アヤスミクラスタ外伝 ツタイ&ろきたにの「それいけ!文芸部」あるいは僕らの黒歴史
「あの日見たノートの所在を僕たちはまだ知らない」
ツタイさん、こんなのはダメケロ?
まとめ
アヤスミクラスタの非公開企画会議 年下姉企画、ついに始動?の巻。
以前よりアヤスミクラスタ内で囁かれていた企画「年下姉アンソロ」が帰ってきた!? しかもリレー小説!? 休日の昼下がりにアヤスミクラスタを襲ったワルプルギスの夜の一部始終を見届けろ!
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アヤスミクラスタによるリレー小説企画がにわかに持ち上がる中、蔦井雪奈がふとつぶやいた。
-SMプレイ終了後-
順を追って説明しよう。n年前、高校の同級生だった蔦井とロキタニは、文芸部部長と下僕という主従関係にあった。季節ごとに文芸誌を発行するというルーチン・ワークに陥りがちな文芸部の活動。そこに刺激を与えるべく、蔦井が提案したのはリレー小説だった。文芸部員で一冊のノートに交代で物語を書き込んでいき、全体で一つの長編小説を作ろうではないか、というのである。トップバッターは企画者の蔦井がつとめ、二人の後輩を挟み、四人目の執筆者が悪目立ちのロキタニであった。
その次に筆をとったのは蔦井。第一走者に再びバトンが渡ったわけである。この時点で物語はめまぐるしく動こうとしていた。だが、不可解なことにこのあとリレー小説企画がどうなったのかは誰も知らず、ノートも行方不明になってしまっていた。
あれからn年ーー
半沢紫(はんざわ・ゆかり)。それが、かの物語のヒロインの名前であった。
ロキタニン川柳