【本棚にシュタイナー】おおかみこどもの粗と罪【自然農法】
@chronekotei なるほど。ひとによっては大問題となりうる素材を「これ置いとけばそれっぽいだろう」くらいの感覚で扱う大雑把さ・無神経さが問題だということ?
2012-08-14 10:47:45@chronekotei 医者ドラマ見てて、「そこそんなんじゃないだろ適当過ぎる!ヽ(#゚Д゚) ノ プンスコピ-!」みたいな。軽くてごめんなさい(^_^;)
2012-08-14 10:53:11@roz_mko プロフェッショナルの領域って、フィクションで描くときは大体嘘じゃないですか。でも、それ以外の人は別に不自然に思わないわけで、だから最低限社会に悪影響を与えるような描き方でなければ「物語の嘘」でいいのかな、と思います。
2012-08-14 10:54:22@roz_mko 先日「サマーウォーズ」の大家族の扱い方について、現実に大家族で暮らしている人たちが批判したことがあったでしょう。そう謂うふうに、無神経に描くと不快感を覚える人がいる題材の扱い方が雑と謂うか、何も考えていないんですね。
2012-08-14 10:53:11@chronekotei 映像作品やお話でも、そういう可能性は忘れちゃいけないということですね。…….あ、日常生活でもそうか。
2012-08-14 10:55:27@roz_mko それもありますし、そこで描かれた対象にとって不当に不利益になるような描き方はやっぱりダメなんですよ。たとえば、遺伝子組み換え作物を研究している人たちが悪の権化みたいな扱いになっているとか(爆)。
2012-08-14 10:58:03@roz_mko まあ、基本的にフィクションと謂うのは嘘を混ぜてもよいものではあります。ただし、その嘘の混ぜ方には見識が必要だし、責任が伴います。
2012-08-14 10:56:40@roz_mko ニシオカ先生や源氏星さんが語っておられたBJのロボトミーの件と謂うのはまた別なんですね。あれは知識が不正確であることで当事者を傷附けるだけではなく社会的な偏見を助長すると謂う悪影響があるわけで、それに対して手塚治虫が十分対応していなかったと謂うのが問題なわけで。
2012-08-14 10:55:56@chronekotei @roz_mko そうですね。障害者側が問題にしてたのは、ロボトミー自体よりも、障害は治さなければならないというようなセリフに対してだったと思うのです。無脳児がでてくる「その子を殺すな」も、誤解が生む偏見、手塚自身の代弁者たちの発するセリフの雑さの問題
2012-08-14 11:20:29@genjibosi @roz_mko それで医学知識に関する間違いだけに謝罪したのでは遺恨が残るでしょうね。それが手塚治虫個人の思想や信念であるならば、おそらく妥協出来ないでしょうし。
2012-08-14 11:30:09@genjibosi @roz_mko そうなるとしょうがないことではあるんですよね。そう謂う思想それ自体を批判すると謂うことはあり得るけど、間違いだから引っ込めろと言ってそのまま通ると謂うわけでもない。
2012-08-14 11:47:54@chronekotei @roz_mko 個人的には手塚氏の場合は実は「思想」とか「信念」というほどのものじゃなくって、医学博士でもある巨匠の作風である「思想、信念ぽいもの」に対してまともな批判をさせないやり方だったんじゃないかと思います。手塚漫画は好きですけど。
2012-08-14 12:56:24@chronekotei @roz_mko 最後まで描き続けることに拘っていましたから、駄作も多いし、若い作家に負けていることも分かっていましたしね。
2012-08-14 13:11:37@genjibosi @chronekotei @roz_mko 手塚と青い芝の会との事件は、実は双方すれ違っていて、それはそれで興味深いんだよね。運動障害に限定された脳性まひが、もし脳手術で治るならどうするのか?ってところが、一番悩ましいところなんだが。
2012-08-14 13:04:10@m_nicioka @chronekotei @roz_mko 手塚が障害者団体と揉めているのは「ある監督の記録」の件だけじゃなくて、植物人間とか無脳児とかを「まともに生きられないから死んだほうがいい」存在として表現していて、誤認も少なくないです
2012-08-14 13:15:18@genjibosi @m_nicioka @chronekotei @roz_mko そういう思想信念で描いているというより、あんまりよく考えてなかったんじゃないか?という疑惑が私にはあるんです。青い芝に対しても、ロボトミーについての認識誤りだけ謝罪しているし遺恨があるのかと
2012-08-14 13:22:31@m_nicioka @chronekotei @roz_mko うちのブラックジャックの秋田書店の単行本がありますが当初「ヒューマンコミック」じゃなく「恐怖コミック」だったんですよね。おどろおどろしい病気や奇形が出てきて恐ろしげな無免許医がもっともらしい手術をするお話という
2012-08-14 13:29:40プロフェッショナルな領域がフィクションで描かれると嘘が混ざるのは、あんまりリアルに描いても受け手に理解出来ないし、作劇の都合と謂うものがあるからだよね。だから、本職の人が見るとちょっともにょる場合が多いけど、それで不快を感じたり怒ったりするほどのことでもない。
2012-08-14 11:02:43でも、たとえば今の警察で暴力的な尋問を排除する努力が為されていると仮定した場合、フィクションの警察官が当たり前のように殴る蹴るで容疑者を締め上げているように描かれたら、現場の人は不快感を覚えるし抗議せざるを得なくなるだろう。
2012-08-14 11:03:45嘘を混ぜる混ぜ方に見識が必要なのは、そこの境界をキチンと見定める判断力が必要だからなんだよね。何でも「作り事だから煩瑣いこと言うな」が通じると謂うものじゃない。
2012-08-14 11:04:29この間の浅見光彦シリーズ「悪魔の種子」もTLで話題になったけど、現場の研究者が日常的にやっているようなことを「悪魔の所行」とか言っちゃうセンスって、やっぱり「取材してそれかよ」と言われても仕方がないな(笑)。あれは現場の人は怒っていいレベルじゃないかな。
2012-08-14 11:06:34