#erogehistory　エロゲの歴史を語る #eroge

もりやん/豆苗わかば @catfist

『YU-NO』は、近親相姦などインモラルなテーマを扱うとともに、並列世界というSF的アイディアを導入した、いわゆるメタフィクションでもあった。選択分岐によって成るAVGは、メタフィクションとものすごく相性が良かった。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

メタフィクションについてはWikipediaとか参照。これは、のちのちエロゲーの世界で大流行することになる。 >> メタフィクション - Wikipedia http://bit.ly/9256Vi #erogehistory

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剣乃がシーズウェアで活躍しているころ、elfでは全く異なる試みが行われていた。いわゆる、陵辱ゲーム。伊頭家シリーズ第一作、『遺作』である。可愛い女の子が、醜いおやぢに捕まって、レイプされるゲーム。 #erogehistory

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女の子がレイプされるゲーム自体は、元々、なかったわけでもない。そのへんの話は、Wikipedia参照。『遺作』のインパクトは、美少女と醜いおやぢのギャップに尽きる。 >> 沙織事件 - Wikipedia http://bit.ly/9IYCIm #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

もはや、女の子が可愛いのはあたりまえで、可愛い女の子にどんなスゴいことをできるのか、というところに、エロゲーの争点は移っていた。その意味で、シナリオゲームと、陵辱ゲームは、同じ問題意識に基いて作られたゲームともいえる。 #erogehistory

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ここに、純愛ゲームと陵辱ゲームという、二極分化のはじまりがあった。女の子との恋愛や、女の子にまつわるストーリーを楽しむ純愛ゲーム。女の子に歪んだ欲望をひたすらぶつける陵辱ゲーム。この区分けは、現在でも生きている。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

elfの陵辱ゲームはひたすらに犯罪だったのだけど、一方で、SMという文脈からエロゲーを作っていたブランドもあった。それがPIL。こちらは、プレイ内容に凝る、という文化をもたらした。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

もうひとつ、メイドゲームの元祖として挙げられるのがSTUDiO B-ROOMの『殻の中の小鳥』。こちらは、シチュエーションに凝る文化のはじまりといえるだろうか。このへんの流れが、『遺作』のヒットを経て大きく花開くことになる。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

可愛い女の子にどんなスゴいことをできるのか、という問題。そしてもうひとつ、90年代中盤といえば大きなトピックがある。Windows95の登場による、パソコンの爆発的普及である。この流れに乗って一世を風靡したブランドが、LeafとKey。いわゆる葉鍵だ。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

大手でもなく、いまいちドカンと売れてなかったLeafが、選択分岐以外のゲーム要素を全て削ぎ落とし、その代わりストーリーに多大な精力を注いで作り上げたのが、リーフ・ビジュアルノベル・シリーズ（LVNS）第一作『雫』。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

システムは『弟切草』、ストーリーは『新興宗教オモイデ教』という『雫』は、ストーリー性が評価されてヒット作となった。LVNSは『雫』『痕』『ToHeart』の三部作がリリースされたが、初めてWindows95プラットフォームとなった『TH』が、超売れた。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

前二作のダークな作風からガラリと変わり、明るく楽しい学園生活と、切ないストーリーを綴った『ToHeart』は、大ブームを巻き起こした。ここで注目されたのが、コメディ要素と、そして「日常」というテーマだった。この『TH』こそ現代エロゲーの直系のご先祖様。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

恋愛ゲームにおいて、日常とは、女の子と恋愛する前の状態であって、要するに、素直に楽しいものではなかったし、あんまり楽しかったら困るっちゅー事情もあった。藤崎詩織にトラウマを植え付けられた諸兄には、ご理解いただけると思うけども。 #erogehistory

もりやん/豆苗わかば @catfist

ところが、『ToHeart』の、友人男女4人で織り成される日常は、ゲーム開始直後から、最高に楽しいものだった。ともすれば、女の子と恋愛する必要がない（雅史ED）ほどに。ここに、日常に耽溺するエロゲーというのが生まれる。 #erogehistory

白潟（入渠中） @_imaki

当時のエロゲーマーに日常だのコメディ要素だのの魅力を理解するリテラシーはさほどなく、THにおいて絶賛されたのは何より、マルチシナリオの「判れと再会」の「感動」であった。つまり泣きゲー。ついでにいえば、剣乃ゆきひろも一方では泣きゲーの雄である。 #erogehistory

白潟（入渠中） @_imaki

『ONE』が当初「THのマルチシナリオ×6」としばしば評されたことを思い出そう。そして感動系エロゲーの傑作たるONEにおいて主題化されたのが、いずれ失われるものとしての「かけがえのない日常」であった。 #erogehistory

白潟（入渠中） @_imaki

THにおける日常の快楽もまた、ONE以降に遡行的に見出されたのではないか。高橋龍也自身は「日常」をやりたかったのだが、「感動した」「泣いた」という評判ばかりで困惑した、みたいなことをどこかで言っていた気がする。 #erogehistory

白潟（入渠中） @_imaki

──と思ったのだが、To Heartの三年後のインタビューしか見つからないので、これもあてにならない話ではある。http://www.tinami.com/x/interview/04/ #erogehistory

白潟（入渠中） @_imaki

少なくとも2000年には、astazapoteに「何事もなく繰り返される日常に幸福と快楽が潜んでおり、ギャルゲーはそれを表現しうる」という記述は見られるのだが、当り前だがONE以降の話ではある。 #erogehistory

不見湍 ver.002 @futsumi_tan

じゃあとりあえず軽めに『はじめてのおるすばん』あたりから入門してみるとか。

不見湍 ver.002 @futsumi_tan

とりあえずはじめてのおるすばんを RT @khiguchi0205: なんかオススメとかあれば教えてくださいっ RT @Lian: やりましょう！ RT @khiguchi0205 ぶっちゃけると俺エロゲってやったことないんですよね。やりたい。

不見湍 ver.002 @futsumi_tan

マスカレイドという手もあるだろうな

不見湍 ver.002 @futsumi_tan

@khiguchi0205 エロゲーも色々ありますからね

不見湍 ver.002 @futsumi_tan

AIR、D.C.、君が望む永遠、という一昔前の御三家は抑えておいて損はなかろうし、leafゲーの名作まで遡るもよし、知識としてFateやファントムに触れるのもありだろうし、なんか東クラスタが好きそうなエロゲはそれこそいっぱいあるしね

不見湍 ver.002 @futsumi_tan

鬼作あたりの陵辱モノを抑えつつ、男性同性愛者向けの炎多留なども嗜んで、ランス系のマッチョなハーレム系エロゲもサーカス系の繊細純愛路線もやっとけばいいんじゃないでしょうかしら。