アニメ監督・錦織博氏、イメージを形にするために3DCGを導入した方法論を模索する。

2013年2月公開予定の『劇場版 とある魔術の禁書目録』制作に日夜頑張っておられる錦織博監督がイメージを形にするために3DCGを導入した方法論を模索されているつぶやきとそれに対して他のアニメ関係者の方の反応をまとめさせていただきました。この方法論がうまく導入されて日本のアニメの更なる飛躍につながるといいなと今から期待しちゃいました! ※錦織監督の意向によりCGと方法論をメインに再編集してあり、初期のものと異なります。ご了承下さい。
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錦織博 @nishiki_hiroshi

@toshi_otsuka @nishi_ogi  日本でもそうすべきだー!と思ったこともありますが、個人の意思を形に出来るのも日本の良いところなので、独自の方法をつくるのが良いと、いまは思っています。

2012-07-19 14:54:24
Toshiyasu Otsuka @toshi_otsuka

@nishiki_hiroshi なんとなく分かってきました。コストをおさえるために、3Dでイメージ・コンセプト画を作っていく時に、素材も(モデリング、テクスチャー等)同時に作っていくってことですか?

2012-07-19 15:11:57
錦織博 @nishiki_hiroshi

@toshi_otsuka  そうですそうです。例えば美術だと、いつもはイメージ画をもとにして設定やレイアウト作業、CGをそれぞれやりなおしていたのですが、あるていど3D上で纏めてしまえば、フィードバックもできるし、効率的かなと。最近は設定も3D上でつくるひとが増えたので。

2012-07-19 15:21:28
Toshiyasu Otsuka @toshi_otsuka

@nishiki_hiroshi あくまで3D側で働くものの個人的な意見ですが、1枚コンセプトが決まった絵があって、それに合わせて3Dのモデルを作っていく方がやりやすい気がします。

2012-07-19 15:29:55
錦織博 @nishiki_hiroshi

@toshi_otsuka  高い解像度や大きいサイズでなければ、最初からつくってもある程度そのまま残せるので。日本ではイメージと設定、美術作業まで美術担当が一人でやることがおおいので、有効かなと思っています。画面のルックや方法にもよりますけど。

2012-07-19 15:34:57
錦織博 @nishiki_hiroshi

それぞれのパートがイメージや素材を提供しながら、共同である映像イメージをつくりあげる。それをもとにして絵コンテや映画の設計にフィードバックさせる。そうすれば、イメージボードなどの準備段階の工程を、より実務に活かせるのではないだろうか。素材のやりとりや受け渡しもスムーズになるだろう

2012-07-19 14:03:32
Toshiyasu Otsuka @toshi_otsuka

@nishiki_hiroshi アメリカの大手はまさにこの方法でやってますね

2012-07-19 14:32:43
錦織博 @nishiki_hiroshi

@toshi_otsuka  いろいろリサーチしたところ、日本ではこのやり方はアニメ会社もCG会社も人数や工程が多くなるので、予算のある海外作品でしか出来ないという認識なのですが、さいしょから使う素材を作ればコストは変わらないと思っているのですけどね。

2012-07-19 14:37:45