【ゾンサバで】 １０日目 【リレーSS】

犬居　のすけ @inui_nosuke

今日のinui_nosuke：【戦闘】ゾンビになりかけ狂乱した暴徒に遭遇！　聞く耳を持たず、しかも武装している！　１０のダメージ！　撃退後、新鮮な食糧が回収できた。食糧：＋８ http://t.co/7CVELqBa　連続で削れて行く体力…！

吾妻巧 @ESTakumi

今日の吾妻巧：【アクシデント】刹那主義者の生存者が、食糧を賭けたゲームを持ちかけた。今が深夜２時～１４時なら賭けに勝ち食糧＋７。それ以外なら負けて－７。 http://t.co/noLUWnfV　「それで、あなたが満足するのなら」流れ的にハラさんの所に行ったあとかな

吾妻巧 @ESTakumi

ゾンビサバイバルステータス【9日目】【名前：タクミ】【体力：６９→７０／１００】【食料：８５→８７（ハラさんのお助けイベント）→８０／１００】【アイテム：ナース（カナメ姐さん）】

重信康（公開用） @k_shigenobu

【公式イベント】かすかな飛行音。見上げると、遙か上空を過ぎ行く機影。この地獄から脱出した者がいるのだ、と君は直感した。その事実を前に、君の胸に湧き上がるのは希望か、それとも……このツイートを目にした者は自キャラのＨＰを３点回復してもよい（キャラ１人につき１回）。#ゾンビサバイバル

重信康（公開用） @k_shigenobu

【公式ＦＡＱ】（補足）このイベントはあらゆる他の効果に優越するものとします。何らかの理由でＨＰが回復できない状態にある者でも、この３点回復は適用できます。「希望はいいものだ。たぶん何よりもいいものだ」（ｂｙスティーブン・キング）#ゾンビサバイバル

may/皐めい @kingsfrog

今日のmay：【戦闘】廃屋の中でゾンビの集団と遭遇！　出口をふさがれた！　８のダメージ！　フォロワーの助けを得られるなら５のダメージ。　食糧：－２ http://t.co/KrfCBqva いきなり大ピンチ噴いたｗ

吾妻巧 @ESTakumi

@kingsfrog この流れは……ｗ タクミ君が突っ込むでぇー！ ってことで助けるます。

なんごくピヨーコ@小説・・・・24 @nangokupyo

@kingsfrog 助太刀します！

やまね @yamaneeeeee

@kingsfrog そこに颯爽とゾンビより人的被害による食料危機的な私が登場してもよいですか？

犬居　のすけ @inui_nosuke

道をゆく足取りは重く、沈黙と足音だけが暗闇にあった。当てがある訳じゃない。目的がある訳じゃない。どこへたどり着けば終わるのか。終わりとははたして「何」であるのか。

犬居　のすけ @inui_nosuke

漠然と大通りを進むのも、見晴らしのよさと、繁華街を避けるのが結局〈奴ら〉を避けることになるのではという根拠のない希望に基づいた行動だ。夜間の移動は気力も体力も奪う。それでも動かずにはいられなかった。いまだ燃え盛る松明に惹かれるのが、命ある者とは限らないからだ。

犬居　のすけ @inui_nosuke

「情報が欲しいわ。この〈汚染〉がどこまで拡がっているのか。……街はもう、半月近くもこの状況よ？　だけど、助けが来る様子も軍が動く気配もない。この街は隔離されたのか、それともそんな機能が働くほど、世の中に生きた人間が残っていないのか……」

犬居　のすけ @inui_nosuke

立ち止まり、休憩をとるとおもむろにカナメが口を開いた。道々の考えを整理する意味もあるのだろう。「生存者は、いるはずです。武器も機動力もない僕らが生き残っているのに、他が全滅なんて考えられない」応じるタクミの呼吸は荒い。熱の残る体でセラを抱いて、何時間も歩いてきたのだ。

犬居　のすけ @inui_nosuke

痛みはあるが少しなら歩ける。何度か訴えて先刻ようやく降ろしてもらえた。「でも、少し休憩させて」そう言ったタクミは、休憩が済んだらまたセラを抱えて歩くことを考えているのかもしれない。

犬居　のすけ @inui_nosuke

出来るなら、可能なかぎり自力で移動したい。ほぼ全員分の荷物を抱えたカナメも、元々足に怪我のあるニナも疲労度において変わりはないのだ、自分ばかり──、という気持ちが拭いきれない。実際カナメが巻いてくれたラップは保湿の作用があるのか、痛みはいく分楽になっていた。

犬居　のすけ @inui_nosuke

「人の、気配……」ニナが細く呟いたのはそんな時だった。動きの少ない瞳が闇に向けられ、確実さを求めるため細い眉が寄せられる。「あいつら、なの？」警戒をあらわにするカナメにニナは首を振る。「だんだん分かってきた。生きている人と、あいつらの違い」

犬居　のすけ @inui_nosuke

ニナの言葉に三人は少なからず驚きをあらわにする。ある程度の距離に近づけばもちろん〈奴ら〉と自分たちの違いは分かる。が、ニナの顔が向く方向には、何かが動く気配すらない。「人間よ、近づいてくる」途端にタクミとカナメが子供たちを守るように立つ。

犬居　のすけ @inui_nosuke

暗闇から現れた影も、こちらの存在に気付いて警戒するように足を止めた。夜の闇に包まれて、性別も体型すらも判別できない。「あの…僕たちは…」意を決して話しかけようとしたタクミを相手は手をあげて制した。係わり合いになるのを恐れたのかもしれない。この暗闇では仕方ないことだ。

犬居　のすけ @inui_nosuke

「通り二つ向こうに、倉庫がある。崩れそうだけど、まだ中身は残ってるから……」抑揚のない声でそう告げて、影の人物は姿を消した。後を追うのをためらわせる潔い態度に、またどこかで会えるのを祈りながら皆で顔を合わせる。「さあ、どうする？」「僕が──」言いかけたのに重ねて告げる。

犬居　のすけ @inui_nosuke

「みんなで、行きましょう」譲るつもりはないと言葉にこめて言う。と、「そうね。……食糧もだけど、できたら着替えも探したいわ」「暗い所なら、私の方が上手く歩ける」他の二人も同意する。たぶん、ほんの一瞬の邂逅であっても、生存者がいたことに仄かな希望を抱いたのだ。「みんな──」

犬居　のすけ @inui_nosuke

そして、何か言おうとタクミが口を開いたその時だった。