小説用突発文章術講座1

体言止めと反語について。 ワナビーのような何かによる小説向けの文章術講座。 主に自分向けに、反省リストとして何を言ったのかをまとめてます。 突発なので内容というよりは雑感。
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E_Rubik @E_Rubik

誰にもやれとは言われなかったお陰で逆にやる気になったので、小説向けの文章術でも語ってみる

2010-06-20 05:37:32
E_Rubik @E_Rubik

お約束:独断と偏見に基づくPostなので、当てにしないで下さい。また、「違うだろ」と思った方は突っ込み入れてくれると助かります。

2010-06-20 05:46:56
E_Rubik @E_Rubik

今回のテーマは体言止めと倒置 とでもしておこう。

2010-06-20 05:47:52
E_Rubik @E_Rubik

体言止めも倒置も、どちらも技法自体は誰でも知ってると思うが再確認。

2010-06-20 05:49:46
E_Rubik @E_Rubik

体言止めとは、例えば「私は私」のように文末を名詞などで終わる手法。一方、「歩いたのは、私だ。」のように主語や本来文頭に来るべき要素を後半に括り出す手法、それが倒置である。

2010-06-20 05:53:33
E_Rubik @E_Rubik

両者は複合されることも多い。と言うのも、類似した効果を持っているからである。

2010-06-20 05:54:22
E_Rubik @E_Rubik

一つ。韻文的な効果。つまり詩的な、叙情的な表現に比較的向いている。

2010-06-20 05:58:47
E_Rubik @E_Rubik

但し、倒置も体言止めも、常体を態々崩しているので平静な感情の表現には向かない。どちらかと言えば激情であったり混乱であったり、或いは重苦しい と言ったような劇的な局面での利用が望ましい。

2010-06-20 06:02:06
E_Rubik @E_Rubik

二つ。読者の受け取る情報の制御。要するに語るべき要素を意図的に隠したり、公開を遅らせたりする効果がある。

2010-06-20 06:06:24
E_Rubik @E_Rubik

ただしそれほど強烈な効果のあるものではないので、内容的に相当強烈なものでなくてはあまり意味がない。

2010-06-20 06:10:43
E_Rubik @E_Rubik

三つ。視線の制御。体言止めでは欠落した文末に、倒置では後回しにされた文頭に読者の視線を誘導することができる。

2010-06-20 06:11:20
E_Rubik @E_Rubik

伏せられたり、後回しにされたりすると言うことは多分何かあるのだろう という意識を軽く読者に植え込める、という寸法である。

2010-06-20 06:12:23
E_Rubik @E_Rubik

但し体言止めをこの用法に利用するには聊か効果が弱いので、本気で伏線を張りたいときはダッシュ記号(――)でも使っておくのが賢明だろう。

2010-06-20 06:13:48
E_Rubik @E_Rubik

四つ。テンポの制御。繰り返しで効果を発揮する。体言止めでは歯切れの良い感じになり、倒置では引っかかりのある感じになる。両者併用すると、個人的感覚だが乖離というか淡々とした感じになる。

2010-06-20 06:16:10
E_Rubik @E_Rubik

以上1から4について共通するのは、それなりに強烈なスパイスである ということである。

2010-06-20 06:16:39
E_Rubik @E_Rubik

スパイスはただぶち込めば良いという訳ではなく、適量を効果的に用いるべきである。これは他の修辞技法でも同様。

2010-06-20 06:17:29
E_Rubik @E_Rubik

例えば1章丸ごと倒置が並ぶ と言うような使い方は感心できないプロローグとかで倒置だの体言止めだを連打して非日常間を出そうとするのは、よく失敗するというか「大したことでないはずのことを殊更大げさに見せようとしている」といいった風な不信感を読者にもたれる可能性があるので要注意

2010-06-20 06:22:08
E_Rubik @E_Rubik

訂正:感心できない→感心できない。

2010-06-20 06:22:40
E_Rubik @E_Rubik

また、伏線などはある種予想しないタイミングで張られるから効果があるのであって、常に「張るぞ張るぞ」とやっていては読者は疲れるか飽きる。

2010-06-20 06:25:19
E_Rubik @E_Rubik

個人的な目安としては、伏線として使うならワンシーンに多くて2回まで という感覚。それ以上は余程緊迫感の必要なシーンでもない限り使わないほうが賢明ではなかろうか。

2010-06-20 06:27:56
E_Rubik @E_Rubik

また、緩急抑揚については、緩があるからこそ急が映え、抑があるからこそ揚が目を引くのだから、平易な文体による「溜め」は大事だと思う。派手なことだけ覚えても、「で、何処がメインなの?」という質問に答えられない(少なくとも回答が読者に伝わっていない)駄目な出来上がりになりかねない。

2010-06-20 06:32:03
E_Rubik @E_Rubik

とまぁ、以上今回の個人的文章術のまとめはおしまい。

2010-06-20 06:33:51
E_Rubik @E_Rubik

書き下してみると思いつきで書いてる所為もあり内容軽いなー

2010-06-20 06:34:25