６月３日と４日に福井県おおい町から釣り船に乗って…

WATAI Takeharu 綿井健陽 @wataitakeharu

【１】６月３日と４日に福井県おおい町から釣り船に乗って、大飯原発の近くまで行ってきた。太平洋側と違って静かな海だと思っていたが、釣り船に乗ると結構揺れるので胃から胸のあたりがムカムカ。再稼働で揺れる原発よりも、自分の足下の方が揺れている。 http://t.co/ZgXIhJOm

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【２】釣り船は原発まで５００メートルぐらいの距離までは問題なく近づける。原発周辺の海ではキス・アジ・サヨリなどが釣れるので、週末は釣りで訪れる人がそれなりに。しかし、「福島原発事故後はかなり減った」という。写真は右から１～４号機 http://t.co/x98m6BeP

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【３】釣り船を運転する男性は、「『原発を動かすな』と言うと、地元の人から「何言うとんねん」と言われるし、「再稼働してほしい」と言うと今度は県外の人から「何言うとんねん」と言われるし、ここではどっちの意見も言いにくいで』。「原発は危険や言うけど、今になって急に危険になったんかいな

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【４】そもそも前から危険やったんやろ。危険やからこんな辺ぴなところに作ったんちゃうんか。安全やったらそもそも大阪や東京につくるやろ。すっと今までここに原発置いてきて電気もらっといて、急に止めろ言われてもなあ。原発動かせへんのなら、地元に代わりの仕事をつくってくれよな。

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【５】東京や大阪あたりで再稼働「反対」「賛成」言うてる人と、ここで生活している人のそれとは重さが違うわ」。 船の修理と塗装をしていた男性には最初に釣りの話をしたのだが、途中から原発のことを聞いてみた…… http://t.co/QtWBj0P5

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【６】「大飯原発が止まって、生活は変わりましたか？」と聞くと、大きい声で「変わらへん」と急に不機嫌になって、塗装作業を再開した。少し間をおいて、「再稼働したらどうなりますか？」と聞くと、さらに大きい声で、「わからんなあ、はいはい」と答えた後は一度もこちらを見ることなかった。

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【７】釣り船・渡し船と民宿を兼業する家が大島半島の海岸沿いに並ぶが、必ずしも原発作業員らが泊まるわけではなく、釣り船の客も利用するという。しかし、いまお客さんの姿は確かに少ない。原発立地の例によって“箱モノ施設”だけは妙に立派にある http://t.co/t21qyYtn

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【８】大飯原発に向かう道はトンネルの手前で検問止め。タクシー運転手は、「前は車やバスの出入りも多くて活気があったけど、今は少ないね」「原発動かしたらまた人の出入りが多くなるんで、こちらもお客さんは増えるけど、あんまり喜べませんなあ」 http://t.co/FNxk6r4M

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