〈御手洗シリーズ〉のすべて

ねむるさかな(芹香)氏による、島田荘司作『御手洗潔』もの全作レビュー。異版における異同も丁寧に追い、公式のコミカライズ・同人アンソロジーなどもカバーしておられます。
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(1) 『占星術殺人事件』。記念すべき1作目。愛蔵版含めヴァリエーション様々。『全集』収録分を元にした改定完全版も数種出ていますが、個人的には「光文社文庫版」をお奨めします。表紙のデザイン的には白版かな。 pic.twitter.com/n9HgYGu9Y8

2015-02-05 10:05:01
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

これだけ出ていて中身が同じものがほとんどないというオソロシイ作品。 読み較べに関しては簡単にコチラで簡単にまとめています。bit.ly/1zSUAeX

2015-02-05 10:06:35
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(2) 『斜め屋敷の犯罪』。「探偵小説らしさ」でいうとシリーズトップか? 愛蔵版含めヴァリエーション様々。 講談社、光文社共に文庫版がおススメ。 違いについてはコチラでbit.ly/1Kte75k pic.twitter.com/Pji13GQCIE

2015-02-05 10:18:43
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(3) 『御手洗潔の挨拶』『御手洗潔のダンス』。この2冊だけでも読んで! な外れなしの短編集。ここから読み始めるのもOKで、そして戻って来られないかもしれない。 『挨拶』文庫は後書き違いで2パターンあります。 pic.twitter.com/e8X9KWBOUw

2015-02-05 10:27:39
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(4)『異邦の騎士』。本作は是非ともこの順番で読んで下さい。改定完全版も出ていますが、なんでここ変えちゃったんだという部分も多いので、個人手には無印の文庫版がお奨めです。でも改定版の後書きは読んで欲しい……。 pic.twitter.com/udBOMYttp3

2015-02-05 10:42:13
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(5)『暗闇坂の人喰いの木』。段々持つのが辛い厚さになってくるものの、読み始めるとラストまで。第2期長編群のトップを飾る本作は、松崎レオナ初登場作品でもあります。『斜め…』の次に読んでもいいかな。 pic.twitter.com/AQQFixhZ5m

2015-02-05 11:22:03
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

時々付箋が覗くのはご勘弁ください……(はがすとあとで大変なことに)(あっ普通に読めるように文庫は2冊買ってるの忘れてた)。

2015-02-05 11:30:06
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(6)『水晶のピラミッド』。内容的にはどんどん医療・科学方面にシフトしていくので、初期作からいきなり、あるいは本作から初期に飛ぶとギャップに驚くかもしれません。第2期からは刊行順に読むと、混乱せずにいいかも。 pic.twitter.com/oxep3mdJ6i

2015-02-05 12:01:17
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

因みに単行本の表紙はピラミッドの三角部分が切り取られて本体が見える仕掛けで、これは後年『上高地の切り裂きジャック』の単行本の表紙にも同様のデザインがあります。

2015-02-05 12:02:33
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(7)『眩暈』。これは”必ず”『占星術』の後に読んで下さい。一番きれいにまとまってるのは文庫版。でもラストが単行本と文庫で結構違って面白いので、図書館などで借りて読み較べるのをお奨めします。 pic.twitter.com/KrqN4hIvos

2015-02-05 12:17:41
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(8)『アトポス』。単行本は「煉瓦本」とも云われた厚さを誇ります。重たい。「石岡君が出て来ない!」と怒って壁に投げた読者がいるという逸話を持つ1作。御手洗さんは謎解き役で登場しますが、レオナさんメインの1作。 pic.twitter.com/dCl5qzBtqe

2015-02-05 12:23:00
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

ここで第2期長編は完結、〈御手洗シリーズ〉は少しお休みに入ります。

2015-02-05 12:25:40
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉紹介(9)『龍臥亭事件』。『アトポス』の不満に応えて書かれた石岡さんメインのお話。犬坊里美初登場。御手洗さんはここから日本を離れ、基本的に電報電話メールのみでの登場となります。 愛蔵版は、正直重くて持てません(笑)。 pic.twitter.com/PWkiDmtKEs

2015-02-05 12:42:14
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

※新書版の1ページ目には、作者の直筆による、(執筆中に死去した)「高木彬光氏へ」という一文があり、一時期ネットオークションで「作者直筆云々」という文言とともに高値で出品されたりしていましたが、直筆でも印刷ですのでご注意。

2015-02-05 12:47:15
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

『龍臥亭事件』の(本筋とは関係ないけれど)幾つかの仕掛けを愉しむためには作者のもうひとつの代表作〈吉敷シリーズ〉を読んでおくと楽しいよ! というお話でもあります。『龍臥亭』まで来たなら、そろそろ〈吉敷シリーズ〉を数作読んでみてもいいのでは。

2015-02-05 12:49:08
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

メモとして。〈御手洗シリーズ〉は『アトポス』と番外編的『龍臥亭事件』を以てひとつのタームを終えます。ざっくり云うと、ここまでが「探偵・御手洗」、ここからが「プロフェッサー・ミタライ」。 以降のお話は基本的に「既作在りき」で語られるので探偵御手洗を踏破しておいた方が判り易いです。

2015-02-05 13:08:08
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

あれれ、一番新しいのが抜けてました。『改定完全版』の文庫版。 pic.twitter.com/XwqagndzpA

2015-02-05 13:22:33
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

続いて〈御手洗シリーズ〉『御手洗潔のメロディ』……なのですがノベルスが見つからないので(どこいったんだろう……)ちょっと変わり種。 先日、新潮社文庫nexでリニューアルされた『ロシア幽霊軍艦事件』の中国版です。 pic.twitter.com/Qz3BknBqGo

2015-02-05 14:45:46
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉番外『ミタライ』以前の公式コミカライズ作品。御手洗潔の少年時代を描いたもので、作者が原作を手掛けています。「ブローフィッシュ教殺人事件」「マンモス館殺人事件(上・下)」。作画の源一さんは、現在PNを変えて活動中。 pic.twitter.com/aZAya4re0f

2015-02-05 16:29:46
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

「ブローフィッシュ教」については、「マンモス館」が出た時点で表紙デザインを統一させたヴァージョンも出ていたと思うのですが、私は買わなかったので旧版で。源さんは前者は源一、後者は源一実さんになってますね(いま気がついた)。

2015-02-05 16:31:54
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

〈御手洗シリーズ〉番外。当時御手洗ジャンルで活動していた同人作家有志を集めて作られた「作者”公認”」アンソロジー2冊と、初期から御手洗同人として活動する今井ゆきるの作品集成。 pic.twitter.com/4mVbZc2UeZ

2015-02-05 16:36:37
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芹香(ねむるさかな) @aquamensis

「ちっぱーみたらいくんR」とは何ぞや? と思われる方はこちらを。 90年代後半から2000年代に掛けて、こうしたプロアマ問わないアンソロがマンガ・小説両方のジャンルでこぞって出版され、当時の読者はけっこう困惑したものでした……。何でも楽しめる上級者向け。

2015-02-05 16:40:29
芹香(ねむるさかな) @aquamensis

この辺が判ってないと「何でアンソロ?」となると思うので、ちょっとだけ抜粋……。長いのは、『パロサイ』成立と合わせて本にまとめまたいなーという希望。 短編「さらば遠い輝き」「最後のディナー」「里美上京」は、これらアンソロが初出となります。

2015-02-05 16:58:57
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