20120912京都 条例づくり検討会議
<検討会議13>当局からの事例説明などおわり、これに対する意見を。肢体障害当事者Y委員から医療に関しては昔から体験上偏見がある、医師からの暴言的な発言、自分の体重を測ったことがない大きな施設にはあるだろうけどなどご自身の体験からの医療分野について不親切な部分を例をあげて発言中。
2012-09-12 16:03:27やぶきさん(JCIL)登場。「医療」とのつきあいは長く、恨みつらみもひっくるめて様々な感情がある、と前置きしてから具体例を。「何歳までしか生きられない」という医者。障害者を知らない医療者。自分は体重測定や視力検査もまともに受けたことがない…。
2012-09-12 16:13:28(やぶきさんに「委員」つけ忘れた。検討委員は33人。京都府障害支援課のサイトで公表されています。)
2012-09-12 16:23:28<検討会議14>視覚障害当事者のT委員から障害者にはとって医療は欠かせなし分野。保健、医療、リハビリに。レントゲン写真の説明がないことをよく聞く、①手帳交付時にしっかり制度情報を伝えて欲しい社会参加への第1歩。②視覚障害の圏域毎の支援センターなど充実を。
2012-09-12 16:09:13続いて視覚障害協会の田尻委員から、受ける医療保健がブツギリにされてる問題。視覚障害女性が妊娠出産で医者から嫌な思いをさせられること多い。/今は精神の当事者委員、家族会から。夜間医療や相談の充実、保護者義務(?)のことなど。
2012-09-12 16:16:37<検討会議15>精神障害当事者のH委員から、精神障害者の夜間緊急入院の保障を。聴覚障害当事者のU委員から人工内耳の問題について、社会モデルでなく医療モデル、自己決定できない乳幼児に手術は人権を侵害しているんではないか選択肢をつくってほしい人工内耳、補聴器、手話など
2012-09-12 16:13:29<検討会議16>精神障害家族会N委員 精神科の夜間緊急入院の保障を。①精神科のない総合病院入院希望できない、精神科以外の治療を断られた、まさに差別ではないか。②保護者義務精神の家族だけに義務付けられている、なぜ精神障害者だけなのか③教育的課題について触れられていない④家族支援に
2012-09-12 16:24:51<検討会議17>医師会B委員から、先ほどのY委員の医師発言はまさにドクハラ。医師・看護師なども含め障害者に対する理解啓発が必要になっている。精神障害などの入院、診察を断ったは医師の専門制化もすすんでいることも影響しているかも。行政分野からC委員正しい知識理解を定着させていければ。
2012-09-12 16:31:00医師会の上原委員、「様々な事例、~委員の話、まさにドクハラ(ドクターハラスメント)。患者さんが不愉快に感じることはドクハラです。医者から受付に至るまで、障害の人に対する理解が、おしなべて低い。精神科救急も問題」
2012-09-12 16:27:16自治体の委員が発言ちう。「正しい知識がないために起こっている事例が多いと思いました。」…ううむ。府の資料もそうだけど、社会モデル認識への転換(社会モデルという言葉を使わなくても)が入ってないな~と思う。障害の正しい知識ってなんだべ。
2012-09-12 16:34:03<検討会議18>時間がきたので終了、その前にY委員から、2時間ではなくもうすこし時間延長など意見論議などができないだろうかと提案、K委員からもこの検討会の名称について違和感があるので論議してほしいと。委員長:今の2つ提案は検討したい。D委員からすぐにでも解決できる事例もあるんでは
2012-09-12 16:35:21【終了後の感想】
今日の会議では、女性当事者としてあとから委員に追加された村田さんが、しっかり女性障害者のことを発言してくれはってよかった。あとで田尻さんが、視覚障害女性の関連する事例を述べてくれはったし。じわじわと、この主題は大事だぞーーーと認識してもらえたら。
2012-09-12 17:28:51きょう午後の条例づくり検討会議のときの、関委員(知的障害当事者として公募で採用された委員)の意見書、かなりの力作。一部を紹介しておこうと思う。(なお、意見書、議事録とも、いずれ京都府webサイトに公開される予定。)
2012-09-12 20:15:56意見書では、本人の意思に反して強制的に施設入所させられた(まだ二カ月もたっていない)最近の事例の紹介のあと、権利条約の「どこで誰と生活するかを選ぶ権利」「地域社会での生活の支援、孤立・隔離を防止するために必要な在宅サービス、居住サービス等を利用する権利」があるということを紹介。→
2012-09-12 20:19:01(続)続いて「しかし、実際には、知的障害をもつ仲間がこの権利を主張することは、とても難しい」。理由その1:地域で暮らしたいという自分の意思を表明することじたいが難しい場合が多い。「本人のため」などといって、本人の「意志」が親、親戚、施設職員、行政担当者によってゆがめられたり、→
2012-09-12 20:22:02(続2)おさえつけられたり、見えなくされることが平気で行われ、それが人権侵害だと考えない人がまだまだ多いから。こういう不利益取扱いを防ぐためには、「本人の本当の気持ちや意志を、障害者の地域生活に理解があり、障害者の人権侵害に対して敏感な第三者が確かめるしくみ」が必要。そのしくみ→
2012-09-12 20:24:21(続3)を条例の中に作ってほしい。理由その2:本人が「地域で暮らしたい」と考えているのに、家族・親戚や福祉担当者が「施設で暮らしたほうがよい」と考えたら、結局本人の意思が無視されることが圧倒的に多いから。家族等は「本人の幸せを望んでいるはず」だからその判断は正しい、という考え→
2012-09-12 20:26:27(続4)はおかしいと思う。実際には本人が在宅で暮らす場合は、家族等はさまざまな場面で支援や後見を求められる可能性があるので、施設にはいってもらったほうが楽でよいと考える可能性もある。行政担当者も、本人の意思や幸せのためではなく、少しでも自分の業務を手早くかたづけたいために→
2012-09-12 20:28:15(続5)施設入所の判断をすることもあるだろう。だから、もし本人が地域での生活を望むのに、家族や行政担当者が「施設入所が適当」と判断する場合は、障害者の地域生活に理解があり障害者の人権侵害に対して敏感な第三者の機関が、家族や行政担当者の判断が本当にやむをえないものあるのか、→
2012-09-12 20:29:57(続6)現在あるさまざまな資源を活用することで地域での生活をなりたたせることが本当に不可能かどうかを調査し、判定することを義務づける必要があると思う。このようなしくみがなければ、知的障害をもつ人の人権も、居住地を選ぶ自由も、絵にかいたもちになってしまう。このようなしくみを必ず→
2012-09-12 20:31:28(続7)条例の中でつくってほしい。そして、Y君(*強制施設入所させられた人)が地域で暮らしていく権利もなんとか守ってほしいと思う。(以上) ・・・意見書の文体そのままではありません。
2012-09-12 20:32:36↓踏み込んで書かれた意見書と思う。府の担当者はまじめに業務にあたってるようだけど、個々の例を条例に反映させるかことに慎重で、「こっちは福祉関係の会議に出せばいい」「これは啓発で」等と線引しているように思えた。確かに難しいところはあるだろうけど、ことの重大性をわかってほしいっす。
2012-09-12 20:38:46差別事例を毎日、何百も読んでいたら、一つの事例が(もしかしたらだけど)軽くおもえてしまうかもしれない。でも、権利条約19条「地域生活の権利」を奪われるということは、他のさまざまな権利も奪われるということだ。それがわかっているだろうか?
2012-09-12 20:43:38