まろ博士の勉強方法

参考にしよう
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まろ @maropu1987

ご要望があったので、私が司法試験に向けてどんな感じに勉強していたのか、簡単に書いていこうかと思います。

2012-09-14 00:50:12
まろ @maropu1987

まず、私は既修者で、ある程度の法律知識はあったので、インプットとアウトプットを明確に分けず、アウトプットしながら弱点を補強していくというスタンスを終始貫いて勉強していました。また経験的に、単純に教科書を眺めるよりは、問題を解きながら知識を増やすほうが頭に残りやすかったですね。

2012-09-14 00:53:00
まろ @maropu1987

主に使っていた教材は、論文は辰巳の分析本・判例百選・学者の先生が書かれた演習書、短答は肢別本です。あれこれと教材を買うというよりは、お気に入りの教材を何度も繰り返していました。

2012-09-14 00:56:11
まろ @maropu1987

過去問は、まずは一から答案構成→出題趣旨&採点実感→再現答案の順序で検討しました。最初は本当にボロボロで不合格を確信しましたね(笑)もともと文章の書き方的なものはある程度心得ていたので、実際に答案を書きまくったのは試験1ヶ月前だけです。

2012-09-14 01:00:25
まろ @maropu1987

過去問を検討して学んだことは、(よく言われるように)抽象論で空中戦に終始する答案は没。やはり問題文の事実にこだわって、妥当な評価を加えて論理を展開する答案は点数がいいということ。「事実にこだわる」を理想的な答案と定め、そのために何をすべきかを考えるようにしました。

2012-09-14 01:04:38
まろ @maropu1987

「事実にこだわる」ために何をするか。まずは徹底的に事案にこだわって判例を読みました。一つひとつの細かい事実が判例の結論にどう影響しているのかをとことん考えることで、問題文の事実をみれば出題者がどんなことを書かせたいのか、だんだん分かるようになってきました。

2012-09-14 01:10:54
まろ @maropu1987

それと、判例百選を使って演習もしていました。どういうことかというと、各事件のお題を隠し、事案の概要を読んで自分で答案構成。これを判旨を読む前に必ず行います。素材はほとんどが基本判例ということもあり、これでけっこう力がついた気がします。

2012-09-14 01:13:38
まろ @maropu1987

基本的に過去問と百選を繰り返していたのですが、本番では未知の問題が出るので、知らない問題を解くということも意識的に行いました。そのために利用したのが学者の先生が書かれた演習書です。できるかぎり複雑な事例を解かせるような演習書を選ぶようにしました。

2012-09-14 01:21:24
まろ @maropu1987

演習書ですが、憲法は急所を2回ほど回しただけです。憲法は最後まで苦手でしたので大したことは言えません。。今年、人権論の深い話みたいな問題が出たらやばかったかもしれません。(政教分離でよかった)

2012-09-14 01:26:23
まろ @maropu1987

行政法は事例研究。これは鉄板ですかね。これがあったから行政法嫌いの私が行政法好きになれました。全科目中で一番実力をつけてくれた演習書だったかもしれません。解説のある問題はすべてやりました。

2012-09-14 01:29:45
まろ @maropu1987

民法は「民法総合事例演習」をやりました。これも非常に良い。要件事実の理解がぐんぐん進むのを感じました。事例がかなり複雑で難しいですが、これを何とかこなしたから本試験で事案をすっと頭に入れることができたのだと思います。岡口Jの要件事実MLも併用していました。

2012-09-14 01:34:47
hide氏 @hidedemon

@maropu1987 民法総合事例演習は解答や解説がないのでいまいちとっつきづらいんですよねー・・・

2012-09-14 01:36:09
まろ @maropu1987

会社法は「会社法事例演習教材」の第1部のみ。これは基礎的な問題が多いですが、どの問題も押さえておきたい重要事項が扱われており、会社法百選・江頭との往復でかなり力がついたように思います。第2部はたぶんどうでもいいです。

2012-09-14 01:38:21
まろ @maropu1987

ちなみに、商法総則・商行為は特に演習書は使っていませんが、百選の判例は重要そうなものをピックアップしてしっかりやりました。手形・小切手は直前にローのノートをちょこっと見直しただけでほとんど無視。

2012-09-14 01:41:06
まろ @maropu1987

民訴は、遠藤先生の事例演習をやりましたが、若干物足りなさを感じ、ロープラクティスにも手を出しました。ロープラの解説は重点講義ベースなのでかなり役立ちました。というか、ロープラで扱われていた問題意識が本試験でも出ましたw個人的にはロープラを推しておきます。

2012-09-14 01:44:48
まろ @maropu1987

刑法は「刑法事例演習教材」です。これも本試験に則したような問題が多く、解説も十二分でした。なお、刑法だけは、判例百選ではなく前田250を使っていました。試験対策という点では、前田250のほうが実践的だと思ったので。

2012-09-14 01:49:30
まろ @maropu1987

刑訴は古江先生の「事例演習」を使いました。刑訴の理論的な考え方がコンパクトに解説されている点はよかったです。ただ、解説が事案分析よりも理論に偏っているのは否めませんでした。そこは過去問の検討や百選で補いました。

2012-09-14 01:53:31
まろ @maropu1987

最後に、選択科目は倒産法だったのですが、演習書は「倒産法演習ノート」を使いました。これもかなり良かったです。事案が複雑で難しい問題もたくさんありましたが、これを何度か回しただけで本試験の問題はまったく恐くなくなりました。

2012-09-14 01:55:35
まろ @maropu1987

グダグダになりましたが、直前期はとにかく時間がないので、早めに自分に合った教材と出会うことが大事になるかと思います。とりあえず一連のツイートは以上です。

2012-09-14 01:59:58
まろ @maropu1987

グダグダになりましたが、直前期はとにかく時間がないので、早めに自分に合った教材と出会うことが大事になるかと思います。とりあえず一連のツイートは以上です。

2012-09-14 01:59:58