オカルト話(前編)
前置き
解説開始
十種の神宝(正式読み:とぐさのかんだから)は、三種の神器の次くらいに重要な日本神話のお宝。実際伝来の流れとしては先代旧事本紀に出てくるもので、饒速日命(にぎはやひのみこと)が天神御祖(あまつかみみおや)から授かったものと言われている。鏡2種、剣1種、玉4種、比礼3種で構成。
2012-08-06 20:02:20ちなみに、三種の神器(みくさのかんだから)は古事記で表記される方。こっちのが有名だからって事もあるかもしれないけど、十種神宝の鏡・剣・玉を三種の神器に対応させる説もある。参考までに。
2012-08-06 20:04:081:羸都鏡(おきつかがみ) 姿を写し、またその栄をもたらす 2:邊都鏡(へつかがみ) 姿を写し、またその栄をもたらす(籠神社のご神体、多分1とは管轄が違う) 3:八握劔(やつかのつるぎ) 凶邪を罰し、平らげる 4:生玉(いくたま) 生き生きとした活動の象徴。いわゆるち○こ
2012-08-06 20:08:065:死反玉(まかるがへしのたま) 死者を蘇らせる働きの象徴。女性器の隠喩 6:足玉(たるたま) その形態を具足(完成・安定)させる 7:道反玉(みちがへしのたま) 浮かれゆく魂を返し、また留める 8:蛇比禮(おろちのひれ) 這う虫を祓い、またその害を癒す
2012-08-06 20:11:009:蜂比禮(はちのひれ) 飛ぶ虫を祓い、またその害を癒す 10:品物比禮(くさぐさのもののひれ) 色んな悪鳥や悪獣、妖を祓い、またそれらを退ける
2012-08-06 20:12:50んで、この十種神宝には「布瑠之言」という呪文がセットになってたりする。多分後ろだけはどっかで聞いた事あるかもしれない。ちょいと長くなるんで次のポストに書くよ
2012-08-06 20:15:23布瑠之言(ふるのこと):汝命この瑞宝を以ちて 豊葦原の中国に天降り坐して 御倉棚に鎮め置きて 蒼生の病疾の事あらば この十種の瑞宝を以ちて 一二三四五六七八九十と唱へつつ 布瑠部由良由良と布瑠部 かく為しては死人も生反らむ
2012-08-06 20:15:42ちなみにすんげぇ読みにくい部分は「一二三四五六七八九十、布留部 由良由良止 布留部」だと思う。「ひと ふた み よ いつ む なな や ここの たり ふるべ ゆらゆらと ふるべ」と読みます。
2012-08-06 20:16:40んでまぁ、実の所十種神宝は「詳しく解ってない」という致命的な部分がある。そのせいでさっきも書いた通り三種の神器との混同説が出てくるんだけど、それもそのはずでここまで書いた「十種神宝」のほぼ全てを三種の神器が側面として持ってたりするのよね。ちょっと侘しい。
2012-08-06 20:18:48質問1
@crowscard 「存在するものもある」という回答にしかならないかなぁ。本物かどうかは全部不明だけど、憶えてる限り石上神宮の布留御魂神(神性。十種神宝の神格化とされる)、楯原神社(全部一揃いあるらしいが、石上神宮に返せと言われても返してない)、籠神社(鏡2つ)ってとこ。
2012-08-06 20:27:30@Frame_specimen ふむふむ。石上神宮と楯原神社は喧嘩しているのですかね。あと、楯原神社と籠神社の主張は両立しないような?
2012-08-06 20:32:34@crowscard 両立しませんが、そもそもそれを言ったら「仏舎利を全部集めると仏陀が阿呆みたいな巨人になる」のと一緒だと思いますw
2012-08-06 20:33:41質問2