【早野龍五氏の貢献】②

宗教学者、島薗進氏による、この話題に関する連続ツイート第2弾です。
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島薗進 @Shimazono

1【早野龍五氏の貢献】②政府・福島県の、即ち放医研、福島医大が音頭をとるWBC調査は信頼性が薄いという事は7月5日の東大文多分野交流演習で早野氏の講義の際確認ずみ。どうしてか?私の資料調査では、原爆疫学以来の当事者疎外の放射線被曝調査・検査の歴史が神聖化されてきたことが一因。

2012-08-20 08:49:41
島薗進 @Shimazono

2【早野龍五氏の貢献】②坪倉医師や早野氏の奮闘で露呈したのは政府が用意していた体制がたいへん機能の悪いものだった事。それは首相官邸HPの以下の記事を見れば分かる。神谷研二氏「「緊急被ばく医療体制」福島総力戦記」(11年11/18)http://t.co/cmU5YZLk

2012-08-20 08:51:27
島薗進 @Shimazono

3【早野氏の貢献】②神谷氏「我が国では、平成11年に起きた東海村JCO臨界事故の痛ましい経験を契機に、原子力安全委員会・被ばく医療分科会が、緊急被ばく医療体制のあるべき姿を再検討しました。その結果、平成13年に「緊急被ばく医療のあり方について」 という報告書がまとめられました」。

2012-08-20 08:52:11
島薗進 @Shimazono

4【早野龍五氏の貢献】②神谷氏「そこでは、「いつでも、どこでも、誰でも最善の医療を受けられる」という救急医療の原則に則り、人命の尊厳を最優先する 「命の視点に立った対応」を理念とすることが、明確に宣言されました。そして、緊急被ばく医療体制は、異常事態の発生時に人の健康と命を守る」

2012-08-20 08:53:47
島薗進 @Shimazono

5【早野氏の貢献】②「「セーフティ ネット」であることが求められました」。セーフティネットあった?放医研WBC役だった?神谷氏「緊急被ばく医療体制の枠組みは、一般の救急医療に準じており、❶初期診療や救急診療を行う「初期被ばく医療機関」、❷専門的な診療を行う「二次被ばく医 療機関」

2012-08-20 08:54:15
島薗進 @Shimazono

6【早野氏の貢献】②「❸高度専門的な診療を行う「三次被ばく医療機関」から構成」されています。三次被ばく医療では、日本を東西の2ブロックに分け、東ブロックは放射 線医学総合研究所(放医研)、西ブロックは広島大学が、その役割を担っています」今回どう機能したか?放医研・広島大のかわりに

2012-08-20 08:54:40
島薗進 @Shimazono

7【早野龍五氏の貢献】②福島医大が中核機関になったらしい。神谷氏は言う「このような危機的状況の中で、前述の緊急被ばく医療"合同チーム"と福島県立医科大学(上記❷)は、福島県に協力して、被ばく医療対策本部として「緊急被ばく医療調整会議」を設立し、初期対応を行うこととなりました」

2012-08-20 08:55:19
島薗進 @Shimazono

8【早野龍五氏の貢献】②「こうして、東海村JCO臨界事故の経験から生まれた緊急被ばく医療体制は「今回の事故での想像以上の混乱と困難を何とか乗り切り、「異常事態の発生時に人の健康と命を守るセーフティネット」としての当初の役割を果たしました」神谷氏の認識と早野氏の認識はだいぶ違う?続

2012-08-20 08:57:34