今年のIWCの主な議題 IWC64_2012(2)サンクチュアリー、生存捕鯨
- shimanomusume
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議題「サンクチュアリー」。目玉は南大西洋クジラサンクチュアリー。これは何年も議題に上がっています。昨年の今年の開催国パナマも提案国のひとつです。「ご祝儀」として採択の方向での動きが考えられますが、日本としてはこれの阻止に全力を投入するとしています。#iwcjp
2012-07-02 08:05:57昨年は、日本が「我々(日本とその支持国)が席を立てば定足数に満たず採決は不能だ」として会場を引き上げました。詳しくは真田康弘さんのtweet議事録→ http://t.co/ZqnySrvd http://t.co/nRyiKoRe #iwcjp
2012-07-02 08:06:23日本政府代表(コミッショナー)の香川謙二審議官は、2012年6月20日にIWCに関して記者会見を開き、IWC内の勢力を(全89カ国)、「日本支持国39、うち投票権のある国27カ国」「反捕鯨国50、うち投票権のある国40カ国」としました。#iwcjp
2012-07-02 08:09:42サンクチュアリが投票で可決されるには、3/4の得票が必要です。サンクチュアリが投票で可決されるには、3/4の得票が必要です。単純に計算すると、日本は可決を阻止できることになります。#iwcjp
2012-07-02 08:10:41南大西洋サンクチュアリー提案の海域は日本がこれまでに捕鯨をしてきた海域ではありませんが、日本としては、「サンクチュアリーに科学的根拠はなく、一つ認めさせると際限なく拡大するから阻止する」ということのようです。#iwcjp
2012-07-02 08:11:04この辺は、東北大准教授の石井敦さんや東海大の大久保彩子さんに言わせれば、「意見の異なる国との良い関係を作って理解を求める」という外交手段を用いていない典型でしょうか。 @ishii_atsushi 石井さん、補足をお願いします。 #iwcjp
2012-07-02 08:14:10議題「IWCの将来」はここ何年か議題に上がっています。ここで出されるのかどうかわかりませんが、次回以降は毎年開催ではなく隔年開催にすることが議論されます。隔年にした場合のコストとか、#iwcjp
2012-07-02 08:14:51議長の任期が3年であること、原住民生存捕鯨の見直しが5年ごとであることなどをどう調整するかなどが含まれます。 #iwcjp
2012-07-02 08:15:14議題「クジラの生息数」。水産庁のプレスリリースには載っていないが興味深いのがクジラの生息数(日本政府は“資源量”と訳します、Stocks)。特に南半球のミンククジラがどうなるか。現在、科学委員会で合意されている生息数は→ http://t.co/vohlhgwe #iwcjp
2012-07-02 08:16:57南半球のミンククジラの生息数は、1978/79 - 1988/89の間に360度を6分割して調査した6海域(一部は2巡目の結果を含む)の結果を基に95%信頼区間として761,000頭(510,000 - 1,140,000)ということになってますが、#iwcjp
2012-07-02 08:22:54The Commission is unable to to provide reliable estimates at the present time. A major review is underway by the Scientific Committee.#iwcjp
2012-07-02 08:28:026月29日に公開された科学委員会の今年のレポートによれば、2巡目 (1985/86-1990/91)の結果は95%信頼区間で720,000頭(512,000 - 1012,000)、#iwcjp
2012-07-02 08:29:203巡目(1992/93 - 2003/04)は551,000頭(361,000 - 733,000)で合意されたようです。#iwcjp
2012-07-02 08:29:43「50万頭前後になるのではないか」と@romakomatsuさんが何度か水産紙等に書いていた範囲になりましたね。 #iwcjp
2012-07-02 08:30:10次の議題は「先住民生存捕鯨」。これは5年に1度見直し・更新しているものです。現在の捕獲枠は→ http://t.co/dL51WFYr 。#iwcjp
2012-07-02 08:31:26ロシアの極東、ベーリング海でのコククジラ。グリーンランドのミンククジラ、ホッキョククジラ、ナガスクジラ。米国(アラスカ)のホッキョククジラ。セントビンセントアンドグレナディーンのザトウクジラ。#iwcjp
2012-07-02 08:34:37前回は2007年のアンカレッジ年次会合で討議され、「人口が増えたから捕る数を増やしたい」と理由を述べたりしたため翌年に継続審議になったと記憶しています。#iwcjp
2012-07-02 08:38:18今回は、観光客にも鯨肉を提供しているという報道があり、原住民生存捕鯨の定義を逸脱した利用がなされているなら増枠は反対、みたいな議論が出てくるのでしょう。 #iwcjp
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