- natamamenoki
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逆に、誌面での初見で、このくらいのできならまあまあかなと思ったものは、数年後には見るに堪えないと(作者には)思える出来だったりします。難しいものです。
2010-05-29 15:07:58自作を誌面で初見の時に、これはひどい・こんなはずじゃなかったと思うものは、描く前に思い描いていた完成型(理想像)が、実際に完成した原稿よりもだいぶ高かったということなのだと思います。
2010-05-29 15:11:15@natuiori もちろん人によって感じ方に違いはあるでしょうけど、現時点の自作に満足しちゃったら、もうそれ以上の成長は無いんじゃないかと俺は思います。
2010-05-29 17:16:03@TAKE1127 昔の自分の方が発想が自由だったというのは確かにあります。経験を積むことで発想の自由度が失われることは避けられないけど、経験を積まなければ得られない発想というものもあるわけで。俺らはいつでもそのせめぎ合いですね。
2010-05-29 17:21:28というわけで7月と8月は基本的に休日無しと決定。でも仕事で忙しいのなら全くもって喜ばしいことなのだ。これは皮肉でもやせ我慢でもなく本当に。
2010-07-18 00:03:39本に載るかどうか=原稿料が出るかどうかもわからないネームを延々とやってた時期がある漫画家ならわかるでしょう、この気持ち。
2010-07-18 00:05:40ちなみに俺のキャリアで、結局モノにならなかったネームを一番描かされたのがコミックバンチ。もう時効(休刊だし)だから言うけど。
2010-07-18 00:10:01コロコロをやめてから声かけられて、担当編集者とああでもないこうでもないと、たぶん累計5〜600ページネーム直して、結局編集長判断で全没。もちろん一文にもならなかった。
2010-07-18 00:15:32ただ、ネームを練ってる段階では、編集者は給料もらえるんだろうけど漫画家は全くの無収入。そこのところはお互い気をつけないといけない。良くも悪くも。
2010-07-18 00:24:19練る前に軽い気持ちで書いたツイートがえらい反響を。自分的にはネーム出し→没→結果タダ働き、ってのは、別に当たり前のことなんですけど。もちろん嬉しいことではないけど、それコミで漫画家の仕事という認識。
2010-07-18 12:42:35編集者の立場からすると、本に載せる気になるネームを描いてこない漫画家の方が悪い、という理屈で、そしてそれは正しい。苦労したからとか仲良しだからとかの温情で漫画を載せるようになったらその雑誌はもう終わりです。
2010-07-18 13:04:18だから俺もバンチに没られたこと自体は恨んでない。結局は自分の力不足だから。あそこの問題は体勢が完全にワンマンで、最終的に載せる載せないの判断はそのワンマンが全部を下すことだった。
2010-07-18 13:30:15もちろん、一人の人間が雑誌の意志を統括すること自体は悪くない。でも一人の人間が雑誌全部を作ることなど物理的に不可能。その結果、俺の提出したネームは返事を一ヶ月待たされたあげく、全没。もちろん待ってる間も漫画家は無収入。
2010-07-18 13:34:25一人で全部やりたいのは個人の自由だけど、巻き込まれる方はたまらん。雑誌を運営するのなら、自分でやりきれない部分の権限を他の部員に委譲すべき。それができない編集部なんだなと判断して、結果俺は読み切りの一本も載ることなくバンチを離れたわけです。
2010-07-18 13:41:16@ueyamamichiro 一年間ネームを練った挙句「変身ものはウチじゃやっぱ無理」とのたまった編集者がいました、さすがにそういう根本的なことは最初に言えと。
2010-07-18 14:05:11@TAKE1127 俺も似た経験を複数回ありますが(笑?)。最初に言っといてくれればこっちだってやりようはあったさ、って話ですね。
2010-07-18 14:12:53@ueyamamichiro まったくです!俺が今までに合った中でも最大級の駄目編集でした(苦笑)
2010-07-18 14:16:27長年この業界にいると、一緒に仕事をすべき人とそうでない人の違いはさすがに分かってきます。一緒にやるべき人とは、まずやる気がある人、そしてその能力がある人。仕事をすべきでないのはその両方がない人。わかりやすいね。
2010-07-18 14:22:53じゃあ、やる気と能力の有無をどう見分けるか。俺が現在一番重視するのは「速い」か「遅い」か。やる気のある人はなににつけても行動が速い。そして、能力のある人も当然速い。
2010-07-18 14:25:07「遅い」人はたいてい、やる気か能力・あるいは両方が足りない人。中には、じっくり慎重に事に当たるから結果的に遅く見える、というケースもなくはないけど、作家ならそれで良くても編集者はそれじゃあ困る。
2010-07-18 14:28:59編集者は作品の中身だけじゃなくてそれを取り巻く周辺を含めて調整するのが仕事。そういう仕事は時間をかけて完璧を目指すより、70点でもまず回答しちゃうというスピードが求められるものだ。
2010-07-18 14:34:36