キャラ立ち小説、キャラノベの私的まとめ(少し前の)
「最近のライトノベルは」はいまあついよ。色々な材料が出てきてるし、それに様々な切り口ができる。キャラノベとかもその一つ。とくに越境なんか、提唱は古いが、これから暑くなるキーワードかと
2012-07-19 02:51:50『ダ・ヴィンチ』の記事でいうところの「キャラ立ち小説」はべつにいま始まったものではない、ということを踏まえた上で、狭い意味でのライトノベルに含まれない「キャラ小説」を意味する言葉は何かほしいとは思う。
2012-07-19 13:04:47『日本SFの大逆襲』という本のなかで鏡明さんが「『上弦の月を喰らう獅子』は日本SF大賞を取れて『魔獣狩り』が取れないのは日本SFの限界」ということを言っているんだけれど、これはSFに限らずジャンル小説批評への根本的な批判だと思う。「SF冬の時代」を過ぎた今はもう忘れられたけどね。
2012-07-19 13:38:54個人的には以前からミドルノベルという呼称を提唱しているけど全く定着しないので、もう中間小説でもキャラ立ち小説でもヘビーライトノベルでもゼロジャンルでも境界型でも大人向けラノベでもどれでもいいので早く何か定着して欲しいところ。
2012-07-19 13:39:34ようするにジャンル小説の文脈に綺麗にとっかるお上品な作品ばかり評価される傾向があるんじゃないですか、と。よりパルプ・フィクション寄りだったりキャラクター小説寄だったりする作品は無視されてきていませんか、と。
2012-07-19 13:40:29「中間小説」というジャンルは昔からあったからおっさん的には古臭い感じがしちゃうかな。「新中間小説」ならありかw 中間小説 - Wikipedia http://t.co/sTKvm1wU
2012-07-19 13:43:43「ライトノベルでいいじゃん」「無理してジャンル分けする必要は無い」という意見もありますが、はてなブックマークでタグ付けするのには必要なのです。
2012-07-19 13:47:37いくらベストセラーになっても菊地秀行の『魔界都市ブルース』は賞を取れない。『魔界都市ブルース』を評価する文脈がジャンル小説批評には存在しないのではないかと思うわけだ。で、「キャラ立ち小説」という文脈なら評価できるかもしれないとなると、とりあえずいまはその文脈に魅力を感じるよね。
2012-07-19 13:47:49もちろん、「キャラ立ち小説」という名前そのものは定着しないだろうけれど、「ライトノベルを含む、ある個性的なキャラクターの魅力で物語を牽引する小説」という文脈で再評価できる作品は過去にも多いだろうと思う。それなら、その手のネーミングには意味があるんじゃないか、とぼくは思う。
2012-07-19 13:51:32揺蕩うから中間層なんだし、歴とした命名いらんだろ。どうせ確立しても「ラノベ寄りの文芸」よろしく、「文芸寄りのxxx」とうんこみたいな細分化するに決まってる
2012-07-19 13:51:35栗本薫『猫目石』は名作だと思うし、栗本作品知らないひとに読んでもらっても評判いいんだけれど、ミステリとしては大したことないし、あえてジャンル分けするなら「恋愛小説」としか呼びようがないんだよね。こういう作品を再評価できるなら「キャラ立ち小説」のような名付けにも意味があるかな、と。
2012-07-19 13:57:19「ライトノベルとは違うキャラ立ち小説」って妙なジャンル分けするのはまあ別にどうだって良いんだけど、この書き方だと「ライトノベルは一般文芸ほどの中身はないキャラクター小説なんだよ」と言われているような気がしてなんかアレ。
2012-07-19 14:01:37だから「一般文芸作品にライトノベルの手法をうまく盛り込んでキャラクターを立たせた“キャラ立ち小説”」なんてのもバズワードすぎて意味が分からん。ラノベの手法って何さ http://t.co/hs7XYDpH
2012-07-19 14:29:24キャラノベって言葉がTLに流れててなんだ、と思ってググってまあ納得した。しかし、ビブリアや図書館戦争あたりはともかく彩雲国物語まで「ライトノベルじゃない」って認識はうーん、って感じ。
2012-07-19 14:48:41<ラノベとも違う! 今人気の“キャラ立ち小説”とは?> http://t.co/fiLAHXSM #niconews 最初に見たときの戯言シリーズとかそんな印象を受けたなー あれ挿絵とかなかったし
2012-07-19 15:04:22これは「キャラが目立ってるだけw」と馬鹿にしたいのか、「この作品はラノベじゃねーよ!キャラ立ち小説だラノベと一緒にすんじゃねーよ!」と言わせたいのか判断に苦しみますね。どちらにせよ片腹大激痛
2012-07-19 15:22:07