私的メモ:土着霊の生態

あまり意味のないメモ
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惰常_Sirogmii @daseofficer

土着霊の生態と変化方法に関する研究

2012-08-29 13:02:21
惰常_Sirogmii @daseofficer

土着霊は土地の、正確には土地に住む人間たちの信仰心から生まれる。いろいろの信仰をまとめたもやもやの塊から、漏れ零れるように発生する。

2012-08-29 13:11:32
惰常_Sirogmii @daseofficer

そのため、かつては社閣仏寺、霊山、神域などといった周辺に多く生息していた。そういった場所を訪れるとなんとなく厳かな気分になるのは、神仏や土地そのものの霊威が50パーセント、土着霊たちの霊気に包まれるのが20パーセント原因だ。あとの30パーセントは人間の自己暗示である。

2012-08-29 13:27:05
惰常_Sirogmii @daseofficer

しかしながら、現代ではむしろ都市部に住む土着霊が、旧来の伝統的な生息地に住むそれを上回っている。人間の一般的信仰心が薄れゆく一方、都市には人間がたくさん集まっているのであり、そのなかには、幻想を抱いてくれる人々がやはり一定数居るのである。

2012-08-29 13:35:01
惰常_Sirogmii @daseofficer

土着霊は信仰から零れ生まれる。ゆえに、基本的に人間たちに影響されやすいし、他の強い霊力に左右されやすい。煽られやすく浮かれやすいタチなのである。様々な感情蠢く都市部に土着霊たちが増えるのもむべなるかな。

2012-08-29 13:41:41
惰常_Sirogmii @daseofficer

土着霊は形の曖昧な者が大半を占める。かろうじて輪郭が判別出来る程度だが、一部では実体を持って複雑な姿を獲得している者も居る。形としては球状のふわふわしたものが大半で、稀に人間含む動植物をかたどることもある。基本的に、形を持つ者の方が霊力が強く、形無き者の方が自由である。

2012-08-29 13:54:59
惰常_Sirogmii @daseofficer

以上、『土着神霊の自己研究』(秋芒出版) より抜粋。

2012-08-29 14:00:13