ヒッグス粒子発見についての野尻美保子先生の解説
たとえば電場とか磁場とかを空間に「かける」ことはできるんだけど、それをやると同時に空間に向きもつくのね。ヒッグスっていうのは空間に向きをつけないで、0じゃない値をもてる粒子なわけ。@mirokuharp06
2012-07-04 22:16:25ところがこのヒッグス粒子は空間には向きもってないけど内部空間には向きをもってて、内部空間に方向をつけちゃう。これを対称性の破れっていうのね。 @mirokuharp06
2012-07-04 22:17:40これをさらに簡単にするとNHK の水飴粒子になっちゃいますね。RT @YokoyamaMasashi: @Mihoko_Nojiri 難しすぎ……
2012-07-04 22:18:17対称性を破らないと質量を持てないというか、対称性を破るということと質量をもつということがほぼ等価というか。RT @maesar7: 向きをつけない→質量を与えられる?
2012-07-04 22:19:38ほんとに悩むんですが、簡単に説明するのがいいのか、正確に説明するのがいいのか。簡単な説明だったらテレビを見ればよいのではないか。 RT @YokoyamaMasashi: @Mihoko_Nojiri 難しすぎ……
2012-07-04 22:20:20HIggs 粒子というのは標準模型で唯一つのスカラー粒子で、でも内部自由度についてはスカラーではないのです。。。。(真面目に説明しているのか自分)
2012-07-04 22:21:30たとえば電子とニュートリノっていうのは、内部空間の中で、逆方向をむいてるんです。ニュートリノは上向きで電子は下向きみたいな。でヒッグス場をかけると片方がもう一つより重くなる。RT @t31415926535: えっ?(・・?) (もうわからんね…。)
2012-07-04 22:25:21棒のはじっこに+の電荷とーの電荷つけてるとして(双極子)、電場かけたら、 棒の向きでエネルギーが変わるじゃないですか。ヒッグス場は内部空間の電場で、電子やニュートリノは内部空間の中では向きが逆になってる双極子なんだけど、この方向で説明を続けると、みんな困るような気が。
2012-07-04 22:28:09何かに例えるのはいいんだけど、一つの側面についてだけたとえてるから、応用性がないのね。で、物事の別の側面を伝えようとするとわけわかんなくなっちゃう。
2012-07-04 22:31:09たとえばHIggs がなかったら、電子とニュートリノは実は区別がつかない。ヒッグスが真空期待値をもつと別の粒子になる。
2012-07-04 22:32:20ベクトルってわかります?電子とニュートリノでベクトルを作っている。アップクオークとダウンクオークでベクトルを作っている。RT @ping_chang: うむ、この場合の内部空間とはなんのことでしょうか?
2012-07-04 22:34:20外部空間っていうのは我々の済んでる空間のこと。でなにもない空間を考えたら、上も下も右も左も区別つかないじゃないですか。これを空間の回転対称性、っていうんだけど。。。
2012-07-04 22:36:04内部空間っていうのは素粒子の場がはる空間で、素粒子の相互作用をみると、ヒッグスがいないと電子とニュートリノの区別がつかないようになっている @ping_chang
2012-07-04 22:37:31で空間に上があるとか下あるとか思ってるのはなんでかというと地球があって重力があって、家があってっていろいろ「向きをつけてくれるもの」があるからじゃないですか。で、電子とニュートリノの区別をつけてくれるものがヒッグス粒子。
2012-07-04 22:38:41うーんと、陽子と中性子でいうと数学的には陽子をx軸 中性子を y 軸と思うみたいなもので、RT @ping_chang: 原子核内部に更に構造があることを数学的に表現してるのが内部空間ってことでよろしいでしょうか?
2012-07-04 22:48:22で、陽子と中性子を取り替えても、電荷がなかったら物理法則が変わらないよね、っていうのが内部空間の対称性なの。実際には電荷があるから陽子と中性子を取り替えても同じ原子核にはならない。で、なんで電荷というものが定義できるかというとヒッグス場が真空期待値をもっているから。
2012-07-04 22:50:09