DESIGN RELAY TALK #03 石上純也氏 (#DRT2012) まとめ
石上:入口について。オランダの公園のビジターセンターの計画。建物としての空間が入口から始まる。周辺環境から内部空間に切り替わり、そこをどう連続的に捉えるか。 #drt2012
2012-07-14 18:38:44石上:不規則について。規則性をなくすことで新たな関係性を考えれないか。KAIT工房。内部は305本の柱のみで屋根の荷重、水平力をもっている。空間を規則的に区切って規定していくと、その部屋に与えられた機能以上のものはうまれない。 #drt2012
2012-07-14 18:46:48石上:柱のみで構成された空間では、ある機能をもった空間を考える時、すべての柱が関係性を持ち、建築全体で関係性を考える必要がある。機能を限定しない空間を考えた。 #drt2012
2012-07-14 18:50:11石上:緻密にスタディし機能を考えてはいるのだが、意図した計画を最終的に利用者に読み取れないような空間を考えた。 #drt2012
2012-07-14 18:52:38石上:自然さについて。自然な状態をつくること。見たことないものでありながら自然に溶け込んでいるもの。自然な状態でありながら見たことのない景色をつくりたい。 #drt2012
2012-07-14 18:54:55石上:造園について。もともとあるものをどうレイアウトするか、というある種のおおらかさに魅力を感じている。 #drt2012
2012-07-14 19:01:08石上:老人ホームの計画について。既存の日本の民家を集めて、仕上げを統一して組み合わせる。地域によって空間性は変わるが基本的な寸法は同じ。90%程度は集まった。 #drt2012
2012-07-14 19:05:09石上:周辺について。NYでの内装設計の計画。三角形の先端の建物の内装。周辺環境を変化させることでそれによって内装も変化するようなことを考えた。敷地をカットし新たに通路を通し、新たな人の流れ、新たな周辺環境を生むことで、新しい内部空間をつくる。 #drt2012
2012-07-14 19:11:13石上:抽象について。コンセプトやアイデアはあまり重要ではなく、与えられたものから何を剥ぎ取っていくか。意味を剥ぎ取っていくことで新たな空間をつくることができるのでは。 #drt2012
2012-07-14 19:12:58石上:四角いふうせんについて。ふうせんは丸いと思われている。ふうせんから丸いという意味を剥ぎ取ったときに新しい抽象的なふうせんがつくれるのではないか。1tの金属の塊でありながらふうせんなので重さという概念がなくなっている。 #drt2012
2012-07-14 19:17:16Q.注目しているスケールについて? 石上:空間に変えられるような視点というのを大事に考えている。 Q.学生に教える際にオリジナリティを教えている? 石上:自然に導かれるように教えられたら。 #drt2012
2012-07-14 19:37:22Q.コンセプトの重要性について。 石上:自分の考え方をつくるのではなく、ものをつくることが仕事。どういうものでも説明できないといけない。人によっていろんな解釈が生まれる方がおもしろいのでは。 #drt2012
2012-07-14 19:41:04Q.内部と外部の関係性について。 石上:そこになかったものをつくりだしたものを内部と捉えている。そこに"ある"ものが外部。 #drt2012
2012-07-14 19:44:07Q.自然な状態をつくる必然性について。 石上:ネイチャーとナチュラルの 違い。自然さとはコントロールしないとできないものだと思っている。 #drt2012
2012-07-14 19:53:40Q.建築家とアートの違いについて。 石上:場所に置かれる役割によって変わってくる。境界を越えてアート作品を作ろうとは思っていない。 #drt2012
2012-07-14 19:55:08Q.クライアントがいない学生としてはどうすれば? 石上:できることがそれぞれで違う。条件の中で最大限にできることを考える。それは学生においても、学生だからできることというのを考えないと意味がない。 #drt2012
2012-07-14 20:05:07Q.デザインの価値とは? 石上:ものを作るといつことを突き詰めていくと答えが見つかるのではと思っている。 #drt2012
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