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川井 信之 Nobuyuki Kawai @Nobuyuki_Kawai
最高裁の判決文のHPへのアップはもの凄く迅速なのに、高裁・地裁の判決文のHPへのアップは時間がかかるし、そもそもごく一部しかアップされない。この違いはどこから来ているのかの理由が、なんとなく見えてきた気がする。今度ブログに自分の考えをまとめてみよう。
川井 信之 Nobuyuki Kawai @Nobuyuki_Kawai
ブログ更新しました。「最高裁判決と下級審判決の重要度の違いに関する裁判所(裁判官)の認識について」http://t.co/n28Pno13 昨日ちょろっとツイートで頭出ししたネタです。
lawyerfuru @lawyerfuru
@Nobuyuki_Kawai う〜む、言われてみると、そんな気もしてきましたね。裁判官の方のコメントを読んでみたいところです。というか、そもそも、裁判所のサイトの判例コーナーを管理しているのは裁判所のどの部署なんでしょう?
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
あとで読むRT @Nobuyuki_Kawai: ブログ更新しました。「最高裁判決と下級審判決の重要度の違いに関する裁判所(裁判官)の認識について」http://t.co/N1gBvvQg 昨日ちょろっとツイートで頭出ししたネタです。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
既に裁判所の人間ではありませんが…。ちょっとだけ感想を述べさせていただきます。 @Nobuyuki_Kawai
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
まず、「裁判官が考える最高裁判決・高裁判決・地裁判決の重要度」については、ご指摘のとおりだと思います。裁判所で事件を扱っているときに、当事者が下級審裁判例を証拠等として山のように出してきても、争点をどう把握すべきか等の参考にはなっても、それに依拠して判断することは多くありません。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
判例・通説のない論点については、裁判官ごとに判断が区々となることはよくありますので、下級審裁判例がいくつか出ているだけでは、(ご案内のとおり)後の事案においても同様の判断が下される保証は全くありません。将来の裁判所の判断を推測する手がかり、くらいが妥当な評価といえると思います。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
もっとも、「裁判官によって判断が異なるリスクはあるが、9割5分以上の裁判官はこのように考える」とまで言えるのであれば、実務上、スキーム構築時などに大きな意味を持つと考えられ、その意味では、下級審裁判例が「沢山」公開されれば、重要な意味を持つと思われます。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
その意味で、「弁護士・企業法務担当者が考える最高裁判決・高裁判決・地裁判決の重要度」という視点(および記載された割合)も、十分に首肯できるところです。また、本当に新規性のある紛争類型については、「争い方」自体を知ることにも価値があることもあり、公開される意義は大きいと考えます。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
次に、下級審裁判例のHPアップについて。まず、ディスクレイマー。以下のお話は、個人的な乏しい経験に基づいており、かつ、相応に抽象化しており、また、地域によって異なる可能性も高いことをご承知おきください。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
下級審の場合、裁判所ごとに、HP掲載のルールがあるのが通常だと思います。そのルールでは、例えば、新規性のある判断をした場合、社会の耳目を集める事件の場合など一定の場合に、掲載裁判例選定委員会のような裁判官の会議体の承認を経て、HPに裁判例を掲載すべきことが定められています。
川井 信之 Nobuyuki Kawai @Nobuyuki_Kawai
まるみち先生が今書かれている一連のツイート、TLの弁護士のみなさん、必見です。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
もっとも、掲載する場合の仮名処理などは、担当裁判官が自ら行うルールの場合もあり、そういった場合には、裁判官はあまり掲載に積極的でないこともあります。そうすると、仮に新規性のある判断がされた場合であっても、HP掲載の流れに乗ることなく埋もれてしまう可能性は否定できないと思われます。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
なお、地域によっては、「判決内容等が新聞等に載った事件は、社会の耳目を集める事件とみて、特段の事情のない限り、担当裁判官・合議体の申請を待たずして、HPにアップすること」といった趣旨のルールで動いている裁判所もあるようです。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
ここまでをまとめると「実はHPアップのルールは、裁判所ごとにばらばらであり、全国的な統一ルールに従っている訳ではない(ようである)」「アップするか否かは、下級審裁判例について言えば、各裁判官・合議体の判断の要素もあり、埋もれてしまうこともある(ようである)」ということになります。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
私見では、判決書は(特段の事情のない限り)全件公開されるくらいでも良いのではないか、と考えております。しかし、実際にそうするためには、多大なる人的(=時間的)コストがかかるのも事実です。バランスが難しいところです。
ystk @lawkus
過払訴訟の電話会議。電話繋がっていないときに裁判官の心証開示。J「分断が認められると考えています」俺「えっ。しかし5ヶ月程度しか空いてないですし、その他の事情も…」J「契約番号が別ですから。契約番号が別というのは別契約ということですから」俺「えっ。えっ」(続く)
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
仮名処理等も、かなり面倒です。通常の業務をこなしつつ、プラスαで業務が増える訳ですし、必ずしも機械的にできる訳ではありませんので、他人任せにはできずに、担当裁判官がこつこつと作業することになります。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
「ちょっとだけ感想」といいながら、長くなってしまっているので、このくらいにいたします。もし、何かご質問があれば、答えられるものであればお答えします(相互フォローの方はDMでもどうぞ、です。)。では、また~。
弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) @kyoshimine
担当裁判官自ら……。言われてみれば、なるほど。 @marumichi0316 仮名処理等も、かなり面倒です。通常の業務をこなしつつ、プラスαで業務が増える訳ですし、必ずしも機械的にできる訳ではありませんので、他人任せにはできずに、担当裁判官がこつこつと作業することになります。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316
過払も、Jによって、考え方はまちまちだからなあ・・・。
lawyerfuru @lawyerfuru
@marumichi0316 とても参考になりました~ありがとうございます!
ystk @lawkus
それはそうでしょうけど、「事実上一個の連続した」という最高裁判例タームを言いかけたところで失笑とともに「事実上連続したじゃ駄目でしょ」と遮られたのには驚きました。RT @marumichi0316: 過払も、Jによって、考え方はまちまちだからなあ・・・。
micni @micni
圓道至剛先生(@marumichi0316)の裁判例の公表基準についての一連のツイート、とても参考になります。最高裁は原則全件公表前提で裁量の余地が少ないのに対し、下級審は統一ルールがなく事案ごとに個別に公表の要否を検討する場合が多いため時間がかかりがちという整理もできそうです。
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コメント

弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) @kyoshimine 2012年6月15日
なぜ呼び捨てになっているのだろう……。圓道先生、すみません。ちょっと面白かったので、そのままにしておきます。
圓道至剛(まるみちむねたか) @marumichi0316 2012年6月18日
はい、面白いので、このままで結構です(笑)。
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