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何を見ても何も思いだせない。これは回想ではない。これはテクストである。
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@Pippoem

@ashzashwash ゆられ、ゆられ/もまれもまれて/そのうちに、僕はこんなに透きとほつてきた。/だが、ゆられるのは、らくなことではないよ。 / (...)/僕? 僕とはね、 /からつぽのことなのさ。..(「くらげの唄」金子光晴) もすこしで秋。ゆられしのんでゆきませう~

2010-09-10 23:03:36
桑原雑 @ashzashwash

伝説によれば、といってもディランの場合、口を開けば伝説、口を閉ざしても伝説、何かやれば伝説、何もしなくても伝説なのだが、この11分にも及んでシュールな妄言を唄い続ける名曲の歌詞を、ディランはNYを走るイエローキャブの中で書きあげたという。http://bit.ly/cqJm4e

2010-09-12 20:57:49
桑原雑 @ashzashwash

ぼくなんかニューヨークでタクシーに乗った経験など4回くらいしかないのだが、それでも、車窓から覗くニューヨークの街角、舗道、看板、広告、店鋪、喧噪、群集、警官、娼婦、空気、光線、影、等を、横目で眺めながらイメージをノートに書き付けるディランの姿を思い浮かべるのはさほど困難ではない。

2010-09-12 20:58:59
桑原雑 @ashzashwash

この音源は伝説の<ロイヤル・アルバート・ホール>でのライブだと思う。 このホールでディランは、やはり伝説となっているニューポート・フォーク・フェスティバルの事件、つまり、エレキトリック楽器を使用したことでフォークの裏切りもの扱いを受けた事件の余波から観客に罵倒される。

2010-09-12 21:01:19
桑原雑 @ashzashwash

しかしそれはステージ後半の話、ここでディランはアコースティック・ギターによる弾き語りの演奏を披露。ディランの素っ気ない<パロール>によって実に静謐なイメージの廃虚の街が聞く者の前に<現前>しており、この時点で、ディランはまだジャック・デリダを読んでいなかった事が伺えるのであった。

2010-09-12 21:03:24
桑原雑 @ashzashwash

1:「バイオハザード」において、ゾンビに囲まれ、生き残るために戦い、戦いながら逃走する<主人公達>は、まさしく<文節化されたテクスト>に他ならない。そして分節化された<部分>は、戦いのさなかにゾンビに汚染される。

2010-09-12 21:47:11
桑原雑 @ashzashwash

2:汚染された<部分>は主人公達が自らの手で攻撃し、排除しなければならないのだ。とくると、あからさまに<無限後退>の運動のメタファーであることが浮彫りになってくる。<ゾンビ映画>のすべては、言語の意味の現前と不在という闘争の、あからさまなメタファーだったのだ。

2010-09-12 21:47:30
桑原雑 @ashzashwash

ゾンビ達はメタ言語たらんとして世界を比喩化した言葉の残骸であり、対する主人公達は、かりそめの現前として発せられたパロールでしかなく、それらは語られた瞬間に世界の比喩となり文節される。それが汚染された仲間であり、彼等に向けられた銃弾こそ「メタ言語は存在しない」という断罪なのである。

2010-09-12 23:56:50
桑原雑 @ashzashwash

@pippoem おはようございます。そうしてメタ言語が存在しない事を了解した後、人は何をやれば良いのか? そう。人は詩を書けば良いのです。

2010-09-13 09:33:58
桑原雑 @ashzashwash

@twirei1110 遠近法は世界を捉えるひとつのスタイルに過ぎない。リアルな世界像ではないのだ、というヤツでしょ?

2010-09-13 11:57:32
桑原雑 @ashzashwash

@yumesumire 先週は歩きながらテニスンの抒情詩を暗記したので、今週はボーの詩をひとつかふたつ暗誦しようかと思ってます。ただの気まぐれですが。

2010-09-21 15:19:14
桑原雑 @ashzashwash

A4の反故紙の裏に好きな英詩をプリントアウトしてポケットに突っ込み、ぶらぶら歩きながら暗誦しているのです。外から見るとただの変態ですが。 RT @macotora: @ashzashwash  なんてすてきな気まぐれでしょう!

2010-09-21 15:32:11
桑原雑 @ashzashwash

エイズで死んだ仏の作家エルヴェ・ギベールが残したエッセイを読んでいたら、子供の頃に見たというポーを原作とした連作映画「世にも怪奇な物語」。その連作で三番目に登場するテレンス・スタンプにすっかり魅了された話が出てくる。ぼくもそうだったけどね。http://bit.ly/9fZF8C

2010-09-21 16:02:46
桑原雑 @ashzashwash

そのほか、ギベールのお気に入りとして挙げられているのは写真家ダイアン・アーバスの作品、とりわけダウン症の女性達の水着の写真だが、「恐怖と自由のはざま」に揺れながら、彼はこんな映像に「快楽」を見出すべきだったのかどうかを自問している。

2010-09-21 16:33:02
桑原雑 @ashzashwash

@twirei1110 ファウストは例のセリフ「刹那よ、止まれ...」さえ口にしなければ契約を回避できるのに、あえて、歓喜と共に口にする。それもマルガレーテを死なせた事への贖罪ではなく、何と資本主義のカラクリに驚嘆しながらだ。

2010-09-27 12:58:17
桑原雑 @ashzashwash

マルガレーテを「破滅させた」に訂正。

2010-09-27 13:28:18
桑原雑 @ashzashwash

@twirei1110 マルガレーテは自分の為に殺人を犯し投獄された女。悪魔に魂を売ったはずのファウストの感情は良く判らないけれど、どうやら感傷には耽っているようですね。しかし、彼女への贖罪で死ぬのではないはず。彼が死ぬのはもっと後だし。はっきり云って最後の所はよく判らない。

2010-09-27 13:36:39
桑原雑 @ashzashwash

@twirei1110 ひとつだけ云えるのは、ファウストが資本主義のカラクリに歓喜しながら死ぬという事はすなわち悪魔メフィストの勝利、という事。「全て移りゆくものは比喩にすぎない」という最後の言葉も、「バイオハザード」における「ゾンビ汚染からの無限後退の運動」と繋がるのではw

2010-09-27 13:46:06
桑原雑 @ashzashwash

レアアースってモンゴルやオーストラリアにもあるんじゃないのかな。 RARE EARTH - HEY BIG BROTHER http://www.youtube.com/watch?v=ridO5LS6KR4&feature=fvw

2010-09-27 14:02:28
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桑原雑 @ashzashwash

@twirei1110 蛇足:ゾンビ達はメタ言語たらんとして世界を比喩化した言葉の残骸。主人公達はかりそめの現前として発せられたパロールであり、語られた瞬間に世界の比喩となり文節される。それが汚染された仲間であり、彼等に向けられた銃弾こそ「メタ言語は存在しない」という断罪である。

2010-09-27 14:26:31
桑原雑 @ashzashwash

書く事と書かない事の間を限りなく零にしなくてはならない。そうでなければ書く事に何の意味があろうか。そして書く事と書かない事の間が零の値を示した時、書く事は書く事の意味を失うのだ。

2010-09-27 14:35:43
桑原雑 @ashzashwash

@hirohito57 手塚治虫は「ファウスト」的な人物像が大好きですよね。ロック・ホームや百鬼丸の父親、思えば天馬博士にもその面影が...。

2010-09-27 14:46:13
桑原雑 @ashzashwash

手塚アニメの「海のトリトン」。最終回になって主人公のトリトンが悪の枢軸だった事が判明するという話。最後に善と悪が反転するのだ。手塚治虫はヒューマニズムの人と思われているらしいが、寧ろ彼はファウスト的な人物が好きで「悪だけが完全でありうる」という視点で描くことが多かったように思う。

2010-09-27 14:54:15
桑原雑 @ashzashwash

魅力的な悪党と云えば、ディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』に登場するスティアフォース。彼もまた悔恨などという感傷など、一片も持たない人物。彼等は皆、魅力的ではあるが怪物であり、人の手の及ばぬ存在であり、彼等を滅ぼすことができるのは運命だけである。

2010-09-27 15:09:09
桑原雑 @ashzashwash

@m3396 闘病中のマイケル・ホールがゴールデングローブを受賞したシーン。泣ける。ちなみに彼の帽子は日本製。気に入っているようです。http://www.youtube.com/watch?v=CYo1Xr5xKl4&feature=related

2010-09-27 15:17:33
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