田村耕太郎 .@kotarotamura さんの「君ワク」を読んで、自分の立ち位置を再確認した
田村耕太郎さんの話題の本、読了!色々思うところがあったので、感想を書くことにしました。「君はこんなにワクワクする世界を見ずに死ねるか」を読んで、自分の立ち位置を再確認した http://t.co/PfVExEG9
2012-07-22 19:00:56田村耕太郎さんの著書「君はこんなにワクワクする世界を見ずに死ねるか」。現在、3刷りも売り切れで大変らしいのですが、私はタイトルだけでワクワクして初版本をほぼ発売日に買いました。
2012-07-22 19:03:54まず、スゴイのが第一章のワクワクさせっぷり。 アメリカでの魅力的な友人、インドのカオスな街と人、シンガポールのエネルギー、たたみかけるように、次々と、硬軟織り交ぜて投げつけられるワクワクする世界。
2012-07-22 19:06:34田村さんの足下にも及ばないレベルですが、私も世界50カ国を渡り歩いて、多くの人に会い、ワクワクしてきた身として、その頃を思い出したり、まだ見ぬ土地に思いを馳せたりして、夢中で読み進めてしまいました。 http://t.co/ISeTQL66
2012-07-22 19:09:54そして、続く、第二章のインタビューで出ている人々の魅力。 それぞれがそれぞれのポリシーを持って、既存のレールなんて無視して世界で活躍している様子は楽しくて仕方がありません。
2012-07-22 19:12:20しかし、次の留学指南のところでテンションはすこし下がります。留学中に得られるものは魅力的であり、その先に待っている世界はエキサイティングです。 だが、その留学に赴くまでのハードルは高く、英語力などの努力が必要な事はもちろん、捻出が困難なほどの高額な費用も誠実に書かれています。
2012-07-22 19:15:34この誠実さが、田村さんの優しさなのだと思います。本の勢いを重視するなら、その高いハードルを意識させない書き方もできたはずです。しかし、実際にチャレンジする人のためにはそのハードルの高さの情報こそが必要なものなのです。
2012-07-22 19:18:47私も「アジア転職読本」なんて本の中で、海外で働く事の魅力を書いています。その際に気をつけていることが、いいことばかりに偏らないように書くことです。 アジア転職読本 http://t.co/0l7kKq6U
2012-07-22 19:21:12欧米よりハードルが低いとはいえ、アジアで働くためには語学学習も必要ですし、身体的、肉体的ストレスも多くかかります。 給料の絶対額も、初任給に近い人であればともかく、ある程度キャリアを積んだ人であれば下がることが多いです。
2012-07-22 19:24:19そこで、私のポリシーとして、自分が直接人材を企業に紹介してフィーをもらうのは辞めるようにしています。紹介フィーをもらってしまうと、多くの人を企業に押し込むことによって利益が上がるようになり、魅力だけを伝えることにインセンティブが働いてしまうからです。
2012-07-22 19:27:32そもそも、私は全ての人が海外で働くべきだとは思っていません。ただ、多くの人に海外就職という選択肢を知って欲しいと思っています。私はそのために、本を書いたりblogを書いたりしています。アジア転職読本 http://t.co/0l7kKq6U
2012-07-22 19:30:40いじめを受けている小中学生の一番辛いのは、その小さな世界が全てだと思い、その小さな世界で否定されていることが、自分を取り囲む全てに否定されているのだと勘違いしてしまうことです。 こういう人は、塾などの別の世界に所属することで救われることが多々あります。
2012-07-22 19:33:06同様に「仕事が辛いなあ。でも、これを辞めたら他に働き場はないよなあ…」という人には、是非、日本以外で働くという選択肢を知ってもらいたいと思います。努力すれば挑戦出来るレベルの選択肢があるということを知るだけで、追い込まれた気持ちは、少しは解放されるんじゃないかと思います。
2012-07-22 19:39:23そして、さらに一歩進んでリスクをとって海外に踏み出すべきかを考える人たちのために、より深く海外就職を知る場を設けようとしています。海外で働く人たちに質問できるオンラインコミュニティや、詳しい内容を直接お話しするセミナーがそれです。 http://t.co/WhyeLkNc
2012-07-22 19:43:29田村さんの本書でも、国境を超えた先にあるワクワクする世界を伝えることで、多くの人の気持ちを解放してくれます。そして、実際に足を踏み出そうという人たちのために誠実に現実的な情報を伝えてくれます。
2012-07-22 19:45:40そして、最後に、日本の素晴らしさと、その日本を支えるための人材になってくれというメッセージがあります。国境によるハードルが下がっている今、そして今より下がっていくであろう未来に必要なのは、海外で働いた経験を持っている人材なのだと。
2012-07-22 19:48:53きっと、日本で実直に働いてきた人たちが、海外で働いた人の仲介を経て、外国人と協業していくことで、新しいモノや豊かさを生み出していく。そんな未来こそが、タイトルにある「ワクワクする世界」なのかもしれません。
2012-07-22 19:51:59本書は、なんとなく、日常に閉塞感を持っている人に、坂の上のワクワクする雲を見せてくれます。そして、その雲にたどり着こうとする人に、精一杯のエールと実例とハードルの高さを見せてくれます。
2012-07-22 19:54:04何か新しい事を知りたい、それは自分にも挑戦出来るモノなのかを考えたい、そして実行したいと思う全ての日本人の人に、おすすめです。 「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」 http://t.co/PfVExEG9
2012-07-22 19:57:08