「エビス」と海の幸にまつわる話

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HUNTER's LOG @hunterslog

ちなみに伊豆の漁師さん達の間では「伊豆のエビスさんは神津島から来なさった」ということになっている。各地の三島神社は神津島の方へ向けて作られる(ことになっている)。多分平田篤胤以前から伊豆三嶋大神はエビスだった、が現状の感想である。

2010-09-12 19:02:25
HUNTER's LOG @hunterslog

平田篤胤が伊豆三嶋大社の祭神を事代主神としたのは「要するに伊豆はみんなエベッサンなんじゃあ」と言いたかったのだと実感(笑)。あ、そういえば下の稲取八幡の「上梁文ノ…云々」で平田篤胤に先んじて蛭子大神と言ってますわね。

2010-09-12 18:55:44
HUNTER's LOG @hunterslog

東伊豆海際にはこんぴらさんも沢山あるが、これみんなエビスさんなのかしら。三嶋大神も事代主神も金比羅神も「要するにみんなエベッサンだろ?」ということなのか?

2010-09-12 18:46:42
HUNTER's LOG @hunterslog

稲取・三島神社はこちら(http://bit.ly/96Fat8)。何だこの「琴と事」は。こんぴらさんと事代主神の混合ってのは全国的にあることなのか?基本的にはこんぴらさんは大物主だから大国主としたって事代主からしたら父ちゃんである。

2010-09-12 18:42:33
HUNTER's LOG @hunterslog

話変わって「琴代主命と事比羅神」について。間違ってないです(笑)。『豆州誌稿』の引手力男命神社の(当時は山神社だったが)の境内社に「事比羅神」とあり、ナンダロ誤記かしらと思っていたら、稲取・三島神社の旧由緒に「祭神:琴代主命」ときた。

2010-09-12 18:36:40
HUNTER's LOG @hunterslog

@100suke わははは。関東武者はみんな平氏になりましたしね。いずれ多くは古代国造の末流だったでしょう。

2010-07-05 23:17:19
HUNTER's LOG @hunterslog

@100suke 現代人からすると難しい所ですが、大まかに古代は「富」の源泉が「常世(とこよ)」にあるとし、これは「あの世」とほぼ同一です。祖霊の世界ですね。ニライカナイなどがもっともイメージしやすいでしょうか。水死体はその境界にある存在、という事だと思います。

2010-07-05 23:16:09
百助 @100suke

@hunterslog それで在郷の荘官が領主の姓を仮冒して権威をかざすんですね。本多は藤原ということになってますが、実は多氏なんだと思います。

2010-07-05 23:14:21
HUNTER's LOG @hunterslog

@100suke あ、荘園領主ってのは在地領主の事ですね。

2010-07-05 23:08:35
百助 @100suke

@hunterslog 鮫にしろイルカにしろ、漁場にやってくるとすれば魚を追ってのことなので、漁師にとっては吉兆になったことは確かだとして。死体も魚を呼ぶんですかね?

2010-07-05 23:08:25
HUNTER's LOG @hunterslog

@100suke 「屋敷」の地名は中世荘園領主の館のあった所を指すケースが多いように思います。荘司屋敷とか長者屋敷とかですね。古代氏族の末流が荘園領主となっている場合はその地域の古代からの祭祀跡を指標するかもしれません。

2010-07-05 23:03:11
百助 @100suke

.@hunterslog そういえば、屋敷神とは関係ないとは思いますが、例の妙見ラインを辿る作業をすると、どの地域でも結構な頻度で『〜屋敷』という住所(主に小字程度の区画)を通るんですよね。一体『屋敷』って昔は何だったんでしょうかね?

2010-07-05 22:55:44
HUNTER's LOG @hunterslog

@100suke いずれにしても「エビス=海の幸」のコードは相当広く拡大して現代に繋がってると思います。

2010-07-05 22:45:46
HUNTER's LOG @hunterslog

@100suke いやあたしも駆け出しですんで(笑)。今でもかなり広くで漁師さんは水死体をエビスさんと言いますね。その遺体を埋葬したものが屋敷神の由来になったりもします。また、不漁になると目隠しをした若者を海に潜らせて「えびす石」を拾ってこさせるなんて所もあります(南九州)。

2010-07-05 22:45:07
百助 @100suke

@hunterslog なんと、水死体もえびすですか。弁天をはじめ水に関わる神については全く無知でして、コメントをできるレベルにありません。今後、@hunterslogさんのサイトやツイートで勉強させていただこうと思っておりますので、今後もご教示願わしゅう。

2010-07-05 22:38:43
HUNTER's LOG @hunterslog

かつて「富」とは常世(とこよ)からもたらされるものであった。えびすさんは常世と現世(うつしよ)の境界に立ち、幸(シャチ)の発生を司る。意外とこの神格(ひいては事代主)の祀られる由来の範囲は広いのかもしれない。

2010-07-05 19:49:21
HUNTER's LOG @hunterslog

無論「恵比寿講」まで下ると恵比寿さんは田の神としても市の神(商売の神)としても「幸」一般をもたらすとされたので、どこにどう敷衍されていてもおかしくはないのだけれど、「山に恵比寿」というのは象徴的ではある。

2010-07-05 19:43:37
HUNTER's LOG @hunterslog

どうも「えびす」の概念と「シャチ(幸)」の概念は同一するところが大きいと言えそうである。で、何でこんな話をしているのかというのが先だって箱根湯本に行った際に見た「山神神社」にあったえびすさんの木彫り。なぜゆえに山中山の神様の社でえびすさんなのかという。

2010-07-05 19:37:19
HUNTER's LOG @hunterslog

鉄砲時代になってもそうで、獲物をしとめた弾丸を取り出し再加工して弾とし、これを「シャチダマ」などという。絶対外れずに「山の幸・シャチ」をもたらしてくれる弾の意味だ。

2010-07-05 19:33:39
HUNTER's LOG @hunterslog

水死体が豊漁をもたらすという信仰があったのですな。で、この「海の幸」の「幸(さち)」とはまた「シャチ」のことでもある。オルカをシャチといい、これはアイヌ語に由来するとなっているが、一方で内陸の狩猟民が「山の幸」猪や鹿を「シャチ」というのは見逃せない。

2010-07-05 19:32:14
HUNTER's LOG @hunterslog

本日は「えびす」と「幸」について。先週 @100suke さん方で鯨やイルカ・鮫などを海人族が総称して「えびす」と呼称するという話題で盛り上がられてましたが、これは果てには「海の幸をもたらすもの」一般に敷衍して、水死体を「えべっさん」と呼んだりもする。

2010-07-05 19:28:32
百助 @100suke

えっ!? RT @shangrilagrove: 知りませんでした…w RT @100suke: 昔の人はイルカがほ乳類だとは知らなかっただろうし、背びれの形からして鮫の仲間と間違えたと思います。何と呼んだんでしょう?先日の @arukimiko さんによれば、現代の海女さんでも

2010-07-02 17:55:48
百助 @100suke

昔の人はイルカがほ乳類だとは知らなかっただろうし、背びれの形からして鮫の仲間と間違えたと思います。何と呼んだんでしょう?先日の @arukimiko さんによれば、現代の海女さんでもエビスと呼んでいるらしいです。 RT @shangrilagrove: えっ!?

2010-07-02 17:45:56
百助 @100suke

【再掲】夷(えびす)について:柳田國男は『鯨』としたが。南方熊楠は、紀勢周辺の伝承から『一種の鮫』とした。また、この鮫が鰹などを湾へ追込んで漁に利をもたらしたという。※イルカと組んで追込み漁をする人の話をTVで観たことがある。『一種の鮫』とは『イルカ』のことだろうか?

2010-06-27 22:29:11
百助 @100suke

やっぱり!期待通りです。(嬉) RT @arukimiko: @100suke いずれもエビスだそうです。 RT @100suke できれば、クジラ、イルカ、サメを指す言葉も訊いてもらえると嬉しいです

2010-06-27 22:05:28