- haruna_tan
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@nabepig @masonne145 ね!ヤバいですよね! 独を守り続けるのに理解されなくてそれどころか憎まれさえして…!
2010-07-21 21:28:27買い物帰りの独が持ってたヴルストとクーヘンを普がかっぱらってもぐもぐしちゃうんだけど、その一ヶ月後くらいに独の兄さんのお葬式があってあの日のヴルストとクーヘンは兄さんのほとんど最後のお願いだったことを知るの。独はすっかり落ち込んでて、すごい後悔する普。
2010-07-21 21:37:25で、傷心の独をちょっとでも慰められればと思って神様にお祈りして、普は人間に化けるちからを授けてもらう。まあ一日の半分くらいしか化けてられないんだけど、その力で兄さんに化けて独と一緒に暮らし始めるわけだ。狐に戻る一日の半分では栗探ししたりイチゴとってきたりして贈り物もして。
2010-07-21 21:41:58一年くらい経って「実は兄さんが好きだったんだ」なんて告白されて、兄さんには悪いけどこのまま二人で生きていく方がお互いに幸せかもしれない、なんて思い始める普。そんでまあ結局結ばれて穏やかで幸せな日々を過ごすわけです。
2010-07-21 21:47:08ところがある日狐のつとめ(?)を果たすのに出かける普を、独が興味本位でこっそり追いかけちゃうの。そうしたら狐に戻った普がいて、「本当は兄さんが戻ってきたんじゃなくてあの狐が俺をからかっていただけだったんだ」と怒りに震える独。
2010-07-21 21:49:55家に帰ってしっかり銃を用意して悪狐が帰ってくるのを待ってると、玄関の方で物音がする。そっと足を向けると憎たらしい銀色の尻尾がひろひろしてて、考える間もなく独は普を撃っちゃうの。でも血を流して倒れた普の向こうにはキジとかきのことか果物とかいっぱいあって、それで独は過ちに気付く。
2010-07-21 21:54:19もし見つけた時普が人間に化けてたら独はたぶん一瞬撃てなくて、話をする方を選んだと思う。普と一緒にいれて本当に幸せだった毎日を思い返す暇があれば違う結末だった、そういう話な気がする。
2010-07-21 22:01:44もちろんここで神様が登場してもいいんだけど、それはなんか違うのよ……悲恋は悲恋のまま終わらなければならない時がある。
2010-07-21 22:09:40狐普の上に人間に化けた兄さんの影がゆらめくごんぎつねなラストを誰か描いてくれたら狂喜する。独は狐普にすがって泣いてて、その頭を人間の姿の普がすごくやさしい笑みで撫でてるの。
2010-07-21 22:23:44さっきの悲劇をなんとか救いたいと考えたけれど神様が遣わした何も知らないまっさらな三人目の兄さんと、恐怖と罪悪で信頼関係すら築けなくなった独の、長いすれ違いと葛藤の物語にしかならなかった。
2010-07-21 22:26:20