20120901 ジェフリー・パターソン医師の講演を聞いて

まとめました。
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Mayumi Arimura @arimumay

9月1日に博多でジェフリー・パターソン医師の講演を聞きました。彼は、社会的責任を果たす医師団の元代表で、チェルノブイリ事故後、モスクワで被害患者の診察なども行い、核実験の影響の研究もしたという。「まずここをはっきりさせなければいけない。安全な放射線量は存在しない」(つづく①)

2012-09-07 00:42:10
Mayumi Arimura @arimumay

パターソン医師は「核兵器と原子力発電は同じものだ」とも言った。「核兵器と核発電は同じものだ」と言えれば、もっと日本のみんなも危機感を抱くのかなあ、と「ニュークリアー」と繰り返される音を聞きながら思った。鹿児島の小さな郵便局で見た、東京では見たことのないポスターを思い出した。(②)

2012-09-07 00:43:20
Mayumi Arimura @arimumay

そのポスターには、こう書いてあった。「あなたはどう考えますか?『電気の廃棄物』問題」「電気の」と、周到に言葉がすり替えられている。「核の廃棄物」ですよ、とお爺ちゃん、お婆ちゃんに説明していかないと、学校教育で好ましい発電かのように教え込まれる小学生にも説明しないと。。。③

2012-09-07 00:45:20
Mayumi Arimura @arimumay

『電気の』廃棄物問題と書く広告主はNUMO。「もう目をそらす訳にはいかない現実があります」とあって、淡々と意識の奥底に訴えようと言うおさえたトーンの色味を背景にしたポスター。裏は田圃の郵便局の、1台きりのATM待ち時間にぼんやり見入ってしまう壁に、その大きなポスターは、あった。④

2012-09-07 00:47:40
Mayumi Arimura @arimumay

私がそのポスターを見たのは、去年の春ごろ。郵便局の窓口の人に「あのポスターはいつごろから掲示していますか?他の広告主掲示も定期的にあるのですか?どうやってあの枠を応募していますか?それともNUMO専用ですか?」と思わずあれこれ聞いた。郵便局員は「上から来たもので」と答えたきり。⑤

2012-09-07 00:48:55
Mayumi Arimura @arimumay

次にその郵便局へ行ったときには、そのポスターは撤去されていて、それから二度とそこに掲示されることはありませんでした。それにしても、どうして岩盤とかコンクリートやガラスで囲うという言葉に簡単に「それだったら大丈夫」って未だに思えるというんでしょう。薩摩川内の処分場も、南大隅の件も。

2012-09-07 00:52:09
Mayumi Arimura @arimumay

堤防やらコンクリートの建物がずたずたになった姿を、私たちはこれほど見てきたのに。

2012-09-07 00:52:57
Mayumi Arimura @arimumay

みんなみんな、おんなじことの繰り返しなのに。言葉の言い換えや語尾のうやむや化に騙されるのも、「50センチの厚さのコンクリート・5重シート、最新式・・・」等どれもこれも同じことなのに、なぜ全幅の信頼を寄せてしまうの?と思いながら、あれこれ思ってます。

2012-09-07 00:54:39
Mayumi Arimura @arimumay

パターソン医師講演を聞いたメモに「フクシマはゆっくりとした核戦争」とあった。「こんなところに赤ちゃん」と言うシリアの映像を見た時、日本にも目に見えない弾丸が飛び回っているんだろう、目に見えないし聞こえないだけ、日本の外からはそう見えているんだろう、と感じていたのを思いだした。

2012-09-07 01:13:57
Mayumi Arimura @arimumay

講演でパターソン医師に、日本での除染についての見解を質問した人がいた。医師は慎重に言葉を選ぶようにして「(除染は)歴史的には失敗してきた」「Terrible Experiment」と答えていた。「ひどい実験」 短い言葉が弾丸のようだった。

2012-09-07 01:27:08