが近くにいた仁王にバレる「お前さん分かりやす過ぎじゃ」それから赤也と名前を必要以上に出す仁王に薄々丸井も気付いてく。 赤ぴー馴れ初め④ #赤ぴー

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ある日赤也が丸井を教室まで訪ねて来たとき、仁王がニヤリと笑う。視線に気付いてワタワタと慌ててると丸井も気を回して赤也に紹介。願ってないことに驚きを隠せず、それでも平常心を保ちながら接する「ぴーです」「ふーん、どもっ」素っ気ない態度の赤也にヘコむ。 赤ぴー馴れ初め⑤ #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

それから少しずつだけど距離を縮めて行く。ぴーさんは好き好きオーラ出しまくりだけど、赤也は全く気付かない。丸井、仁王はそんな二人を少しだけ呆れている。赤也が先輩たちの放課後の教室を訪れたとき「好き……」と言う丸井の声と顔を真っ赤にしているぴーさんがいた。 赤ぴー馴れ初め⑥ #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

丸井とぴーさんの関係に愕然とする赤也は自分の気持ちに気付く。好きと言う丸井、それを真っ赤になって受け止めるぴーさん「今さら気付くとか遅いだろ…」自分のやるせなさに落ち込む赤也。やり場の無い気持ちをぶつけられないまま部活に向かうのであった。 赤ぴー馴れ初め⑦ #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

「赤也、部活終わったらぴーが話あるってさ」ニヤニヤしながら丸井に言われた赤也は複雑そうな顔を向ける。（話って何だよ…）考えれば考えるほどに落ち込んでいく赤也。気持ちがサッパリしないまま、部活を続ける。「が、頑張ろうっ」一方、何かを決意したぴーさん。 赤ぴー馴れ初め⑧ #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

部活を終えぴーさんの元へ行く「来てくれてありがとう」それから真っ赤になって俯いたまま喋らないぴーさん（この空気なんだよ…）訳も分からずぴーさんを見つめる赤也「あの、ね」「はい」「好き、ですっ//」あまりの驚きに声が出ない赤也、そんな態度に不安なぴーさん 赤ぴー馴れ初め⑨ #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

「それ本当ッスか？」「…うんっ」震えるようなぴーさんの声に偽りが無いと分かり、気付けば強く抱き締めていた赤也「俺も先輩のこと、好きッス…大好きッス」口から自然と出た言葉に自分も納得するとふと背中に回された腕に笑みが零れた。「幸せにします、先輩」 赤ぴー馴れ初め⑩完 #赤ぴー

理亜(ぴー) @teni_arj

「そういやあのとき、丸井さんに好きって言われてませんでした？」「好きなら早く告白しろって言われたの」「あぁ！」「何で知ってんの？」「たまたま聞こえて…」「それで赤也勘違いしたんだ？」「うっ…」「ブン太が変な顔してたって言ってた」勘違い赤也はここから。赤ぴー馴れ初め後日談 #赤ぴー