被曝した子どもの甲状腺検査に関する島薗進氏の呟き　③

島薗進 @Shimazono

０福島医大の山下副学長らによる子どもの甲状腺検査への疑問。①までの連ツイは以下に。http://t.co/J0jKDQa3 ②③では広島でも甲状腺被害を日米政府より専門家が否定、チェルノ甲状腺被害をも否定し続けようとしたこと、早くからその誤りを指摘した武市宣雄医師の論を紹介中。

島薗進 @Shimazono

１被曝した子どもの甲状腺検査③甲状腺がんの早期発見は重要。チェルノ事故後の医学者の狼狽と被害否認に武市医師は困惑。同氏は被害軽視の放射線被曝医学で早期発見の努力は不十分だったと示唆（『放射線被曝と甲状腺がん』p74-5）「ベラルーシでの1986～1990年までの甲状腺がんの発生は

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２被曝した子どもの甲状腺検査③武市宣雄他『放射線被曝と甲状腺がん』「甲状腺がんの発生は非常に低く、疑問も残る。事故前の成人の甲状腺がん手術例はどのようなものであったのだろうか。その点で、甲状腺がん診断応力（エコー診断装置や医師の能力）と医師と患者、家族の関心度も、発生率を」

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３被曝した子どもの甲状腺検査③武市宣雄『放射線被曝と甲状腺がん』「示す時の論点の1つになると思われる」p75。武市氏は原爆被爆者の甲状腺がんを多数診療してきた。その際、危険ながんへの移行の早期発見が重要であることを指摘。「原爆被爆者が加齢と共に、高分化がんから低分化がん、そして」

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３被曝した子どもの甲状腺検査③武市宣雄他『放射線被曝と甲状腺がん』「未分化がんに移行して死に至る例のあることを示している。同様のことはもちろん非被爆者でも起こるわけで、この人達の多くは死亡前に、呼吸困難や嚥下障害等の激しい苦痛を伴う。甲状腺がんは未分化がんへの移行前に早期発見し」

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４被曝した子どもの甲状腺検査③武市『放射線被曝と甲状腺がん』「甲状腺がんは未分化がんへの移行前に早期発見し、早期手術が望まれる」p34悪性に転化する例が大人より多い子どもの甲状腺がんでも同様。だが、放射線による子どもの甲状腺がんはないとのドグマが支配的だった。武市氏はこれを批判。

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５被曝した子どもの甲状腺検査③武市『放射線被曝と甲状腺がん』「広島での甲状腺がん発生は被曝10年後からと言われ、その間の小児甲状腺がんの臨床報告はない。私はこの期間を“広島の原爆被爆者甲状腺がん発生の空白の10年”と呼んでいる。」p7「あり得ない話になるが、もし広島で原爆投下後

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６被曝した子どもの甲状腺検査③武市宣雄他『放射線被曝と甲状腺がん』「数年以内に亡くなられた人達、幼い子どもたちが生きておられたら、大変な数の甲状腺がんが、小児期から発生していた、かもしれない。広島の“原爆後空白の10年”の放射線被曝後の周辺住民（特に小児の甲状腺）の検診･調査と」

島薗進 @Shimazono

７被曝した子どもの甲状腺検査③武市宣雄『放射線被曝と甲状腺がん』「病理組織の検査から推察できたものである。」なお、広島の原爆死亡者の甲状腺からも早期の組織変化が見られたことが報告されているp31。武市氏はチェルノブイリの甲状腺がんの早期発見に貢献した医学者の１人。広島がその基盤。

島薗進 @Shimazono

８被曝した子どもの甲状腺検査③武市『放射線被曝と甲状腺がん』福島原発後の放射線による小児の甲状腺がんの可能性についても早期発見の重要性を指摘している。p123武市氏は左右対照で整理し、懸念される悪い点を左欄にまとめ、右欄に良い点として「心配し過ぎはよくありません。早目にきちん」

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９被曝した子どもの甲状腺検査③武市『放射線被曝…』「とした対応、対策をしておけば大丈夫ですよというむしろ有利な面を」示している」その1つ６左欄「悪い面」「甲状腺癌の発生が心配」右欄「有利な面」「定期的な甲状腺検診にて早期発見が可能。たとえ発生しても、他癌に比べて予後良好」③了