芝村裕吏(@siva_yuri)さんによる宣伝「キュビズム・ラブ2巻発売とその紹介」
ファンがやってのける事を俺が出来ないわけがない。 これはとてもはげみになりました。そう言う意味でファンのみんなに、この場を借りて御礼申し上げます。
2012-06-30 00:18:14こうして成立した作品ですが、問題はまだありました。いや、最大の問題ができましたというべきでしょうか。 出来た原作はマンガにするのがめちゃくちゃ難しかったのですね。 具体的には女の子を可愛く描くより黒い箱を可愛く描く方が絶対的に難しく、また前例がないのです。
2012-06-30 00:20:36作画担当の松本テマリは天才なんで今こうして種明かしをするまで え、難しかったんですかとか 箱のほうがかんたんとおもってましたorzとかやりそうですが、当たり前の結論を積み上げた当たり前の結果として、ハードルの高さは目がくらむようでした。 私が手がけた原作では一番の難易です。
2012-06-30 00:22:03だからこその松本テマリ限界テストマンガなんですね。 七つの世界を通して見ても、黒い箱を可愛く作画して誰にも異論を抱かせない画力のある人はそうそういません。 文章という条件に限れば小太刀や調子の良いときの海法というカードがあるんですが、マンガでは難しい。
2012-06-30 00:25:04ということで、今回の企画は一人の女性作家の細い肩に全部丸投げされました。 めでたし、めでたし。 その奮闘ぶりは本日発売のキュビズム・ラブ二巻を読んでお確かめください(さわやかなセールストーク) ついでにかの松本テマリとあうことが出来るサイン会が7月15日に池袋であります。
2012-06-30 00:28:33アニメイトでね。 まだチケットはあるんで、一遍顔みてくるといいんじゃないかな。 戦士といえるだけの人物を見ることができる機会は一生でそうはない。え。7月16日? ごめんごめん間違えました。
2012-06-30 00:30:36キュビズム・ラブのキャラ構築に用いたという人間関係のシミュレーションの具体的な実装が気になります。どのような要素を重視してモデルを作ったのでしょうか? ですか。
2012-07-02 18:31:46今回の場合、絢爛系のシステムを流用していますね。具体的には”人間の範囲”内での意志決定の積み上げが人間であるという観点から、長期、短期の二つの目標と欲望、そして相互の人間関係を元に構築しています。
2012-07-02 18:34:28人間の範囲ってなんだそりゃといわれそうなんで補足すると、人間は人間が思うほど自由ではありません。 例えばトイレの水でお米研いでたら変人扱いされますし、トイレ内でタップダンス踊っていても同様でしょう。
2012-07-02 18:35:53例であげたように、場所というもので出来うる行動というのは基本、規定されていて余程の因果がない限りこれを逸脱しないというわけです。 逆説的に言えば、場所が人間の行動範囲を決めている。とも言えます。
2012-07-02 18:38:02会話の場合、相手との一対一では応答の集大成が会話になります。 応答をしていない会話は会話でないというわけですね。 そして応答というからには範囲もあればパターンもあるわけです。
2012-07-02 18:38:58この二つから見た通り、単純にとりうることが可能な行動をコマンドで表記し、場所や応答の状況で絞れば、現実的な動きまでは記述出来ます。 今回はそこから一歩進んで、どこでどうやれば狂った動きが出来るかを考えて実装しています。
2012-07-02 18:41:04人間は範囲の中から逸脱することもある。むしろ、だからこそ人間というわけですね。この例外行動をどう許可するかが、今回の技術的目玉でした。以上説明終わり。
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