【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で初めてがんの診断】

宗教学者 島薗進氏の連続ツイートです。 今回、原発事故との関連性を否定した長瀧氏は、チェルノブイリ事故後の甲状腺癌についても「10年以上過ぎてから発症すると思ったら、5年後に目立ち始めた」と、見当違いの見立てをしてました。
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島薗進 @Shimazono

1【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で初めてがんの診断】「長瀧重信氏は「福島第一原発の事故では…子どもの被ばく線量はチェルノ…の10分の1以下とみられる。今回見つかったがんが原発事故の影響による可能性は極めて低い…」と述べた」 http://t.co/x2VlbHPU 

2012-09-12 09:02:45
島薗進 @Shimazono

2【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で初めてがんの診断】長瀧氏はチェルノブイリでも甲状腺が出るとしても10年先だと思っていたら90年にはとても無視できない数になっていて驚いたと述べているhttp://t.co/vAtjH8gn p14。事故の影響でないとの示唆は何が根拠?

2012-09-12 09:03:42
島薗進 @Shimazono

3【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で…がん…】長瀧氏は『原子力災害に学ぶ―放射線の健康影響とその対策』(2012)に甲状腺がんについてのいくつかのデータを掲載している。87,88年の段階で全甲状腺がんの数では目立たないが、子どもの甲状腺がんの数は増えている。p56,60

2012-09-12 09:04:51
島薗進 @Shimazono

4【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で…がん…】「今回見つかったがんが原発事故の影響による可能性は極めて低い」というのは科学的な知見か?長瀧氏はチェルノブイリでも使命観をもって「不安をなくす」ことを目標にし科学的調査が進む前から「放射能の健康影響は小さい」と言い続けてきた。

2012-09-12 09:06:17
島薗進 @Shimazono

5【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で初めてがんの診断】長瀧氏のリスコミ観についてはブログ「放射線のリスク・コミュニケーションと合意形成はなぜうまくいかないのか?(6)「不安をなくす」ことこそ長崎の医学者の任務という信念」 http://t.co/inm12Vxq 乞参照。

2012-09-12 09:07:37
島薗進 @Shimazono

6【NHKニュース9/11子ども甲状腺検査で初めてがんの診断】この方針はまた旧ソ連の放射線影響学・核医学の大御所イリーンの方針でもあった。イリーン及び協力関係の重松、長滝両氏は調査が始まる前から「不安をなくす」という方針を固めていたhttp://t.co/DE6cISRQ (終)

2012-09-12 09:08:20