『新撰21』読書会(10)「村上鞆彦+津川絵理子」

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梅﨑実奈 @umemina

有季定型だけしかやらない、句またがりはあるけど、破調は「芒原百年のちの風と思ふ」くらい。定型への意識の強さ。 #shinsen21

2010-07-10 23:35:15
中村 安伸 @yasnakam

遅くなりました。真清水にたくさんの手の記憶あり」「空はまだ薄眼を開けて蚊食鳥」あたりが気になっています。主体と対象が混淆してる感じというか。 #shinsen21

2010-07-10 23:38:29
神野紗希 @kono_saki

大学の俳句会だったか、メール句会だったか。「秋の雲デッサンにまだ色置かず」という句が出てきたとき、「置かず」がとにかくすごいとびっくりした。「置かず」の措辞の的確さ・丁寧さ・味わい。丁寧に俳句を書くことの大切さを思い知ったことでした。 #shinsen21

2010-07-10 23:45:31
中村 安伸 @yasnakam

「三越の前も祭の水を打つ」の省略とか、仕上げの丁寧さを感じる。 #shinsen21

2010-07-10 23:50:17
榮猿丸 @micropopster

たしかに丁寧。そして言葉に無理をかけない。 RT @kono_saki 大学の俳句会だったか、メール句会だったか。「秋の雲デッサンにまだ色置かず」という句が出てきたとき、「置かず」がとにかくすごいとびっくりした。「置かず」の措辞の的確さ・丁寧さ・味わい。 #shinsen21

2010-07-10 23:51:27
梅﨑実奈 @umemina

定型がしっかりしていて基盤がある分、形をおもしろくしようとかへんなことに気をとられず、描写がたしか。単に「頑固に有季定型」なだけじゃない。 #shinsen21

2010-07-10 23:56:19
神野紗希 @kono_saki

:「古書買うてわづかな雪を帰りけり」の「を」。「秋草や抱へて膝のなつかしき」の中7下5の語順。無駄なく、足りないこともなく(過不足なし)。小川軽舟さんの作風を思い出します。@micropopster たしかに丁寧。そして言葉に無理をかけない。 #shinsen21

2010-07-10 23:58:41
中村 安伸 @yasnakam

感覚でとらえたわずかな違和感をクローズアップしたような作品が魅力的でした。「あんぱんのあんのつめたし百千鳥」「五月病草の匂ひの手を洗ふ」「たんぽぽの絮をこはさず雨のふる」「草深く落ちたる音の木の実かな」 #shinsen21

2010-07-11 00:01:19
梅﨑実奈 @umemina

津川絵理子さんの小論、短いなかでとても的確だと感じました。「「俳句は古くない」と普通なら言いたいところだ。しかし村上はその古さを肯定し、そうすることで古さを超えたものを見つけようとしているのではないか。」 #shinsen21

2010-07-11 00:03:30
榮猿丸 @micropopster

「古きに習いながらも古きに泥まず、現代に生きる者としての感慨を、有季定型に則って詠う。」という作句信条のとおりの句群。看板に偽りなし。若い俳句初心の人にぜひ読んでほしいと思う作品。 #shinsen21

2010-07-11 00:04:58
神野紗希 @kono_saki

村上さんの句、文体の確かさからともすれば老成した句になりがちなところ、案外、木や木の実のような若いもしくはかわいらしい素材が、若さのほうへ引き戻して、ちょうどよい塩梅になっているのかとも。 RT @Seki_Etsushi 木とか木の実とかの句が結構多い。 #shinsen21

2010-07-11 00:05:12
関悦史 @Seki_Etsushi

素材に実際に「ガラス」とか「幹」とかが出てこない場合でも硬さの感覚への偏愛が強い気がします。 @kono_saki #shinsen21

2010-07-11 00:07:51
神野紗希 @kono_saki

表現なり内容なり、どこかで核となるべきものをつくることがセオリーなのかもしれませんね。@Seki_Etsushi #shinsen21

2010-07-11 00:10:36
中村 安伸 @yasnakam

津川さんの小論は、村上さんの人物像、ポリシーが端的によくわかって、良いと思いました。「俳句は古いもの」というのは、幅を広げるより純度を高めるという志向のあらわれとも。 #shinsen21

2010-07-11 00:11:38
榮猿丸 @micropopster

その辺りも軽舟さんとも通じるところあるかも。「俳句の固有性を緩めるのではなく、それを突詰めてこそ、普遍的な詩情に到り得るのだと私は考える」by軽舟 RT @yasnakam 「俳句は古いもの」というのは、幅を広げるより純度を高めるという志向のあらわれとも。 #shinsen21

2010-07-11 00:17:01
Yushi SUGIHARA @dzv00444

ああ村上君の日だったんだ。式の後始末とかしていて忘れた #shinsen21

2010-07-11 00:22:52
ot @_ot

季節順同題同種順の句の並び 一句一句に集中してすっきり読めました。 #shinsen21

2010-07-11 00:24:42
中村 安伸 @yasnakam

読書会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。理由あって渋谷のネットカフェにおります。帰れない……。 #Shinsen21

2010-07-11 00:33:47
Yushi SUGIHARA @dzv00444

村上さんはこの選集の中で一番印をつけた句でした。大人しい人柄のなかに熱いハートを持った方です。メディアメディアしない方ですが。季題や俳句の形式との会話は非常に純粋です。 #shinsen21

2010-07-11 00:34:15
Yushi SUGIHARA @dzv00444

ああ殆んど同じ事を書込みました@micropopster 時間過ぎましたのでいったんお開きとしますが、発言ある方ぜひお続けください。作品的にはあまり派手というわけではありませんが、村上さんはもっともっとフィーチャーされていい作家だとあらためて思いました。 #shinsen21

2010-07-11 00:36:28
榮猿丸 @micropopster

僕も『新撰21』では村上さんに瞠目しました。言葉や文体や形式やパフォーマンスの派手さに目を奪われやすいけど、雑なのはやっぱりだめ。こういう人を掬い上げる目を持った人がもっと増えるといいな。 RT @dzv00444 ああ殆んど同じ事を書込みました #shinsen21

2010-07-11 00:48:54
Yushi SUGIHARA @dzv00444

村上さんの場合、非常に丁寧ですが、リズムは全部同じなので句集として300句並ぶと少し損をするかもしれません。彼の目指す俳句にとって、全く本質的な話ではないかもしれませんが #shinsen21

2010-07-11 00:53:17
榮猿丸 @micropopster

字余りとかほとんどないですし。むしろ小出しに10句ずつ出したほうが良く見える、というのはある。 RT @dzv00444 村上さんの場合、非常に丁寧ですが、リズムは全部同じなので句集として300句並ぶと少し損をするかもしれません。 #shinsen21

2010-07-11 01:00:30
Yushi SUGIHARA @dzv00444

彼がこの本で磐井さんから「喧嘩」を売られていたのが印象的。「相手にとって不足なし」ということでしょう。昔から彼の句を見ると、「ちゃんと表現を磨こう」と反省してしまいます。あと、「火事」の句は真鶴へ向かう東海道線グリーン車の句会での兼題でした。 #shinsen21

2010-07-11 01:16:36
Yushi SUGIHARA @dzv00444

あともう一つだけ。彼の句の良さは「表現の必然性」が私のようなものでも理解できる。それがW大の後輩の句と決定的に違うところ。私はそれを「よし」とします。 #shinsen21

2010-07-11 01:18:58