坐摩神社・御井の神から蛇と鳥の祖を持つ王にまつわる話

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HUNTER's LOG @hunterslog

@eiko_rn あ、そういや『龍の柩』がそんなだったか。「牛→王権」はヨーロッパの神話学で一躍標準となりましたが、もとより「そう単純な話じゃねえだろう」となってきてますね。そこでは角は「力」ですが、今日の流れでも「知恵」と見るとまた変わってきますしね。

2010-07-14 22:14:30
en madoka @enmadoka

@hunterslog そうなのよおもわぬことで井戸端会議につながった!でもツツの再考によかったわ!    いただきーーー>賢者という意味…これが「聖」の字で、一般人の知りえないことを聞き(耳)、これを話してくれる(口)ことに長けた智者(王)であると良く言いますね。

2010-07-14 22:01:40
eiko @eiko_rn

牛も人とのかかわり合い方が違うと一概にくくれない気がするんですよね…水牛をトーテムにする理由ってなんだろうとか考えていたり。角…なのかなぁ RT @hunterslog @eiko_rn 牛は生き物として直結しませんが、それこそeiko_rnさんの大好きそうなミャオ族のドラゴン…

2010-07-14 21:59:26
eiko @eiko_rn

上のトーテムと下のトーテムの融合以前に近いものだったと…ネイティブアメリカンの神話は不勉強ですが、星に対する意識とかなかなか興味深いです。資料探して見ようかな…ご教示多謝です! RT @hunterslog @eiko_rn そもそもエジプトでハゲワシ(上エジプト)とコブラ(下…

2010-07-14 21:54:11
HUNTER's LOG @hunterslog

@eiko_rn 牛は生き物として直結しませんが、それこそeiko_rnさんの大好きそうなミャオ族のドラゴンボートなんかは蛇に水牛の角だったりします。http://bit.ly/dnl2wO

2010-07-14 21:52:50
eiko @eiko_rn

そういえば、龍のイラストでも耳(がありそうなところに)ヒレのような耳のような突起がついてますね…やっぱり耳があることに理由があるのか… @eiko_rn @kawairako @enmadoka @hunterslog

2010-07-14 21:50:34
HUNTER's LOG @hunterslog

@eiko_rn そもそもエジプトでハゲワシ(上エジプト)とコブラ(下エジプト)でウラエウス(ファラオの額にあるやつ)。「蛇に羽が生えたら鳥」と端的に言っているのがネイティブアメリカン。すでに旧石器時代からこの混交は発生していたかもしれません。

2010-07-14 21:49:40
eiko @eiko_rn

鳥+蛇の王と言うとケツァルコァトルとかも思い出されますね…敵対と婚姻が入り交じってる感じなので近親のトーテムだったのかしら。牛だけがどうにも異質… RT @hunterslog @eiko_rn おお!そもそもナーガ族との婚姻が王祖伝説として色濃いあちらにこれがあるんですよね。…

2010-07-14 21:43:44
HUNTER's LOG @hunterslog

@eiko_rn @kawairako @enmadoka あ、「ウナミミ(仮称)」の江戸時代の絵はこんな。http://bit.ly/9XjKC2

2010-07-14 21:42:27
HUNTER's LOG @hunterslog

@enmadoka >賢者という意味…これが「聖」の字で、一般人の知りえないことを聞き(耳)、これを話してくれる(口)ことに長けた智者(王)であると良く言いますね。

2010-07-14 21:36:48
HUNTER's LOG @hunterslog

@enmadoka わはははは!以前から力説の「井戸端会議の恐ろしさ」につながりましたね。なるほど「知恵」の象徴というのは当たりかもですね。広くはこれは「角」がそれを象徴するのですが、むしろ「耳」のほうが原型かも?

2010-07-14 21:34:34
en madoka @enmadoka

@hunterslog  古代人に ミミのつく名前があるが これも 知をしるひと 賢者という意味なんんちゃうかな?? 

2010-07-14 21:30:28
HUNTER's LOG @hunterslog

@eiko_rn おお!そもそもナーガ族との婚姻が王祖伝説として色濃いあちらにこれがあるんですよね。世界的にはこれがさらに竜蛇→牛のトーテム変遷などとしても見られ、いずれ王権の父系男権化と深い関係にあるだろうと見ています。

2010-07-14 21:27:33
en madoka @enmadoka

@hunterslog ウナミミ2 龍にミミがある 竜宮の亀もミミが つまり 水にかかわる筒状のものは知をもちすべてをしるものなり! その連想から 鰻にミミなのでは? 知恵もつ鰻さんなんでない? 鯉みたいに1000年たったら龍になるかも?

2010-07-14 21:27:22
en madoka @enmadoka

@hunterslog ウナミミとは?(笑) 井戸神は巳であり龍 井戸端会議とか命のなくなりかける身内を井戸口へ戻って来いと呼び返すなど 井は黄泉の国 大地の子宮につながる産道 水はいかなる場所にも遍満する すべての噂は水を介して世に広まる 水にかかわる筒は すべてが通過する

2010-07-14 21:23:37
HUNTER's LOG @hunterslog

@enmadoka この「上書き」は盛り上がってる四国にも大きく及びますよ。「武卵王(たけかいこのきみ)」はヤマトタケルの白鳥伝説が讃岐へ渡っている指標となるでしょう。元来海人族伝承の強い四国には蛇→鳥の変遷過程がたくさん見つかるかもしれません。

2010-07-14 21:23:36
eiko @eiko_rn

全く斜め方向から失礼します。鳥の王と言えば蛇系トーテムを駆逐して君臨したガルーダを想像します。光輝くとか赤とかで表されるので白鳥よりは『金鵄』かも知れませんが… RT @hunterslog さて、ニアピン。この話の重なるところがここしばらく@enmadokaさんとやり取りして…

2010-07-14 21:19:56
en madoka @enmadoka

@hunterslog こうきますか> 応神を産んだという「皇子生み石」の伝承があり、なまって「こふの石」(端折るが)、「こふ」は「こうのとり」の卵であると考えれられる。応神はコウノトリ、ないし「白い鳥」から生まれた卵生の王である、という鳥祖伝説を持つ王だった、と谷川健一氏は指摘

2010-07-14 21:16:16
HUNTER's LOG @hunterslog

では、その「鳥をトーテムとする誰か」とは誰なのか。それは多分応神期に大挙して渡来したという氏族のことである。この辺が日本古代史の最も難しいところへつながっていくように思う。

2010-07-14 21:12:57
HUNTER's LOG @hunterslog

さて、ニアピン。この話の重なるところがここしばらく@enmadokaさんとやり取りしていた「坐摩神社」なのである。井戸神-御井信仰という海人族の竜蛇信仰が色濃いように見えながら、神社の神紋が「鷺」なのだ。鳥をトーテムとする誰かが竜蛇信仰にオーバーラップした結果、と見ている。

2010-07-14 21:12:38
HUNTER's LOG @hunterslog

話戻って応神朝なのだけれど、この崇神/応神朝の切断面は、そのまま海人族系王朝の終了を示すともされる。おそらく、ここで蛇祖伝説から鳥祖伝説へシフトしているのだ。しかも急速に。ここが自然推移でなくて誰かのプロデュースがあったのでは?と思いたくなるところなのだ。

2010-07-14 21:12:19
HUNTER's LOG @hunterslog

安曇は長野に大きく入っているが、長野県安曇郡穂高町の「穂高神社」には穂高岳の蛇を奉納する神事があり、氏子には脇の下に鱗のあるものが生まれるという伝承がある。そもそもこの長野の安曇こそ、長野最大の竜伝説「小泉小太郎(泉小太郎)」の土地である。

2010-07-14 21:12:02
HUNTER's LOG @hunterslog

さらに海人族の中核とも言うべき安曇族にも同様の伝承がある。対馬「わたづみ神社」の祠官の安曇・長岡家には代々身体に鱗のある人間が生まれるという伝承がある。

2010-07-14 21:11:44
HUNTER's LOG @hunterslog

また、この「あかがり大太」は緒方氏の先祖ともされるが、往古の海人族で蛇の刺青を胸に入れたのが「ムナカタ」であり、尻に入れたのが「オガタ」であろうとする向きもある。緒方氏の末には「脇に鱗がある」などの逸話が散見される。

2010-07-14 21:11:32
HUNTER's LOG @hunterslog

一方、海人族系の貴人の誕生伝説には「蛇神の子孫」を思わせるものが多い。伊予水軍河野氏の祖は大蛇と人間の母との間に生まれ、顔に鱗のようなものがあったという。有名な平家物語の緒環にみる「あかがり大太」(全身のあかぎれが蛇の鱗のようだとされる)も大蛇が父である。

2010-07-14 21:11:17