あるくガムさん、結婚論

arukugamu @arukugamu

「結婚は」と打ち込むと最初に予測されるワードは「結婚は人生の墓場」である。自由がなくなるのが嫌だ。束縛されるのが嫌だ。このような理由で墓場と表現する人が多いのだろう

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私は昔から人付き合いが下手である。特に引っ込み思案な性格から初対面の人に自分から話し掛けることが少なく、小さなコミュニティーで過ごしてきた。

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それでもやはり大きな輪に入りたく、選んだ手段が「便利な人」だった。頼まれ事は出来るだけ断らず、常に気配りをできるようにして、少しでも「必要とされる人」になろうとしていた。

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就職活動の時期、自分にはやりたいことがなかった。何にもなりたくないわけではなく、何でも良かった。必要とされる場所を見付けられたらそこで頑張れるだろうと。

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でも便利な人には強い個性はなく、アピール出来る点がなかった。そんな自分でもそれでいいと思ってしまうくらい自分がなかった。

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その時に出会ったのが今の妻である。自身の外見に自信がなかったことから「人は顔より性格だ！」と主張していた私が外見で一目惚れした。意見はすぐに変わるものらしい。

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しかし相手は就活での合同説明会に参加した会社側の人であり私はただの就活生。近付く機会はあれども、それ以上は難しい。性格の良さでアピールするとしても、アピールするまで近付けない。それに自分の性格がそこまで誇れないことも知っていた。

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私が知っていたのは好かれる方法ではなく嫌われにくい方法であり、やはり誇れるものはない。今までの生き方では何も掴めないらしい。

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初めて告白した。方法なんて知らなかった。就活の説明会後に何度か相手の会社に行き、個人的に会社の説明をしてもらったついでに買い物に誘った。食事に行った。凄く不自然だったと思う。その後の告白だ。

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「彼女にとって一番便利な人」になることは目指すことではなく、ただ単純に好かれたかった。でもやっぱり私には気配りくらいしかなかったのだ。

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便利な人から彼氏になれた。そして彼女の働く会社へ就職した。やりたいこと、必要とされることがこれで正しいのかは分からなかったけど、受け身続きの人生から進むときがきたらしい。

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驚いたのは私より彼女の方が便利な人だった。私が周囲に気配りしたら、そんな私を含めた全体に気配りしてた。この人に、尽くしたいと思えた。

arukugamu @arukugamu

「結婚は人生の墓場」という言葉がある。たしかにそうかもしれない。ただ考え方が異なるだけだ。私を理解して、就きたいと思える人に今後の自分の人生を捧げる覚悟がある。私だけの人生はここで終わりでもいい。墓場であるなら、こんなに、幸せな自殺はないと思う。

arukugamu @arukugamu

私が愛してなお恋せるのは、そんな理解者がいたからであり、道標でもあるからだ。こうやって馬鹿みたいに妻のことを書くのも、感謝しているからだ。

arukugamu @arukugamu

昨日で付き合って2年が経ちました。その間に結婚して子供が授かるとまでは想像もできなく、幸せな日々でした。どうか、今後も相手をしていただけたらと願います。ありがとうございました。口で言わなくてごめんなさい(笑)

arukugamu @arukugamu

これを昨日、ブログに長々と書いていたら疲れて寝落ちしちゃい、全部書こうとすると今日に間に合いそうもなかったからTwitter使った。

arukugamu @arukugamu

これが孤独ちゃんに対する私の結婚論の答えです。論じゃないか。

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そんな妻に産休での退屈しのぎと妊婦の方々、子育ての先輩方との情報交換や交流にとTwitterを教えました。 本人は現在ポケモンをやりながら寝てしまったようでこのままベッドに誘導させるため反応は出来ませんが、よろしければ相手をしていただけると嬉しいです。 → @i_tamaco