Angel Beats!二次創作「アンゲルビーツ!」

天一号提督@瑞加賀吹ktkr @teitokukaga

また岩沢らガルデモも一緒だった。彼女らもまたユイが心配でこっちに来たのである。

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ガルデモの曲とゆりの統率。これがＳＳＳ団の今までの黄金パターンだった。しかしそれでも勝てない。今迄に戦った影より明らかに実力がけた外れなのだ。

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次々とやられていく仲間達。だがゆりは希望を捨ててはいなかった。最後の希望こそ結弦と奏ちゃんのエンジェルビーツであると言いだす。

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説明を求める結弦に対しゆりはエンジェルビーツについて語る。「結果論ではあるけどあんたと奏ちゃんは奇跡によって生かされた。その中に眠る奇跡力を発動させる。あんた達には出来る」

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結弦「無理だよ！出来っこねえよ！」　ゆり「順応性を高めなさい。あるがままを受け入れるの」　結弦「何を受け入れるってんだよ！」　ゆり「そりゃ……奏ちゃんじゃない？」

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奏はユイを助けたいと言い出す。それで十分なのだろう。その想いはゆり・日向・ガルデモの仲間達・ＳＳＳの仲間達・そして結弦も同じだ。

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ＴＫ「結弦、奏。今のお前たちは一心同体だ。想いのリズムだ！　想いのリズムを忘れるな！」

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結弦と奏はそれぞれ生前ユイとの思い出を振り返る。結弦はクリスマスにおんぶして街へ連れ出した事、奏は死んだ結弦の事を忘れられないユイと同じ気持ちを分けあいたいと願った時の事を思い出す。

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ユイとの絆が結弦と奏を結び付ける。結弦は奏と一心同体になった。そして奏の背中から白い天使の翼が生える。結弦は翼になったのだ。

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ゆりは思わずつぶやく。「天使ちゃんマジ天使」と。

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ＡＢ奏は巨大影を圧倒する。こちらも負けじと巨大なハンドソニックで一刀両断。あまりの強さに湧きたつＳＳＳ団員。

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以後エンジェルビーツモード＝ＡＢモードと略す

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結弦と奏が一つになったＡＢモードは圧倒的だった。しかし一発ハンドソニックをぶっ放しただけで変身が解けてしまう。結弦・奏・ユイがそれぞれ落下していく。

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結弦と奏は状況は掴めないものの結弦が奏を庇う形で落下。

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日向は落下したユイを抱きとめる。日向「俺、フライは取れなかったけどユイはちゃんと取れたぜ！」　ユイ「死なないよ！」

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とりあえずみんな無事だった。みんなはＡＢモードの強さに感嘆するが、同時に変身がすぐに解けてしまった問題点もある。だが結弦と奏の二人こそがＳＳＳ団の切り札であり、奇跡の布石であるとゆりは宣言する。

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夕日が沈む。ユイは日向におぶられて帰る事になった。生前の頃から下半身不随のユイをおぶさって歩く事はよくあったのである。

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不意にユイは自分の心残りが「愛」にあると語る。ゆり・結弦・初音・奏に愛されて過ごした自分。そういった家族愛を享受しながらも、ユイは愛を与える側になりたかったという。

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だが日向と岩沢はその話を聞いて笑い飛ばす。すでにユイは愛を与える側に立っている。こうして日向が立ち直れたのも、岩沢がバンドをやってるのも、その心を救ったのはユイの存在だったからだ。

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日向「ユイ。お前を受け止めた時、その・・・最高に気持ち良かったぜ・・・」　ユイ「・・・ばか」

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新たなＡＢモード。それを知るゆりとＴＫ。だが絆はそこにある。その絆を守るために戦う 。

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ゆり「－－ここは死んだ世界戦線。神への復讐。その最前線よ」（１０話終了）