信用創造とは何か(①~⑨)まとめ

お金の成り立ちから銀行システムについての解説です。
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浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か1】という大きな課題について書いてみました。考えてみると面白いですよ。....お金は、商品貨幣(米、麦)→金属貨幣→鋳造貨幣という歴史をたどり発行権は国王のものとなっていきました。

2012-08-08 18:28:47
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か2】紙幣は金細工師が金を預かる変わりに預かり証を発行したことから生まれ、当初は金を取引毎に使用していましたが次第に預かり証だけの取引となっていきました。これが紙幣の始まりです。

2012-08-08 18:29:06
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か3】金細工師がそれぞれに預かり証を発行していましたがこれは流通上不便ということで銀行券を発行することになり中央銀行が誕生しました。例えば100万円をAさんが中央銀行に預けることにします。

2012-08-08 18:29:34
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か4】民間の銀行は中央銀行からお金を借りるときに一定の率でお金を預けます。これを預金準備率といいます。この預金準備率を1%と仮定すると金融機関は1万円を中央銀行に預けます。中銀は残りの99万円をB銀行に貸すときに99万円の1%である9900円を中銀に預けます。

2012-08-08 18:29:56
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か5】100万円の元手でどれだけのお金が出回るか計算してみる。左辺)A銀行から中央銀行への預金準備=1万円 右辺)中央銀行からA銀行への貸出=99万円 左辺)B銀行から中央銀行への預金準備=99万円X1% 右辺)A銀行からB銀行への貸出 99万円X99%

2012-08-08 18:30:16
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か6】左辺の合計と右辺の合計の計算を貸出金が無くなるまで続けていくと...左辺の合計、つまり中央銀行に残ったお金は約100万円になります。そして右辺の合計、つまり銀行間の貸出総額の合計は約9900万円になります。

2012-08-08 18:30:38
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か7】つまり100万円の元手で9900万円のお金を流通させることができます。これが信用創造の考え方です。これで気付く築くのは中央銀行のお金は減らないということです。中央銀行が潰れないといわれているのはこういうことなのです。

2012-08-08 18:30:54
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か8】中央銀行の仕事は無限の借金グループを作ることであると言えます。米国のフォード自動車の創始者であるヘンリーフォードは消滅不能な債務の創造であると言い、バブルを起こして破裂させると銀行は安く株を買い占め資本を独占することができると指摘していました。

2012-08-08 18:31:27
浅野 真 @makochan1969

【信用創造とは何か9】中央銀行の誕生は銀行家による国家のコントロールであったと言われています。ところで....最初に中央銀行にお金を出したAさんは誰でしょうか?考えてみましょう。信用創造とは何か?考えてみると実は奥深いものなのです。(終)

2012-08-08 18:33:26