hideoharadaさんの宮崎口蹄疫問題への私見(2010/07/13-14)

農水省の中の人hideoharadaさん(ただし防疫担当ではない)の宮崎口蹄疫問題への私見を勝手にまとめた。
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原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見13 ⑧~12のツイートは推測を交えたものであること重ねてお断りする。真意は県の事務方を非難するものではなく、今回の宮崎における種雄牛問題を宮崎牛作り復活の礎にして欲しいという願いと、国が歴史的遺伝子源的に貴重な種畜の取扱いを論議する一助になればと。

2010-07-14 21:22:06
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見12 まだ問題は解決されていないが、将来に目を向ければ、宮崎では、民間の方々も含めた新しい宮崎牛作り(国も改良センター所有の宮崎系統牛を県へ譲渡等の協力)、国は、知事が提案された今後の口蹄疫発生における種畜の取り扱いを等を真剣に議論する必要があろう。

2010-07-14 21:21:59
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見11 結果、⑤のように、民間牛は、県有牛と同等ではなく、ワクチン接種決定後の他の家畜と家畜防疫上、同等に扱わざるを得ないと思われる。しかし、今回、知事が提案された、県と民間が協力しあって、新しい宮崎牛を創造するという方針は、歴史的和解と言える。

2010-07-14 21:21:50
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見10 (全くの推測だけど)そういった経緯から、正直、県の事務方と民間牛飼育者の間は永年の確執があり、意思の疎通があったとは思いがたい。このため結果的に民間牛の取り扱いが、後出しになってしまったように思われる。

2010-07-14 21:21:43
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見⑨ たぶん、このため、県有牛を避難する決定をした5月上旬に民間種雄牛を同様に扱わなかったのだと思われる。これは私の推測だけど、知事はワクチン接種まで民間牛の存在を知らされてなかったのではないか。そのくらい種雄牛の取り扱いにおける県・民格差は大きい。

2010-07-14 21:21:37
原田 英男 @hideoharada

口蹄疫問題私見⑧質問が多い種雄牛について。 宮崎は県内で利用する肉用牛の精液は県有牛しか事実上認めていない。そういう中で民間種雄牛を作り続けてきた方の情熱と努力は並大抵のものではない。ただ、県の改良システムに組み込まれていないため後代検定を受けていないので能力は不明のよう。

2010-07-14 21:21:29
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見⑦ 県民の思いを背負った知事の言葉は重いと思う。また、口蹄疫の早期の清浄化、OIEステータスの回復を国家レベルで優先しなければならない国の責任も大きい。国と県は改めて、共に協議しつつ、解決に当たって行くことが大事だと思う。以上、批判は覚悟で。

2010-07-13 21:32:42
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見⑥ ただ、どの家畜も「私的財産」という点では、また愛情を込めて育てられてきたという点でも全て同等であり、その命を奪うことの重さは肝に命ずる必要があり、今後の法や指針の改善等により、よりよき口蹄疫対策を講じることで報いる必要。

2010-07-13 21:32:31
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見⑤ 民間種雄牛と県有種雄牛との取り扱いの差は、これらの遺伝的資源としての優劣ではなく、ワクチン接種決定以前と以後の処理の違いであり、民間種雄牛は、ワクチン接種以降の他の家畜と同等に扱わざるを得ない、ということになるのだろう。

2010-07-13 21:32:21
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見④ ワクチンベルト地域内の家畜がウイルスに暴露されていることを前提として居るので、この地域内の家畜はワクチン非接種でも患畜、疑似患畜、ワクチン接種家畜と同様、全てを殺処分の対象とすることで移動制限解除及び清浄国復帰の要件を満たすことが可能としている。

2010-07-13 21:32:15
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見③ 時間の経過とともに地域内のウイルス量が減るのは事実だろうが、現在のルールの下でこれを個別に認め始めたら、口蹄疫のような感染症の家畜防疫にならないのではないか。

2010-07-13 21:32:10
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見②従ってワクチンベルトのなかの家畜はワクチンを接種できない場合でも「感染していることを前提に」処分される。ワクチン接種はこの処分の時間稼ぎの為に行うと言える。換言すればワクチン接種を決めた時から、これらの家畜は殺処分せざるをえないもの、という整理。

2010-07-13 21:32:04
原田 英男 @hideoharada

宮崎口蹄疫問題私見①自分なりに頭の整理。まず、ワクチンの性格。これは緊張ワクチン接種のうち、Suppressive Vaccination に相当。「ウイルスに暴露されたことが疑われる動物を対象に行うので、家畜は感染していることを前提として扱われる」。2001年オランダも。

2010-07-13 21:31:56