【マイボーイ　完全版】北爪満喜・小島きみ子・宮尾節子　tweet連詩 pw3u

@may_kojima

千年経ったら蘇ってきっと会いましょう、金の時計塔の前で。目印は鳥の羽のイヤリング。誘われて家を出ようとしたそのとき行っては駄目と呟いたのは誰？（マイボーイ１）#pw3u

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

ツインバード。思いはひとつ、身はふたつの。生きづらさ、歩みづらさは、片羽のため。項垂れるな「天に昇れば比翼の鳥に」今生で身を引き離され。ただ二本の風木に、恋が生を変えても。互いに腕を伸ばし、木目相通じよう。言の葉を持ち、思い貫き「地に堕ちては連理の枝に」（マイボーイ２）#pw3u

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

夢を見続けること。氷のなかに閉じこめられている悪に似たもの。完成しない。出られない。皮膚の下には千年が響きあって。いても。皮膚の下が真っ黒な水面のように何も映さない。ならば。本当だと思って閉じていた瞼を開け。目は傷口。目から光の刃に切り開かれる。熱。（アドリブ）#pw3u

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

眠っていた夜。埋もれた落ち葉の隙間から見えた空に鳥が飛んでいた。白い鳥の翼は赤い焔の色で闇の中を赤く飛んでいた。燃え尽きながら。落ち葉を振り払うと思い出した。詩を書いた紙束(ただ一つの)に火をつけて燃やし、凍える恋人を暖めようとしたお話を読んだのだ（マイボーイ３）#pw3u

@may_kojima

燃え尽きた手紙を土に埋めたあとに青いツユクサが咲きました。ツユクサの汁の文字であたらしい手紙を書きました。かすかにあまくさわやかに香る香水を添えて。（The Great Gatsby）文字は消えてもいつも心に香る人よ（マイボーイ４）#pw3u

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

「朝まで居よう」朝のひかりで、消えてしまうと、わかっていたのに。「うん」と頷く。嵐の夜だ。美し花よ。言ってはいけないことを、書いては滅びる、色水遊びがやめられない。心に浮かぶことは、空中に浮かぶこと。イスカンダルは比類なき「空中庭園」をめざして土を運ぶ。（マイボーイ５）#pw3u

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

嵐の後流れついた小枝を拾う。黙っていた横顔を描くと、目が窪んでいる。目の端から、たくさんの雫が落ちる。たくさんの小さなメモのように。落ちていい。千切れたり、めくれたり、はがれたり、飛び散ったり、崩れてゆくとふと息を吹き返す。この庭。泥。体は草の芽を開く。(マイボーイ６）#pw3u

@may_kojima

ギンドロヤナギが白く波打つ雨の並木道で「少女たちには古い道が残されている」と枝にメモがあったので、道を探しに、噴水の水の上がらない公園へ行くと、四葉のクローバーを５枚見つけた。ＳとＭとKとあなたと彼に。緑色の幸運を。(マイボーイ７）#pw3u

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

「自分をなくして溶けるものになるのだ」水色のリボンを解いた噴水は。側溝に網目模様を描きながら先を急いだ。指をさされて。「watch chain」を「監視と束縛」と答えた君の。あおきせろりのくびすじにはをたてん。誰でもなれる幸福に。四葉は言葉でできている。(マイボーイ８）#pw3u

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

雨の朝に見つかる四葉のクローバー。「あの葉はハート形なので、案外うちあけ話などを聴かされやすくたいへんなのだ」とスペードの葉を開きドクダミが囁くだろう。風でしなう草花の息が交じる空地はすぐに終わり工事現場の灰色の囲いに、一瞬薄い色彩の影を流し、行く。(マイボーイ９）#pw3u

@may_kojima

その日こそ、怒りの日。地球で生まれてから１億５千万年の時間が過ぎた。毒蛇は誰が卵を生み誰がそれを孵したか。失われた空き地へ通じる古道。都市は何でできているか。（SMK）よ、ドクダミーよ、急げ！中世の精霊の剣をかざして。詩獣の眼は開く(マイボーイ１０）#pw3u

@may_kojima

@sechanco @kitazume363 少年と少女は14歳くらいのときに自分が生きるにふさわしいその「性」を心で選択するそうです。14歳のころ、どんな少年と出会いましたか。雨です。1日でかけます。

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

@kitazume363 @may_kojima おはようございます。あげました！昨日の小島さんのツイート詩から、もう絵が浮かんでしまったのでした♪以前書いた、ある詩について「比翼の鳥」を思い出すという感想をもらい。それで知った長恨歌です。http://t.co/jbFApoOA

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

@sechanco @kitazume363 @may_kojima 『比翼の鳥、連理の枝』は、言葉の羽で繋がり合い、言葉の枝を繋げ合う、まさに連詩の世界に通じると思いました。中国はおとぎ話の宝庫ですね♪では、あしたのお当番、Mさん、よろしく。

@may_kojima

@sechanco @kitazume363 雨と風が去って青空がでています。青いツユクサも清清しく。マンダムのギヤツビーにツユクサをイメージした香りがあるようです。フィッツ ジェラルドの小説に引っ掛けました。風の音がすごくて寝不足なり。

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

未知の二人の腐女子から、マイボーイ(アドリブ)を気に入られました! 　とてもうれしいです。 どうして目に入ったのだろう。

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

@kitazume363 @may_kojima おはようございます。あげました♪露草はウツクシバナと呼ぶことや色水遊びの花（インク草という種類も）と知りそこから出発。バビロンの空中庭園http://t.co/ns2cRlxhや、『イスカンダルと伝説の庭園』まで、水茎の旅は続く♪

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

[ツイッター連詩「マイボーイ」のいま／写真展]　"Out Project"　25月曜日まで　展示風景ちょっと。 http://t.co/TTGIrkNq

@may_kojima

@sechanco @kitazume363 「天にも届くと思われた巨塔も大空中庭園も見るかげはない。ただ廃虚の跡ばかりが残されているのみである」 ツユクサの文字や絵は儚く消えていくのですが、そこには「跡」が残っていて、美しい連想！水茎の旅は続くよどこまでも♪

北爪満喜 (詩集『Bridge』思潮社) @kitazume363

@sechanco @may_kojima おはようございます。あげました。内容が濃かったですね! バベルの塔もやってきていたのには驚き。それで、考えて、嵐や、そばにいたことを引き継ぎました。

@may_kojima

@sechanco @kitazume363 @acasaazul 昨日の啓示を指にメモして嵐の去った公園や街路樹を見に行き、四葉のクローバーを５枚ゲット。緑の幸運、飛んでけ～。http://t.co/S2xvyALP

福間健二 @acasaazul

ぼくの少年時代の、エルヴィスの、のどかなヒット曲、Good Luck Charm をおくります。http://t.co/GZNf2chy　QT @may_kojima: ４月より、四葉のクローバー探していたのですが、見つからず「名人」の眼力が低下していたのですが「古い道」で発見。

拡大

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

@kitazume363 @may_kojima @acasaazul おはようございます。あげました♪福間さんの引用があったので続けて。夏の少年が出てくる『青い家』の「川」から「溶けるもの、自分をなくして溶けるものになるのだ。」の一部拝借♪きみこ姉の「噴水」の涸れた理由に（笑）

宮尾節子＊新刊『明日戦争がはじまる 対話篇』好評発売中です。 @sechanco

「watch and chain」を「懐中時計」と答えるかわりに「監視と束縛」と答えたと記憶していたけれど。検索してみたらば懐中時計は「pocket watch」となっていた。で、少しツイート詩は変更を加えたがすっきりしない。あれいったいは何だったのだろう…が最近多くて困ります♪