初期の石岡和己は、石岡クンと島田荘司のコンビ作家だった。 石岡クンが一人で書き上げた『占星術殺人事件』のローラー的な修正からそのコンビは誕生し、御手洗潔が別人である過剰演出の『斜め屋敷の犯罪』、やはり演出過剰の『異邦の騎士』を石岡和己のユニット名で書き上げた。
2014-03-24 23:42:12パロディサイト事件やロングインタビューでの描写から考え、『異邦の騎士』はの第一稿は石岡クンがデビュー前にいろいろな重圧の下書き上げたみたい。で、デビュー後、島田荘司がお話として膨らませ加筆した、という経緯じゃないかな。 斜め屋敷〜に関しては石岡クンは原作に徹し、島田荘司にお任せ♫
2014-03-24 23:42:38で、コンビから独り立ちした石岡クンは『暗闇坂の人喰い木』や『水晶のピラミッド』、挨拶やダンス(ここらの短編群は、石岡クン一人で書いたと信じたい)で超絶人気作家となり、『眩暈』の頃には講談社内部に御手洗信者が登場するくらいのスケールに……
2014-03-24 23:43:33さて、一方の島田荘司はと言うと、石岡クンと御手洗潔絡みから、牛越さんやタックや中村さんの人脈を得、『死者が飲む水』や『嘘でもいいから殺人事件』『火刑都市』などのネタ元を拾いあげ、また御手洗潔とのホームズネタから『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』のインスピレーションを得たのでしょう♫
2014-03-24 23:43:53ただ、『龍臥亭事件』のラストや『龍臥亭幻想』の石岡クンの反応の薄さから、御手洗ワールドではおそらく吉敷刑事が出てくる作品は『消える水晶特急』の一作のみが発表されているだけではないのだろうか、と推理できる。 北の夕鶴〜、奇想〜、も御手洗ワールドではあまり知られていない事件なのだろう
2014-03-24 23:44:26あっ、『夏、19歳の肖像』と『異邦の騎士』が要所要所で似ているのは、石岡クンが過去に書いた原稿を島田荘司が読んで、パクッたとも考えられるぞΣ(゚д゚lll) なんてこったい〜
2014-03-24 23:44:5080年代、コンビを組みつつ自作も発表していたときは、 石岡クン < 島田荘司 だったけど、コンビ解消後、吉敷シリーズが御手洗ワールドには無いわけだから、必然、 石岡クン ≫≫≫≫≫島田荘司 になってしまったんだろうねぇ〜(>人<;)
2014-03-24 23:45:4790年代に入って作品数が激減する御手洗ワールドの島田荘司。(吉敷シリーズが存在しないものね) それを見かねた石岡クンが、かっての盟友であり恩人でもある島田荘司に、海外を舞台にして、しかも現場に立ち会えず難解だった『アトポス』のネタを譲ってあげたのでは? とそんなイイ話
2014-03-24 23:46:32で、御手洗ワールドには、島田荘司著作の御手洗シリーズも登場するわけなのですね。『アトポス』や『さらば遠い輝き』の他に『ハリウッド・サーティフィケイト』『ブローフィッシュ教事件』(これはマンガ原作だが)『ネジ式ザゼツキー』あたりは島田荘司著作のシリーズ作品の可能性が高い。
2014-03-24 23:47:02しかし、『石岡先生の執筆メモから』によると『魔神の遊戯』はイギリスの作家の書いた著作を、下訳させ、それを石岡クンの文章修正で刊行するといった経緯での刊行なのね。 アレを(御手洗ワールドの)島田荘司に取材させ執筆させたら、どれだけの長さとブ厚さになったものかと考えると、少し残念だ。
2014-03-24 23:47:45あっ、御手洗潔からの繋がりで中村さんから元ネタを戴き、それを一連のパロサイで目をつけた「とある青年」に託し、書き上げたモノを自らの手で文章修正をした。 石岡和己=石岡クン+島田荘司説を考えると、そんな胸アツエピソードも考えられるぞぉ〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
2014-03-24 23:48:10というわけで、 『異邦の騎士』から推察する初期の石岡和己コンビ説からの 御手洗シリーズ複数作家説からの 及び御手洗ワールドでの島田荘司の立ち位置考察 でした〜♫ 長いかったよね〜。 ゴメンよね〜(>人<;)
2014-03-24 23:50:02おしまいです。 コレ、作成に二日かかったわ(>人<;) それでも論証不足のところがあるよなぁ〜(>人<;) で、次のレビューの『魔神の遊戯』も同規模のことを考えている(完全にネタバレです)ので、はてさて、
2014-03-24 23:52:20@bubumitsu 《QED‐馬車道の問題(御手洗潔入れ替わり論)》を読みました! すごい面白かったです。特に、お玉と毒きのこ(@ottama709)さんの「石岡和己=石岡和己+島田荘司」説にはすごい説得力があると思います。
2019-12-31 19:54:20@bubumitsu @ottama709 んで、お玉と毒きのこさんの説が正しいとすると、あと一つ説明が付く事がある、と私は思っています。それはなんだと思いますか?
2019-12-31 19:55:27@bubumitsu @ottama709 まあ、無意味にもったいぶるのは私の趣味ではないので、言っちゃいましょう。《斜め屋敷の犯罪》のことですよ!
2019-12-31 20:01:01@bubumitsu @ottama709 詳しく説明します。 お玉と毒きのこさんの説によれば、《石岡和己》の片割れである島田荘司は、いかにもそれらしい演出や、話を盛ることが大好きな人な訳ですよね?
2019-12-31 20:04:22@bubumitsu @ottama709 尚且つ、作中の《斜め屋敷の犯罪》及び《異邦の騎士》は、石岡と島田の合作だ、と彼(?)は主張していました。但し、いまは、《異邦の騎士》の事は忘れて、《斜め屋敷の犯罪》のみに話の論点を限定しましょう。
2019-12-31 20:09:57@bubumitsu @ottama709 《斜め屋敷の犯罪》で、私が印象に残っているのは、登場人物(特に女性)のセリフの言い回しがやたら芝居がかっていることです。それも、《斜め屋敷の犯罪》が石岡・島田の共著だと考えれば説明が付くのではないか?
2019-12-31 20:13:54@bubumitsu @ottama709 毒きのこ説によると、石岡島田コンビの作品は、プロットは石岡、文章は島田が作っていたとのこと。つまり、私が言いたいのはこういう事です。
2019-12-31 20:16:51@bubumitsu @ottama709 これにて、令和の石岡和己流《QED‐馬車道の問題(御手洗潔入れ替わり論)》は終わりです。 Q.E.D
2019-12-31 20:25:52