- urachan_1or8
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りゅうおう「…………私は魔王!人の憎しみを受け、消えねばならないのだ!」 勇者「それは奇遇だな、同じことを考えていた」 りゅうおう「フッ」
2012-07-31 02:55:37戦士「勇者は別に魔王じゃないだろ、奇遇だな、とかあいつ何言ってんだ?」 格闘家「真意は読めないが、止めないと悲しいことになる気がする」
2012-07-31 02:57:01りゅうおう「貴様らに、冒険の終わりを見せてやろう!それを踏み塔の下までこい!」 りゅうおうは じゅもんをとなえた! へやに、ルーラのまほうじん が うまれた!
2012-07-31 02:59:45勇者「ついたか…陸も毒も大群だな。わるいが皆、俺から離れて、陸の人間の側に行ってくれ。そして、俺が何をしようと止めないでくれ」 バルザック「私は毒の側に行こう。貴方の考えだと、魔の側にも理解者が必要だろう」 りゅうおう「親友よ、最期まで迷惑をかけてすまないな」
2012-07-31 03:04:47人間「勇者様!隣にいるのは魔王ですよ!離れてください、危険です!」 魔族「魔王様!横にいるのは同胞を殺した仇です!やっちまいましょうよ!」
2012-07-31 03:07:45勇者「いままで、魔物だからと、深く考えずに敵と思っていただろう?違うんだ!見た目が違うだけだ!町に留まったときに、魔物使いのバルザックはなにもしなかったし、皆も彼に優しくしてくれただろう?それが普通なんだ!魔族は危険、なんて思い込みに負けて、血を流すのはもうおしまいだ!」
2012-07-31 03:12:00勇者「周りにいる人を見てくれ!今日は世界中から人が集まったから、はだの色が違う人や、髪の色が違う人もいるだろう?彼らは敵か?違うだろう!だったら、角や翼がある仲間がいてもいいんじゃないか?」
2012-07-31 03:15:33りゅうおう「きけ!我が同胞、魔の血を引く物よ!私のせいで、これまで長く苦しめてしまったが、もうそれも終わりだ!これまでのお前達の罪は、全て私が負おう!」
2012-07-31 04:13:10勇者「これで、これからのことは大丈夫だろう。もはや、人や魔といった呼称すらそのうちなくなる」 りゅうおう「…長かった…お前達のような者が、もっと早く出てきておればな…」 勇者「ヒーローは遅れてやってくるものだからな」 りゅうおう「…フッ」
2012-07-31 04:14:11勇者「…いままで魔族をたくさん殺してきた。後悔しても遅いが、すまなかった。」ボソッ りゅうおう「人の命の長さで気づくとは大したものよ。私は後悔するのに幾千年も費やした。だがそれももう終わりだ」ボソッ
2012-07-31 04:15:02勇者「…諸悪の根元である魔王を!」 りゅうおう「…同胞殺しの愚かな人間を!」 勇者&りゅうおう「全ての罪と共にここに殺し、世界最期の戦いとしよう!」
2012-07-31 04:16:45勇者「…これで皆、過ちを覚えていてくれるといいな…」 りゅうおう「…そうだな…では、いこうか」 りゅうおうは せきかのまほうを となえた! なんと、ゆうしゃとりゅうおうは いしになった!
2012-07-31 04:15:06子供「ねえおばあちゃん、昔は、僕らとスラりんは敵同士だったってほんと?」 お祖母ちゃん「そうよ、人と魔は争っていたの。私もその冒険にいったのよ、昔は魔法使いだったの。」 子供「それで、丘の上には勇者と魔王の像があるの?勇者は幸せだったの?ねえ、魔王は?」
2012-07-31 04:15:54おばあちゃん「難しい話は、ご飯をたべてからにしましょうか!たべたら、願いの丘に行きましょうね。そこで話をしてあげるわ」 子供「はーい!」
2012-07-31 04:16:42老戦士「…1999、…2000。よし、腹筋終わり。飯にしようぜ!」 老賢者「あんたも変わらないわね、いまも鍛えて、その体はどこに使うのよ?もう戦いの世はこないわよ?」
2012-07-31 04:18:41戦士「勇者が戻ってきたら、やっぱ横には俺みたいなマッチョがいないとカッコがつかないだろ?いつ帰って来てもいいようにさ!」 老賢者「…それもそうね」
2012-07-31 04:26:18