- ashzashwash
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@verybrightstar カウチに横たわると、窓越しに蒼白い光が、ゆっくりと首筋に堕ちてきました。見あげてみると、無慈悲な月が、素知らぬ顔で中空に浮かんでました。
2010-08-25 10:41:58「アッシャー家」は今日の目で読むと、冒頭の陰鬱な描写を堪能するだけの小説に思えるが、悪しきものが滅びる時には同時に周辺の建物や事物も同時に崩壊していくという、ホラー映画でお馴染みのクリシェを創造したのが又してもポオであるという事に思いあたると、その才能に改めて驚愕するしかない。
2010-08-30 13:03:03@m3396 著名な監督三人によるポオ原作のオムニバス映画がありまして。ドロンのもその中のひとつ。三番目がフェリーニが映画化してテレンス・スタンプが主演を演じた作品で、少女の姿をした悪魔がでてくるヤツ、これは怖い。ていうか、ぼくが偏愛する映画群のトップに君臨する変態映画です。
2010-08-30 14:22:09@m3396 あの映画で最後に残る印象は退廃的なテレンス・スタンプとローマの夜を疾走するフェラーリと不気味な少女の影。子供の頃に観たので良い意味で虎馬になってます。
2010-08-31 12:44:27シューベルトの最後のソナタ、<21>が好きで集めてます。それはロマン主義の成れの果て。息も絶え絶えの旋律が断ち切られては沈黙し、一瞬にして昂揚し、ふっと天に羽ばたいたかと思うと失墜し、というおそろしい曲なのです。
2010-09-04 15:16:05リヒテル盤の<21>は異常にテンポが遅く、その事で耐えきれずに分解してしまう世界観があり、その狭間から怖いものが顔を覗かせる。この手法を極限まで突き詰めたのがアファナシエフ。そこで踏みとどまり、狭間を凝視しているのが田部京子。あくまでぼくのイメージですけどね。
2010-09-04 15:16:491:「ドリアン・グレイの肖像」。ドッペルゲンガーや内在する善と悪等、ポウの「ウィリアム・ウィルスン」と同じテーマを持つ作品だが、ワイルドの方が面白く、かつ、圧倒的にエレガントだが、余りにすべてを説明しているためにポエジーが存在しない。読後に何かを語りたいという欲求には駆られない。
2010-09-04 16:44:292:それに比して、ハードボイルドの創始者としての栄誉も得られそうなほど、クールで即物的な一人称で語られるポウの「ウィリアム・ウィルスン」だが、装飾を排したこの文体こそ、ウィリアム・ウィルスンと名乗る男が語る信じがたい物語を読者に納得させるためにポウが創造したものである。しかし。
2010-09-04 16:44:423:重要なのはここからだ。この信じがたい話を語る<話者の存在>を読者が納得しかけたその時、最後の最後にポウがいきなり仕掛けた罠---圧倒的なアクチュアリティを持って存在していた話者が突然<信頼のおけない話者>へと変貌するというトリック---
2010-09-04 16:44:564:この仕掛けによって読者は一瞬にして宙ぶらりになり、物語の場からあっという間に置き去りにされてしまうわけだが、あの戸惑い、あの戦慄、あの一瞬ゆえに、「ウィリアム・ウィルスン」という短編は奇妙な傑作となり、読後の印象は一生忘れ得ぬものとなって読者の脳髄の底で輝きつづけるのである
2010-09-04 16:45:03300円で購入したB5判の「トムソーヤ」。テクストはマーク・トウェインのオリジナル。豊富なイラストは全てオールカラーの見事なもの。更に当時のミシシッピ河流域の生活を窺わせる写真や図版も多く添付されている面白い本だ。 http://twitpic.com/2me9sd
2010-09-08 21:23:24おはようございます。朝、トーストにジャムを塗る時、いつも「銀の匙」の情景を思いだします。父親の厳格さを強調する際に、朝食のジャムの習慣に触れ、「こうして父は朝だけの甘さを楽しんだ。」みたいに逆接的な表現をしていましたっけ。うろ覚えですが。
2010-09-09 09:32:10トム・ソーヤを開く-1- これは黒人奴隷が自治権を持っていたプランテーションの島の図版ですね。「漕げよマイケル」等の黒人霊歌の歌詞で、逃亡奴隷が命がけで目指していた島でもあります。 http://twitpic.com/2mlve8
2010-09-09 13:26:41トム・ソーヤを開く-2- ミシシッピ河を行き交う蒸気船ですね。こういう資料的な図版が随所に添付されています。 http://twitpic.com/2mlvs7
2010-09-09 13:27:09トム・ソーヤを開く-3- これはミシシッピ河流域の生活を描いたポピュラーペインティング。 当時の有名が画家の作品のようです。 http://twitpic.com/2mlvzz
2010-09-09 13:27:43トム・ソーヤを開く-4- これが有名なペンキ塗りのシーンですね。基本的にはこういうノスタルジックなイラストが中心。全ページ、アート紙にオールカラー、なぜかイタリアで印刷していますね。 http://twitpic.com/2mlwd3
2010-09-09 13:28:16トム・ソーヤを開く-5- 近所に越してきた少女にみとれるトム。こんな感じの楽しいイラストでいっぱいなのです。おしまい。 http://twitpic.com/2mlwwe
2010-09-09 13:28:47荒ぶる魂を鎮めよう。Libera - Be Still My Soul http://www.youtube.com/watch?v=omlBeCGLFG4&feature=related
2010-09-09 15:23:32ついでに色々と癒してもらおう。 Libera - Sing Forever http://www.youtube.com/watch?v=5-mrYd1VKwc&feature=related
2010-09-09 15:37:17あとは祈るだけだ。The Cambridge Singers - For the Beauty of the Earth http://www.youtube.com/watch?v=tMJSr9wFAHY
2010-09-09 15:42:55Stay, Illusion! Come with me. From here to emptiness. Anthony Way- Be Thou My Vision http://bit.ly/93W6be
2010-09-09 16:12:49酔いどれのオレにはこっちの方がしっくりくるかな。 The Irish Tenors - Be Thou My Vision http://www.youtube.com/watch?v=yy6hST_Ysz0&feature=fvw
2010-09-09 16:39:24ピアノだけの伴奏で聴くのも悪くない。 Michael Ball - Be Thou My vision http://www.youtube.com/watch?v=VsYY2U2altk&feature=related
2010-09-09 17:40:48図書館の放出品。P.D.ジェイムズの「罪なき血」とアーウィン・ショーの「緑色の裸婦」があった。P.D. ジェイムズはダルグリッシュ警視ものは全部読んでるけど、これは未読。アーウィン・ショーも未読。しかも、これは常盤新平氏じゃなくて小笠原豊樹氏の訳というのがなんとなく嬉しい。
2010-09-10 21:06:55エルビス・プレスリーのライブ映像を観ていると、何の変哲もないラスベガスのディナーショーの会場が、一瞬にしてゴスペル教会さながらの神聖な舞台へと変貌し、ただのラブソングが、まるで天啓のように観衆の心を熱狂へと誘う様を目撃することができる。 http://bit.ly/qdA9j
2010-09-10 22:14:27