事故直後のI131大気浮遊塵・ガスによる甲状腺癌発症リスクの推計
- kotoetomomioto
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【補足】甲状腺癌自然発症数との比較。①10年で集中して発症するとしても評価は困難、もしくは時間を要するので汚染やダストの相関を取る事が重要。②更に20歳以上だと自然発生が1桁増えるので評価はより難しくなると予想されます。 http://t.co/zKJXM1y5
2012-07-06 20:52:10茨城、宮城の推計(Cs137の土壌沈着からの推計)
【甲状腺癌:茨城】茨城については地元という事もあるし、また事故直後のダスト濃度的にも高く、ムラが大きいと思われるので、ひたちなかの降下物1点ではなくもう少し密に評価したい。そこで(減衰の少ない)Cs137の土壌データから遡った評価もしてみる。
2012-07-05 23:25:39【甲状腺癌:茨城②】Cs137の土壌測定→9割は3月の降下によると仮定→その10倍がI131の降下によると推定→沈着速度0.01m/sから逆算し→3月のI131ダストを推定、という流れで試算してみる。
2012-07-05 23:27:43【甲状腺癌:茨城③】高エネ研のダスト測定。15〜22日の降下としてはまあまあ「10倍」で良さそう。 http://t.co/2GYbGEHK
2012-07-05 23:29:16【甲状腺癌:茨城⑤】参考)東京は10倍より低いかも?⇨千葉、つくば、東京の間をとり、とりあえず「10倍」を採用しとく。 http://t.co/bslxn0Jv
2012-07-05 23:32:07【甲状腺癌:茨城⑥】幸い茨城は市町村毎の土壌調査がされている。このデータからCs137→I131→I131ダストと遡ってみる。 http://t.co/l7UJjHKv
2012-07-05 23:33:51【甲状腺癌:茨城⑦】結果、30歳以下で約11.3人の発症(県内Cs137土壌汚染からの推定)。「ひたちなかのI131降下物×県内人口」という粗い見積もり17.8人と比較して2倍までは違わない程度。 http://t.co/4MBIhoSD
2012-07-05 23:38:18宮城のCs137の土壌汚染からの推計値8人を含め、(福島を除き)約100人の発症、というリスク水準。
【甲状腺癌:宮城】茨城の場合I131降下物からの推定とCs137の土壌沈着からの推定が2倍以内程度の違いにとどまったので、同様の手法で殆どデータの無い宮城の発症リスクを見積もる。全県をカバーしてないが県民人口換算で約8.1人程度。 http://t.co/hGwkUNRT
2012-07-05 23:42:31福島県
【甲状腺癌:福島県内①】3〜4月のI131ダスト実測。離散的な測定だったり、なかなか評価は難しい。取りあえず南を赤、西を黄色、北と北西を青系でプロット。 http://t.co/JA1SBfjF
2012-07-06 21:16:00【甲状腺癌:福島県②】①辛うじて判るのはやはり15〜25日の飛散が主。②だとするとI131/Cs137比は概ね10で良さそう(いわき方面は20~30なはずだが)。③沈着速度は評価し難いがとりあえず0.01m/sを信じてみる。 http://t.co/GpEN7o7Q
2012-07-06 21:21:23【甲状腺癌:福島県内③】福島県内全市町村の全土壌調査データからCs137[Bq/m2]の平均値を計算。https://t.co/GZdPPyam
2012-07-06 21:29:03【甲状腺癌:福島県内④】結果約74人の発症。ただし、発症率の高い大熊、双葉などは避難をしたはず。どのくらい回避できたかにかなり依存する。50人前後が妥当かもしれないが評価は難しい。 http://t.co/pTKpirkk
2012-07-06 21:36:24参考:甲状腺等価線量[mSv]抜粋
まとめ&注釈
【吸入による甲状腺癌見積もりのまとめ】①宮城の推計値8人を含めると(福島を除き)ICRPペースで約100人の発症②国連科学委員会(UNSCEAR)なら200人③チェルノブイリスケールがICRPの10倍とすると1000人のオーダー。
2012-07-06 12:54:46【甲状腺癌計算の中身】①ただし24時間野外の仮定なので「ずっと室内」ならリスクは1/10程度?②全体の平均としては1/2〜1/3程度?③東京、千葉は大気浮遊塵の実測データを用いたがガス状成分が捕集できてないと計算より2倍程度悪い可能性はある。
2012-07-06 13:07:12【甲状腺癌まとめ②】福島県内を50人前後とするとICRP準拠で約150人、国連科学委員会(UNSCEAR)準拠300人③チェルノブイリスケールがICRPの10倍とすると1500人の水準。
2012-07-06 21:46:34【甲状腺癌まとめ③】もちろんリスク「率」で言えば福島県内が高いが人口を掛けると「発生数」では周辺近隣都県の合計の方が計算上多い。より分散して発生する為評価は難しいと思われる。「無かった事」として誤摩化すのではなく、対象群としての遠隔地域も含めたがん登録の整備が急務。
2012-07-06 21:53:16