日隅一雄氏の死去を語る下村健一氏

ジャーナリスト兼弁護士の日隅一雄氏の死去について下村健一(@ken1shimomura)氏が書いた一連のツイートをまとめました。
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下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

日隅一雄さん、今夜逝去。“弁護士達が作った市民メディア”NPJの編集長。(4年前、設立時の下村ラジオ番組…http://t.co/3ojvcuVV) 入院先の病室で、弁護士仲間達や、福島瑞穂さん、ニコニコ動画の七尾さんら十数人が名前を呼ぶ中、静かにスーッと旅立たれた。

2012-06-13 02:31:16
下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

続き◆僕がベッド脇に着いた時にはもう亡くなる1時間前で、目を開いてくれることも、声を発してくれることも無かったけれど、臨終の直前まで、たぶん僕らの言葉は、しっかり耳に届いていたと思う。皆、口々に日隅さんに御礼を言った。本当に、沢山の人の為に尽力し続けた49年の生涯だった。

2012-06-13 02:31:31
下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

続き◆彼の著「『主権者』は誰か」(http://t.co/rb2mGKp1)の刊行直後に会った時が、僕にとっては最後の会話になってしまった。自宅近くの気持ちいいレストランの一角で、日隅さんはいつも通りにこやかに、新設の原子力規制庁の広報体制はどうあるべきか、などを語ってくれた。

2012-06-13 02:31:46
下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

続き◆同書の、最後の一文。『私達が主権者として振る舞うために、「思慮深さ」を身に付けた上、積極的に政治に参加していかなければ、この国は変わらず、また取り返しのつかない「何か」が必ず起こるだろう。』 この日隅さんの渾身の警告を、僕らは遺言として本気で受け止めなきゃいけない。

2012-06-13 02:31:59
下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

続き◆その日、別れたあと彼から届いたメールより:「作戦会議的なものとして継続できるといいですね。」…なのに先に逝っちゃダメだよ、日隅さん! 報道界から今の立場に転じ、思うように行かずに悶々とする不甲斐ない僕を、それでも見捨てず是々非々で連携の道を探してくれていたのに。

2012-06-13 02:32:13
下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

続き◆今夜病室に駆け付けたTBS「報道の魂」(http://t.co/LtWlIe13)の秋山ディレクターも、茫然としていた。危篤の報を受けた時、彼はまさに日隅さんの長期密着番組の仕上げ編集作業中だったと言う。今度の日曜(6/17)深夜の放送は、予定通り行なわれる。必見。

2012-06-13 02:32:26
下村健一 (&令和メディア研スタッフ) @ken1shimomura

続き◆たった2日前にも、武蔵野で「どうしたら原発事故のような人災を防ぐことができるのか」というタイトルで、1時間半ほどの講演をしていた日隅さん⇒http://t.co/MWjzJi1g 本当に最期まで、己の末期ガンも顧みず、僕らを覚醒しようとし続けて下さった。合掌

2012-06-13 02:32:37