たかはづゾンサバ・その1（※ちょっと特殊ルール）

前置き

自分ルール

• キャラは二人。それぞれ診断するけど基本は二人で一緒に行動。診断内容は、基本診断したキャラのみに影響。診断する順番は交代制。
• HPとアイテムスロットは別々。食糧とクリアフラグは合算。
• 使用がプレイヤーの裁量に任されているアイテムは、互いが自由に使うことができる…が、たぶんやらない。
• 同じアイテムの二つ目を入手したときは、空きがあったら相手のスロットに入れることができる。普通に譲渡。
• 片方がゲームオーバーとなったときは、そのキャラの食糧やアイテムは数量上限内でもう片方のものとなる。
• いつも一緒だとおもしろくないので、同行者とはぐれる結果が出たときはきっちりはぐれる。食糧は二分割し、合流するまで別々に計算。もちろん互いのアイテムを使うこともできない。
• はぐれている間に片方がゲームオーバーとなったら、そのキャラの食糧やアイテムは失われる。はぐれていた間に入手したクリアフラグ等もロスト。

キャラメモ

• 高宮鶇：野郎。23歳フリーター。大事故に遭って大学を辞めている。四人兄弟の二番目。実家がちょっとした名家。
• 葉月朔：野郎。25歳大学生。もろもろの理由で偽名使用＆年齢詐称。女顔なのがコンプレックスだとかなんとか。
• 二人の間柄：とある人物のもとで世話になってる同士。それ以上でもそれ以下でもない。

1日目(2012.07.09)

この日はついったに投下してません。っていうかし損ねた。

葉月（HP100／食糧200）

今日の葉月朔：【戦闘】川べりを移動中、ゾンビの群れに襲われる！　７のダメージ！　水中に飛び込めば２のダメージですむが、そのかわり食糧７を濡らして失う。いずれにせよ食糧：－２

葉月の手記
目が覚めたらそこはなぜか屋外だった。そばにはなぜか川が流れている。鞄の中にはなぜか食糧とわずかな空きスペース。そして隣にはなぜか高宮がいる。あまりに気持ち良さそうに寝ているのでそのままにしてやろうと思ったがそうもいかない。なぜならゾンビとしか思えない生物(？)がいたからだ。高宮を起こし、慌てて逃げる。だがまわりからうようよ湧いてくる。数が多すぎる。とっさの判断で川に飛び込んでやりすごした。危機は回避できたが、かわりに食糧を少しダメにしてしまった。高宮が実に鬱陶しいジト目で見てきたが、命には変えられないと答えると、君がそれを言うのか！と演技ぶった様子で驚かれた。うるせえ、俺にだって人の心ってもんがあるっつーの。

高宮（HP100／食糧191）

今日の高宮鶫：【戦闘】ビルの内部でゾンビの集団と遭遇！　階段までの血路を拓け！　９のダメージ！　フォロワーの助けを得られるなら５のダメージ。　食糧：－２

高宮の手記
ゾンビたちをやり過ごしたあと、川から離れた。しばらく歩くと建物群が見えてきたのだが、手掛かりを探すためその中のうちの一つに入ってみることになった。が、荒涼としたビル内を探しても、放置されてからだいぶ時が経っていること以外になにもわからなかった。おまけに、そうこうしてるうちにまたしてもゾンビの集団に囲まれてしまった。入り口を塞がれてしまったので上に行くしかない。突破を試みるが、パニックで脚がもつれて転んでしまった。葉月に助けてもらってなんとかなったはいいが、このまま上に行ってもピンチになるだけのような気がする。しかしそんなことよりも、葉月の前でこけて、そして借りを作ってしまったことのほうが実はなによりも痛い。

結果

結果メモ：葉月…HP98／高宮…HP91／食糧…189

2日目(2012.07.10)

高宮（HP91／食糧189）

高宮の手記
昨晩はそのままビルの屋上で寝た。もちろん扉にはバリケードを施し、交代で番に着いたのだが、明け方近くにうっかり寝落ちてしまった。はっと目が覚めると目の前には眼帯をした老人が。老人は名乗るよりも先に「あんなものでは子供でも簡単に壊せるぞ」となんとも無残な姿になっていたバリケードのほうを指しながら言った。恐ろしい。この人がゾンビでなくてよかったと心底思った。葉月を起こし、朝食を済ませてから二人で効果的なバリケードの組み方を教わった。老人…もとい老軍人は終始葉月に対して不審そうな、鋭い目を向けていたが、葉月から不穏な気配でも感じ取ったのだろうか。まあ、無理もないと思う。

葉月（HP98／食糧189）

葉月の手記
さすがにビルの屋上からの見晴らしはよく、遠くまでよく見渡せた。残念ながらビル内には場所や状況の手掛かりはなさそうだったので、よりヒントになりそうな駅を目指して歩くことにした。その間、(いつのまにやら仲間になっていた)老軍人から話を聞いた。やはり彼も現状の詳しいことは一切知らないらしい。そうこうしているうちに駅に着いた。昨日とはうってかわってゾンビと遭遇することなく、何事もなかったのは幸いだが、人も車両もなければ看板やポスターといった類もすべて破壊されていので特に収穫もなかった。途中のアーケードで拾ったお菓子くらいしかない。僅かではあるが、いざという時の足しにはなるだろう。丁重にしまった。

結果

3日目(2012.07.11)

葉月（HP98・お菓子／食糧187）

葉月の手記
駅になにもヒントがないとわかった以上、次の手を打つしかなくなった。今一度高い建物の屋上に上がり、探索しようとかつて駅併設の商業施設であったと思しきビルに入ろうとしたら、なんと二人目の生存者に出会った。俺らと同じことを考えていたらしい。しばし一緒に行動することにした。聞けば他にも結構な数の人間がこの街にいるらしく、中には炊き出しを行った者がいるらしい。希望のあふれる話だ。この心地良さを久しく忘れていた気がする。そんな屋上での束の間の平穏だったが、高宮だけはひとりずっと遠くを見つめていた。が、急に弾かれたように駆け出す。屋外に設置されている非常階段へと。あわてて俺らも後を追った。

高宮（HP91・老軍人／食糧185）

高宮の手記
ビルの屋上から見えたそれがなんなのか認識した瞬間、体が勝手に階段を駆け下り、現場の路地裏へと急いでいた。なにかに群がる十数体のゾンビのかたまりの中に迷わず飛び込む。葉月たちとともにゾンビを蹴散らす。襲われていたのは女性だった。その人はお礼にと、ゾンビ化を治す治療薬を俺に渡し、そそくさとその場を立ち去ってしまった。老軍人が呟く。「あの者、ゾンビ化がはじまっている」と。ならばなぜ治療薬を差し出したのだろう。自分で使えばいいのに、それを阻むなにかしらの理由でもあるのだろうか。すると、ビルの前で出会った生存者が一歩前に進み、徐々に駆け足になって女性が消えたほうへと走って行く。振り向きざまに彼はこう言った。「俺はあの人に着いて行きます」…どうやら、彼にはその理由がわかったみたいだった。

結果

4日目(2012.07.12)

高宮（HP88・老軍人・治療薬／食糧185）

高宮の手記
昨晩のうちに軍事基地と思しき場所に着いた。今日はここを探索する。格納庫や武器庫、その他倉庫が数棟、それに本部や宿舎といった建物など、想像通りの施設が並んでいる。これだけしっかりとした設備があるのだから誰かいてもよさそうな気がするが、生者どころか死体すら見当たらない。床やら壁やら天井やらあちこちに血痕のようなものが飛び散ってはいるのだけど。全員ゾンビに喰われたのか、あるいは自らゾンビとなって彷徨っているのか。うろうろしているうちに武器庫で手榴弾を見つけたが、老軍人に触るのを止められた。なぜかと訊いた。「たしかその手榴弾には設計ミスがある。なにもしなくても勝手に爆発するかもしれん」…なるほど。老軍人がいてよかったと、つくづく感じた。

葉月（HP100・お菓子／食糧181）

葉月の手記
こういうのをミリメシと言うのだろうか。基地内で見つけた食糧を食す。高宮にはいつの間に見つけたの、と訊かれたが、簡単な話である。早起きは三文の得と言うだろう、と返したら訝しげな目で見られた。お前は俺をどう認識してるんだ。しかし今日はすこぶる体調がいい。あとでもうひと探索行ってくるとするか。

※別行動のため食糧を二分割。葉月93、高宮92に。

葉月２回目（HP100・お菓子／食糧93）

葉月の手記
体調がいいのでひとりでもう一探索行ってくることにしたが、これが間違いだった。ゾンビに襲われたので手近にあった角材で応戦したら、もののみごとにばっきりと折れて自分に当たってしまった。ついでにささくれも刺さった。地味だが痛い。戻ったあと、二人とも俺の惨状を見て驚いていたが、とにかく高宮に嫌味を言われたくなかったので詳細は黙っておく。後の祭りだが、手榴弾があればこんなことにはならなかったかもしれない。やっぱり持っていけばよかったかなとぼやいた途端、武器庫が突然爆発炎上した。あの手榴弾かな、と高宮。この一連の展開…ギャグ漫画かよ。

※合流で食糧合算。葉月91、高宮92で183。

結果