裏打ちワークショップのまとめ@史料ネット
またひっくり返して微調整。洋紙の場合は、裂けるときに表層と下層が別れてしまうことがあるので、重なりを調整しながらくっつけていきます。 http://twitpic.com/20xg9a
2010-06-29 18:30:57糊。生麩(きぶ)糊という、天然素材の糊です。これは5~6年発酵させて、糊としての強度(張り)を落としたもの。これをいろいろブレンドして使うのだとか。ただし扱いが難しい。 http://twitpic.com/20xgj6
2010-06-29 18:32:28今回使ったのは、こちらの合成糊。これも化学原料は使っていないそうですが、保守的な表具屋さんは敬遠するのだとか。どうしてもというときは洗濯のりでもいいそうですが、パリっとしすぎないように濃度に注意w http://twitpic.com/20xh49
2010-06-29 18:35:36裏打ち紙に糊を塗ります。イメージは「ユニオンジャックを描くように」放射状に塗るのがポイントだそうです。 http://twitpic.com/20xhr7
2010-06-29 18:38:56いよいよ裏打ち。裏打ち紙の端を棒に巻きつけて取り上げ、下敷きにしているレーヨン紙の一部を濡らし、史料と裏打ち紙の位置を調整しやすくしてから重ねます。 http://twitpic.com/20xi6y
2010-06-29 18:41:32割と大胆に重ねていきます。ポイントは左手をきちんと意識すること。右手のハケは上下に動かすだけです。ここで多少シワがよってもあとから調整できます。 http://twitpic.com/20xj0y
2010-06-29 18:45:50うまく史料に裏打ち紙を乗せられたら、シワを伸ばしつつ、中に入った空気を出すためにハケでトントンたたきます。裏打ちというとなんとなくトントン叩いているイメージがあったのですが、この作業なんですね。あまり叩きすぎてもダメ。 http://twitpic.com/20xjcb
2010-06-29 18:47:42あとで出てくる仮張板からはがしやすいように、何でもいいので紙片でタグをつけます。今回はレーヨン紙の切れ端です。 http://twitpic.com/20xjyx
2010-06-29 18:51:10仮張板に張ります。裏打ち紙につけた糊で充分つきますが、史料によっては板に貼るまえにのりしろに糊をつけたします。 http://twitpic.com/20xke1
2010-06-29 18:53:19シワをのばすために、上部が糊でついていることを確認して、下からめくります。上を残したまま、紙の重さでもう一度板につけます。 http://twitpic.com/20xksp
2010-06-29 18:55:26史料の裂け目に注意しつつ、表面のレーヨン紙をはがしていきます。裂け目の方向によっては、レーヨン紙にくっついて破れてしまうこともあるそうです。これで陰干しして、板から外して裁断すれば完成です。 http://twitpic.com/20xl0d
2010-06-29 18:56:33リストつくろうと思ったら、ブラウザインストールせなならんのか…これ以上PCを重くしたくないしなー。mitsuma3さんあたりに任せようww
2010-06-29 19:08:44こうして見ると、史料が水に濡れるくらいは大したことないのかもな。裏打ちではおもいっきり濡らして作業するわけだし…きちんとした処置さえすれば(特に古文書は)まったく問題ないんでしょうねえ。問題は汚れ。
2010-06-29 19:14:44「裏打ちワークショップのまとめ@史料ネット」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/32489
2010-06-29 19:58:25今日言うてはったのはこれか。NHK教育で23:30から。→あしたをつかめ~平成若者仕事図鑑「歴史の輝きを守れ~文化財修理技術者~」 http://bit.ly/9JrVOH
2010-06-29 19:59:53