血液内科の奨め(w

血液内科医になった理由などを書いてみました。きつい診療科ですが楽しいところ、やりがいのあるところがたくさんあります。来てくださいw
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なべじゅん @Hematologist_J

血液内科(白血病などの診療)は急変も多く、病院に拘束される時間も多い「きつい診療科」であるのは間違いありません。 ただ、きついながら面白いところはたくさんあります。

2012-07-05 10:08:18
なべじゅん @Hematologist_J

僕が若手医師、医学生の方にお勧めしたい「血液内科の良いところ」は 1、診断から治療まで自分自身で関わり続けることができる 2、臨床と研究が近い 3、急変が多く一様でないので、様々な病状に対応できる医師になれる また、抗癌剤治療や免疫療法などにも強くなれます

2012-07-05 10:10:57
なべじゅん @Hematologist_J

診断から治療までというのは、すべての診療科で勿論診断から治療までかかわることはできます。しかし、すべてではない。 早期胃癌は消化器内科医がEMRでとるかもしれないが、進行胃癌は消化器外科医が手術とる。もし抗癌剤治療が必要ならどちらか、もしかすると腫瘍内科医がやるかもしれない

2012-07-05 10:13:02
なべじゅん @Hematologist_J

しかし、血液内科医では診断の後、他の診療科に紹介して治療してもらうということはほとんどない。 この患者さんのことをすべて自分(もしくはグループ)の責任で診ていくのだ。 だから、その患者さんに他の異常があったときに気が付かないわけにもいかない。すべて見ることができる医師でなくてはな

2012-07-05 10:14:52
なべじゅん @Hematologist_J

順番は変わるが抗癌剤治療のスペシャリストになるというのも確かである。様々な抗癌剤を使いこなし、その有害事象にも対応しなくてはならない。 血液疾患という重篤な病状(その病気だけで死ぬ)の患者さんにほしないような大量の抗癌剤でそれを撃滅するのである(撃滅だってw)

2012-07-05 10:17:23
なべじゅん @Hematologist_J

抗癌剤という「毒」を持って治療する以上、その毒に対して対応できなくてはならない。それが血液内科医が様々なものに対応する能力がなくては話にならなゆえんである。 病状の厳しさに加えて、治療の厳しさがある。それらをすべて管理できる医師にならなくてはならないのである

2012-07-05 10:18:59
なべじゅん @Hematologist_J

また、臨床と研究が確かに近いのだ。検体を採取する・・・といっても、患者さんに事前に同意をいただき、診断のための骨髄穿刺をする時に余分に骨髄をもらえばそれは保存ができる。 血液中にも白血病細胞なら流れているし、リンパ腫も診断時のリンパ節で一部保存可能だろう

2012-07-05 10:21:02
なべじゅん @Hematologist_J

また、治療をする上で分子生物学や免疫学など基礎医学の知識がなくてはならない。患者さんを診療するうえでも「その目線」で診療する。 だから、患者さんをいろいろな側面で診ることができる。ついでに漢方医学も一緒に勉強するとさらに楽しいw

2012-07-05 10:22:20
なべじゅん @Hematologist_J

そして研究結果が実臨床に反映しやすい分野でもあると思う

2012-07-05 10:23:00
なべじゅん @Hematologist_J

そんな理由(他にもいろいろな理由があるが)で僕は血液内科医になったし、多くの医学生に来てほしいと思っている 楽しいよ(笑

2012-07-05 10:24:10
なべじゅん @Hematologist_J

血液内科の奨め…って、これで来てくれるかしらw http://t.co/WhmPMIU8

2012-07-05 09:50:25