ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』書評

読んでみたのでまとめてみました。
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cheblike @cheblike

読んでみました、まずはジェームス・W ・ヤング著、今井茂雄訳「アイデアのつくり方」です。帯にあったように「60分で読め」ちゃいました。本編だけなら30分で読める感じです。それでは内容をかいつまんでつぶやいていきます。

2012-06-26 15:07:58
cheblike @cheblike

まずは前段階、イタリアの社会学者、パレートの述べる全人間を「スペキュラトール(思索家)」「ランチェ(金利消費者)」に大別されることを引き合いに出し、アイデアとは先天的なものか否かを問うているとともに、あなた(読者)はどちらですか?と問いかけられているよう。

2012-06-26 15:13:46
cheblike @cheblike

技術の習得には「原理」を知り、「方法」を学ぶこと。アイデアの源泉もそれをふまえた上で作成される。アイデアだけでなくどのような場合でもこの2つの要素は不可欠でしょう。

2012-06-26 15:19:11
cheblike @cheblike

そして本題。ヤングはアイデアを作るには既存×既存→アイデアであると述べ、その作り出す能力は5つの段階を経過してはたらくと、以降に提示している。

2012-06-26 15:22:34
cheblike @cheblike

第1段階:資料の収集。広告を例に、製品とその製品のターゲット層となる消費者のこと(特殊資料)、人生におけるさまざまな出来事について(一般的資料)を集めること。

2012-06-26 15:27:50
cheblike @cheblike

2段階:資料を咀嚼する2つの関係性を探し求め、新しい組み合わせを模索していく作業となる。

2012-06-26 15:30:42
cheblike @cheblike

第3段階:問題をいったん置いて、他のことを行う傍らにおいても刺激を与え続けること

2012-06-26 15:33:51
cheblike @cheblike

第4段階:考え続け、ひらめきを待つ。(←ここが一番ポイントだと思います。)

2012-06-26 15:35:48
cheblike @cheblike

第5段階:アイデアを形にする。「この子供(アイデア)が、諸君が当初産み落とした時に思っていたようなすばらしい子供ではまるでないということに気づくのがつねである。」と文中にあり、広告代理業で活躍していた著者でも、アイデアをつくるというのは簡単なことではないということがうかがえます。

2012-06-26 15:40:04
cheblike @cheblike

このようにアイデアを生み出すステップを簡潔に纏められており、骨子であり、真理のように思いました。

2012-06-26 15:42:19
cheblike @cheblike

アイデアを作りだす側になりたい、発信してみたいと思った際に手始めに読む有用な書ではないでしょうか。

2012-06-26 15:48:54
cheblike @cheblike

そして竹内均氏の解説。ヤング氏の抽象的な部分を補うような形で解説されています。脱線しますが、竹内氏の掲げた400字原稿を月300枚以上というのは凄い。モノやアイデアを生み出す源泉というのはこういう実行力も必要な気がします。

2012-06-26 16:01:16